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必勝とは

日本の国語教育講座の時間でございます。

元ネタは誰かのSNSで書いてあったくらいの話だったと思いますので、調べたわけでもないし書くことも若干の躊躇いがあるんですけど、聞いた話ではこうです。

1957年に文部省がまとめた『筆順指導の手引き』によりますと、その冒頭から「本書に示される筆順は、学習指導上に混乱を来たさないようにとの配慮から定められたもので、ここに取り上げられなかった筆順についても、これを誤りとするものではない。」とあるそうです。

『こう書くように教えられたぜ?』って追及に関して、当時の文部省の選定委員の逃げ口実を冒頭から記してあるだけだとは思うんですが、まさかそれが後の世のSNS全盛時代につまびらかにされ混乱を招くことになるとは思ってもみなかったでしょうね?

『こんなもんどうせ教員しか見てないやろ。』ぐらいの話だったでしょうしね?

率直に思ったのは『国語のテストで書き順を間違って減点された分を返してくれ!』ってことと、『書き順が間違ってる』という判断のそのすべてですね。

『必』なんて、どっからどう書こうが構わないという、つまり全然『必ず』じゃないってことです。『必ず』をあらわす漢字であるにも関わらずです。

なんだこれは。

書き順も含めて『必ず』をあらわすには『〇』くらいじゃないと文字にそぐわないという、若しくは『この世に必ずというものは存在しない』を含めての『必』であるか。

必勝となってきますともう『いかなる手段を用いても勝つこと』となって来るのかと、『まぁ、勝ちゃええがな。』ぐらいのちょっと肩の荷が下りる感じもありますしね?

漢字を上手く使って文化的な毎日を。

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