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お金が欲しいなら死ぬほど稼いだらいいと思う、お金は要らないと分かるから

私、お金要らないです。

どうしてかと言うと、知っているからです。

五つ星のフレンチも銀座のお寿司も高級シティホテルの夜景も毎週行けば飽きます。
六本木のマンションも慣れます。
飲み屋で豪遊してちやほやされても所詮お金を払っているから相手してもらっていると分かってるので楽しくないです。
ルイヴィトンの鞄、可愛いし長く使えますけど

あーこんなもんかって。

手に入ってしまった時点でどうでもよくなります。
あんなに欲しくて憧れていたのに。

それに、いくら稼いでも上には上がいます。

100万円なんて小銭だろと言われます。
プライベートジェットを持ってる人も馬主の人もたくさんいます。
ミケランジェロの絵画が家にたくさんあるとか全世界に家が5個あって節税のために船で家を回っているだとか取引金額は1000億ドルだとかそういう人たちが世の中にはゴロゴロいるようで

彼らですら全然稼いでいないと言います。
ただレイヤーが違うから会わないだけ。

目次
■私がお金を稼いだ経緯
■お金を手に入れた先に見えたもの
■お金が欲しいと思うあなたへ

■私がお金を稼いだ経緯
私は大学1-2年生のとき学費と生活費を稼いでいました。

私立だったので高額で、国公立に入っておかなかったのという理論はありますがそれはさておき、そのときの私は親に頼りたくなくて稼いでいました。

初めはアルバイト、時給が低いのでとりあえず長時間働こうと思いました。大学の授業が夕方まであり、そこからバイト先に行って朝まで働いて、始発の山手線で寝て、授業でも寝てしまいました。

身体もしんどくて数回過呼吸で倒れたこともあります。
結果休学。大学1年の6月の時点で。早いですね。

それにアルバイトを始めたときに気づいたことがありました。

そのときの私は経営のけの字も知らななったし、経理の知識も全くなかったのですが、アルバイトの時給って低いと思ったんです。

私が一番初めに働いてたのは個人のラーメン屋で
お客さんが払うお金は一人当たり700円、1時間でお客さんが来る人数はだいたい20人
計算すると14000円、アルバイトは2人いて店長はたまに顔を出す程度
1時間でお店に入るお金だけでも14000円もあるのにアルバイトの私にはなぜ700円なんだろうと思っていたんです。

だから同じ時間を働いても自分が受け取れるお金は違うんだろうなとも思っていました。

また、そのとき東大の学生団体に所属していて、周りにアクセンチュア内定や外務省内定の先輩たちがいたので
大学を卒業しないとつけない職業があって、その会社で働くだけで年収1000万とか2000万の、つまり時給にしたらラーメン屋のアルバイトの倍がもらえるのはなんとなく認識していました。
(ちなみにこのときはカンボジアの子供たちの教育支援をしているNPOの経営コンサルをさせていただいてました)

3回目ぐらいでしょうか、過呼吸で倒れたときにもう体も心も限界で
どうしようもなくなったときにたまたま出会った人がFXのトレーダーでその人がFXの資金の元金を作ったやり方を教えてもらいました。

学生
お金なし
人脈なし
この状態でできる仕事

合コンビジネスやれば?と

初めは学生と学生のマッチングから始めたんですが3ヶ月ぐらいは泣かず飛ばず、経営者やプロの野球選手、ミスコンの女の子、モデルや女優に移行しました。

■お金を手に入れた先に見えたもの
大学生だから勉強しなきゃいけないはずなのに、勉強という文字すらなくなって、ひたすら目の前の数字を追いかけていました。

やめようかな大学と何百回思ったか。
4年分の学費も生活費も稼ぎ終わっていたのにお金に縛られ続けてました。
大学に行きたくてお金を稼いでいたのにいつの間にか手段と目的が逆転していました。

そのときの私にはお金しかなかった
普通の大学生がなにかなんてとっくに分からなくなっていたし
勉強したいと思いながら頭がさび付いていてなにも本すら読めなかった
みんな頑張れの言葉だけで助けてくれる人なんてほとんどいなくて
助けてあげるがあったとしても、その裏には必ず下心があって、それもだいたい既婚者で
ホテルに無理矢理連れ込まれそうになって泣きながら帰ったことも

世の中は所詮こんなもんなんだなって
そんな社会が憎くてお金を稼げば見返せると思いました。
稼いだ金額の分だけ自分の存在価値があるような気がしたんです。

なのに大学は辞められませんでした。
勉強していないのに学費稼がなくてもよくなるのに笑っちゃいますよね。
女子大生ブランドにしがみつきながらお金を稼いで
ストレスばかりだったので、当時の友人と仕事終わりにその日稼いだ札束を握りしめて豪遊していました。

お金があっても辛かったです、孤独でした。
中身は伴っていないのに洋服や鞄やハイヒールはブランド物で着飾って
綺麗なネイルをして
高級レストランに行って、移動はタクシーで、毎日飲み歩いて
今思うと滑稽な19歳だったと思います。

誰もが名前を知っている社会的に地位のある人と出会っても私は合コンのオーガナイザーでしかない。
その人たちと仕事したくてもできない。
自分が見下されていることも利用されていることも理解していました。

毎日100人や200人と連絡をとっていて
女の子からの電話で起きて連絡を返すのに1時間かかって、夜は夜でお客さんと朝まで飲むのに付き合って

思ってもないお世辞を言って
楽しくないのに楽しいフリをして
酔ったお客さんに罵倒されることもたくさんありました。

心が壊れていく感覚がずっとあって
抜け出せなくなっていた大学2年生の12月にとある人と出会いそれがきっかけで、大学3年生の4月に復学しました。
(以前のnoteを読んでくださった方は分かると思います)

長くなりましたが、お金は私を幸せにしてくれませんでした。
私自身もそうだったし、お金を持っている人もそうでした。

なんでこんな風になったのかな、今は自由がないよ、誰からも監視されないあなたがうらやましいと、そんな言葉をたくさん聞いてきました。

バーでお酒に逃げる芸能人の姿を見かけることも多くありました。

だから戻ればまた稼げるのは分かっているのですが、私はやりません。

お金に振り回されるのはこりごりですし、可愛い女の子と飲みたい経営者のために頑張ろうとは思えないんです。

だから今は本当に社会にいいと思えるプロジェクトをしたいし、胸を張って『私はこれをやってきました』と言える仕事をしたいし、あの時仕事したいですと言いたかった人と仕事したい。
それが今のモチベーションの一部でもあるような気がします。

それに自分がお金のために頑張っている間は、周りもお金が好きな人しかいませんでした。
やるかやられるか、分かって利用し合うか、徹底的に騙すか。
そんな世界にいると人を信用できなくなります。悪い環境にいると自分の心が疲弊します。

そして、活きたお金の使い方をすればよかったと思います。
貯金なんてせず、ブランド物や飲み代につぎこんでいました。
お金を使うことはストレス発散になりましたし、全能感でその瞬間は楽しかったのですが、
自分の将来のためになるような投資、例えば株や起業資金に使えば良かったなと思います。

■お金が欲しいと思うあなたへ
もし今お金が欲しい、お金を稼ぎたいと思っているのなら、中途半端にやるのではなくて稼ぎ切って欲しいです。

お金を稼ぐ過程で学ぶことはたくさんありますし、稼いで初めて見えてくる景色があります。
社会に対して価値を与えないといけないという言葉が身にしみます。
お客さんに怒られて、商売とはなにかを学びます。

綺麗事は要らないのでお金を稼ぐことを目標にしてしまってもいいと思います。
コンプレックスのような負のモチベーションの力は強いと思います、絶対にやめないから。

なのでお金を徹底的に稼いで、その後本当にやりたいことを考えてみたらいいのではないかなと。

それでもお金が好きなのであれば稼ぎ続けたらいいと思いますし
お金なんて要らないと思うのなら別の道を探したらいいのではないかなと。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

それではまた別のnoteでお会いしましょう。


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