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人にはレベルが存在している

人には、確実に、レベルというものが存在しています。

時の為政者、時代を代表する実業家、国民を元気にできるアーティスト

彼らは、なぜ多くの人を魅了し、動かすことができるのか?

そこには、彼らしか持っていないレベルが存在するからです。
そして、その世界に入るには、共通チケットとして、同じレベルである必要があります。

私がその事実になんとなく気づいたのは、大学生になってからでした。

大学生になり、人生初めてのアルバイトをしました。
そのときに、大学に行ける人は日本人の半数なのだと初めて知りました。

私は中高一貫の山手の女子校に通っていたので、みんな大学、そしてMarch以上に行くものだと思っていました(もちろん知識としては知っていましたが)

なぜなら私の母校は国公立大に2割、早慶に5割、Marchに3割、残りの2割は浪人して再受験するので、March以下の大学に行く女の子はいませんでした。
そして、アルバイトも禁止、部活動も大会には出れず、周辺には女子校しかないという隔絶された世界だったので、外の世界を知りませんでした。

今になって思えば、守られていたのだな、と分かるのですが。

世の中には大学に行けない人がいるのだということ、親の借金を返すために風俗で働く女の子もいるのだと、18歳になって始めて知りました。

そして決定的にレベルが違う世界があるのだと気づいたのが19才のときでした。
当時お付き合いしていた方は、非上場企業のオーナー社長で、その業界では天皇と呼ばれていた人だったのですが

食事はひとり7万円
滞在するホテルは帝国ホテル
飛行機で席を取るとき、なぜか空いていないはずの席があく
大臣を集めてパーティーをする
経○連の会長と友達
移動は運転手つきのベンツかタクシー
六本木を歩くとキャッチのお兄さんが道をあける

というような方でした。

今まで会ったこともないような人と会って、行ったこともないようなレストランに出入りをして、贅沢な体験をたくさんさせてもらいました。

同じ日本にいながら、彼の世界と私の見ていた世界は全く別のところにありました。
なぜなら、その世界の人は送迎付きの車で、レベルの高い人が定めた特定の場所に直接行くからです。

同時に思っていたことがあります。

高級レストランに行けるのは彼のお金であって私のお金ではない
名だたる富裕層と会えるのは彼の実績であって私の実績ではない
仕事の話をするときには黙っていなさいと言われる

きらきらした華やかな場所にいながら、私は透明人間で、何者でもありませんでした。

すごく悲しくて悔しくて、泣きたくなりました。

結局その彼とは3ヶ月で別れたのですが、決めたことがあります。

自分の力であの世界に行きたい
自分の目で彼が見ていた景色を見たい
今度彼らと会うときがあれば仕事の話をしたい
どうしたら日本を世界をよくできるのか、本気で話して本気で動きたい

ホームレスが高級ハンバーガーを食べたようなもので、もう一度味わいたいと思ったのです。

ある意味呪いです。
幸せになるのか、不幸になるかは分かりませんが、そこまで行かないと私の中で終わらないのです。

私は自分自身のレベルが最低だと自覚しています。
今の私がなにを話しても誰からも相手にされません。
だからこそ、実績を残したいし、死ぬまでレベルを高め続けたい。

どれだけ自分が成長したか
実績を残したのか
どれだけ周りに価値を与えられたか
抱擁し成長させることができたのか
どれだけ社会にインパクトを与えられたのか

私は歴史上の英雄に憧れます。
坂本龍馬や吉田松陰、高杉晋作。
女性でいえば則天武后、ジャンヌダルクやキュリー夫人、エカチェリーナ女王でしょうか。

どれだけ綺麗事を言っても歴史に名前が残るのは圧倒的に実績を残した人間だけです。

そうなれるように、自己否定し続け、今決めたことをやり抜こうと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

読んでいただけただけでも嬉しいですが、サポート頂けると泣けるほど嬉しいです。今後もっと執筆に時間をまわせます。ありがとうございます