フィジーの人って本当に幸せなんだろうか

世界一幸福な国。このワードに惹かれてフィジーにくる人は少なくないと思う。実際に私もその一人。

去年の6月頃、Facebookに流れてきた投稿。「世界一幸福な国フィジーでインターンしませんか」という内容。その頃、人生について考えすぎたり、自分のキャリアに悩んでた私は、自分の価値観をぶち壊すような新しい何かが欲しかったんだと思う。気づいたら記載されていたメールアドレスに履歴書と想いを綴ったnoteと共にメッセージを送っていた。
何度か面接を重ねて、無事に通ったはいいものの行く前正直不安だった。
久しぶりの海外で1年間、しかも私はフィジーに行ったことがない。どこにあるんという状態。笑
でも直感的にこのインターンにダイブしてみたかった。

1/10日本にいる友人に見送られて、東京から約8時間後。
フィジーの1月は暖かかった。出迎えてくれたそらちゃんやけんさんの笑顔も暖かかった。着いてしまえば、自然と不安も消えた。
世界一幸せな国フィジーで沢山の人と出会って、沢山話を聞こう。
彼らの日常に幸せになるためのヒントがあるはずだ。そう思って日々を過ごしていた。

1ヶ月ぐらい経った頃、迷子になってしまった。
当たり前だが、フィジー人みんなが毎日幸せそうに暮らしているわけではない。人間なのだから良い日もあれば、ついてない日もある。
もちろん幸せ?と聞くと心から幸せと答える人もいるし、建前で言ってるなと感じる人もいる。彼らのアドバイスからはっとなるような答えを聞くこともある。ただ、1つ分かったのは私が「フィジーは幸福な国で、皆幸せそうに生きているんだろうな」というレッテルを勝手に貼っていただけだということ。見たいこと、見たい情報だけを取っていたんだなということ。
日本だって世界的には勤勉な国でみんな親切、綺麗な国と言われるけど全部が全部そんな訳ではない。lazyな人だっているし、悪意がある行動をする人だっている。場所によっては結構ゴミ落ちてて汚い所もある。

まさに私がそんな感じで物事を見てたんだなと。
人は見たいものしか見ないを痛感した。

でも、実際フィジーに来て彼らの日常に溶け込むと気づきも沢山ある。
彼らは先を見過ぎない。これは本当。
フィジーの人にどれくらい先まで将来のこと考えている?とランダムで5人に聞くと1日後が3人、1週間後が1人、1年後が1人だった。
1日単位でしか先のことを考えてないってどういうことやねんと突っ込みたくなったけど、でも先のことばかり考えて心配になる私たちより「今」を生き続けている彼らの生き方に腑に落ちるような感覚もあった。
ある男性に「将来の自分にメッセージを残すならなんてアドバイスする?」と聞いたこともある。そしたら、彼は「将来なんて誰も見えないよ。今この瞬間を楽しむだけさ。沢山旅行して、沢山仕事したらいいよ」そう答えた。
これを英語で聞くとダイレクトさが頭に残って最高に痺れた。笑
たまには、その日だけを楽しく過ごすために生きてみるのも全然ありだなって思った。

もう既に4ヶ月経ってしまったけど、まだまだ言語化したいことが沢山ある。コミュニティについて、宗教について、習慣について、考え方について、自国愛について。次はGoogleでアンケート作って100人ぐらいに回答してもらおうと思ってるので、結果わかったらまたnote更新するよね〜

NO WORRY NO HURRY 
最近好きになった言葉です↑心配しすぎず、急ぎすぎずね





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