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「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。

『「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう』と言うタイトルの本をkindleで読み始めました。
この本は、鉄人社が発行する、月刊誌「裏モノJAPAN」の不定期連載の「タイムマシンに乗って若かりし自分に教えてやりたい 人生の真実とは?」からの珠玉の人生訓をまとめた第二弾となっています。
その取材方法が、新宿、赤羽、新橋などの都内の立ち飲み屋、大阪、名古屋の大衆酒場などで、居合わせたオッサン客に長い人生で知り得た人生訓を尋ね回ると言うものです。
ちなみに、第1弾は「他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」(2021年12月発行)となります。

さて、あまり本の内容をお伝えしてしまうのは宜しくないので、タイトルにもなっているオハナシ:
<あのとき、やれたのに、やらなかったのは、もったいないことをしたと、思い出して悔しい気持ちになるが、よくよく考えたら、そのときやれていないのは、自分が最適だと思った行動の結果であって、どう転んでもその行動に向かっていた。実際には、最初からやれるという選択肢がなかったのと同じ。それをさも、やれたのに、機会損失みたいに考えると後悔になるが、そもそも初めからチャンスがないとなれば、後悔につながらない。残念ながら、それが真実で、そう考えると悔しいという気持ちはなくなった。>
と言うものです。

これとは別に、<やってする後悔>と<やらなかった後悔>なら、<やって後悔>する方がいいという考え方も、よく見かけますね。

先の本に登場する方の考え方では、<やらなかった後悔>は、そもそも選択肢になかったので、後悔する事が間違いとなりますね。
これは真理なのかなぁともおもいます。

じゃ、<やって後悔>ですが、行動を起こした結果に対して後悔するというのは、本当に正しいことなのでしょうか?

よく、若いうちに起業経験をして、ダメなら労働者に戻り、捲土重来で再挑戦できる社会環境が必要などといいますが、本当に正しいことなのでしょうか?

この手の話しをすると、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどを引き合いにだし、若いうちしかチャレンジできないような事を言う方が少なからずいらっしゃいます。

こう言う事をおっしゃる方の中には、「オレもやりたかったが、出来なかったので、やらない後悔より、やって後悔の方がいい」などと、気軽におっしゃるのですが、先ほどの引き合いで申し訳ないですが、最初から選択肢になかったでしょ!と。

さらに言えば、自分は先の見えた年齢で、何の責任もない立場で若い方にアドバイスという名目で、自分の言葉に酔ってるだけじゃないのか?と思ったりします。

ワタシは、若い方と接することはほとんどないので、この様なアドバイスをする機会もありませんが、少なくとも若いから時間がある、何度でもチャレンジできるというのは、間違っていると思っています。

若く、残されている時間がたくさんあるから、決して間違ってはいけないと言う事です。起業だけでなく、就職、転職についても、しっかりと将来は、自身の能力などを見据えて、誤った方向には進まないことだと思っています。死ぬまでの長い時間を、間違った道を歩き続けるのはツライと思います。
これは、多くのヒトに当てはまる事だと思っています。

勿論、ジョブズやゲイツの様に、若い頃から起業したり、上場している若い起業家も、いまも日本にはたくさんいらっしゃいます。
そこに至るには、MLB大谷選手、藤井八冠ほどの才能と努力が必要と思っています。

そこまでの才能と努力ができないと、自身で少しでも感じているのであれば、慎重に歩を進めるべきだと思っています。

この本のなかにも「1年ぐらいは別人として生きられる」という話しも出てくるのですが、浪人生が受験までの1年間は人間関係をリセットして、死に物狂いで、ガリ勉して、志望校に合格できたと、ただ合格したらもとの自堕落に戻ったと言うものです。

そう、この別人としての1年間を、ず~っと継続できるのであれば、何やっても構わないのですが、チョッとでも自堕落が顔をのぞかせるかもと思ったら、何度も言って申し訳ないですが、慎重に進みましょう。

翻って、ワタシの様な還暦あたりのオッサンは、死ぬまでの時間的な先が見えています。
その意味では、オッサン達こそ、<やらなかった後悔>を晴らすべく、起業してもイイのではないかと思います。
あまり周りに迷惑を掛けられませんので、独りでできる起業をしてもイイのではと思います。起業にかかわらず、モノ書きでも、農業でも、チャンスは転がっている様な気がします。
ワタシも、芥川賞を目指して、、なんて笑

本日の1曲は、アイナ・ジ・エンドさん、「死にたい夜にかぎって」です。この曲は、同名のドラマのエンディング曲として、アイナ・ジ・エンドさんが書き下ろしています。
アイナ・ジ・エンドさんは、6月に解散したBiSHのメンバーでしたが、10月公開の映画「キリエのうた」に主演されていますし、主題歌も担当されています。
共演は、松村北斗さん、黒木華さん、広瀬すずさんなど豪華メンバーとなっています。
ただいま、絶賛公開中です。後悔だけに。。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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