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イラスト作品紹介〜修羅祭脱出デザイン班

「かない」です。
先日イベントの感想を書いて公開したのですが、よくよく考えてみたら、デザイン班に求められている記事はこういうやつなんでは?と思い再度投稿します。
デザインの素人が、ないアタマを絞って製作した作品の背景です。どうぞよろしくご査収ください。

概要:この記事は、「制作者を公募し、連続24時間でゼロから謎解きイベントを制作するイベント「終わらない修羅場脱出」」に、制作側として参加した際の制作物の紹介です。

鬼見本

中央4枚の赤鬼

デザイン班設置後、とりあえず自分ができることを周知するため、何枚か鬼の見本絵を描きました。
床の色と肌の色を一致させるため、床マットのRGB値をとっていますが、途中存在を忘れて色塗りしてました。

お化け屋敷

ひゅ〜どろどろどろ

はじめに依頼を受けたのは、殺人鬼のいるお化け屋敷でした。
おどろおどろしい題字でお化け屋敷と書いて欲しいという依頼でしたので、それっぽいブラシでただ題字を書いただけです。筆の強弱はもっとあってもよかったですね。
とりあえずサンプルを、と思って持って行ったら、そのまま採用になったので、テクスチャかけ忘れてます、古紙っぽいイメージにするつもりでした。
いっそ描き上げたやつを、軽くクシャクシャってしたらよかったかもしれませんね。
製作20分

占いの館

中央の占い師を担当

占いの館は、デザイン班の別の方が手がけた題字、背景作品の上に、占い師を追加させていただきました。
占い師だけ追加して確認させてもらったところ、新興宗教の教祖っぽくオーラを追加して欲しいとのことで、うしろに後光のようなものを足し、ビネット加工しています。
製作20分程度

6時間くらいかけて占い師描き込んだら面白かったかもしれない。(自己アピールタイム)

時間があればこういう絵も描けたアピール


軽音部

アフロ鬼

軽音部の看板は始め、楽器を描いていたのですが、これじゃあイラストである必要なくね?と思い、鬼のキャラクターへ方向転換しました。
みんな大好きバッファローマンにかなり引っ張られてます。
肌のパターンは会場の床をイメージしています、印刷するとここまではっきり目立ちませんでした。
題字は軽音部員が急いで描いたような、あまり凝ってないデザインにしています。
大謎が、鬼の背中から鬼に頭皮に変わった時、作者より注目を浴びており嫉妬しました。
製作35分

野球部

勢いだけで描いた

野球部ブースからはストラックアウト的なイラストを受注してきました。
投手やピッチングマシーン的なものは描かない感じで、との希望だったので、ストラックアウト板と飛び込むボールだけのデザインです。題字が軽音部と同じノリになってしまったのは反省点ですね。
謎の内容を聞くかんじ、打ち抜き板は数字ではなくヒットマークみたいなものの方が良かったかも?
製作30分程度

写真部

印刷機では雲の奥行きは出せなかった

写真部からは写真部っぽいのをいい感じに、という依頼でした。「いい感じにって一番やっちゃいけない発注じゃん」って笑っていらしてましたが、今回みたいな場合はいいのではないでしょうか。なんせ時間はないし、腕前は知らないしですから。ダメ出しが降り注いだら凹みますが!
写真部といえばやはり写真でしょう。一眼レフカメラを作画するのもいいかと思いましたが、生の写真を題材にしました。
なるべく高校生が身近でとったような写真を探して自分の写真フォルダを漁ります。ちなみに写真撮影も私の趣味です。
実家の庭から撮った空の写真がありました、素人くさくていい感じです。白いビネットをかけて完成です。
題字は影を水平方向に少しぼかしています、青春の疾走感が出るかと思って。写真部は失踪しているんですけどね。
製作30分程度

謎すくい

球すくい

謎すくいブースへは何度も依頼を確認に行ってしまって、申し訳ありませんでした。
受けた内容は球がコロコロしてて「謎すくい」の題字を真ん中に、という感じでした。
球の表現を初めての手法で描いたので、今回一番楽しかった作業かもしれません。
題字はカリグラフィーブラシで、クネクネした球の丸っぽさと「謎」の硬さをうまく融合できたかなと思います。
あらためてみると、「謎」と「すくい」の角度が若干合ってないですね。
こちらも現場のプリンタの発色に合わせていますので、実物はもう少し淡い色になっていたはずです。
製作35分

鬼のお面

角なし 瞳 金髪

これはどちらからの依頼かわからないのですが、鬼のお面三種です。ホワイトボードに飾っておいた鬼の顔のイラストを指名していただき、3パターン作って欲しいとのことでした。
最初の写真に載っている丸顔の鬼を指しての依頼でしたが、お面にするならできるだけ大きく、紙の縦横比いっぱいに描いた方がいいかと思い、新規に描いています。
ベースの顔の輪郭は共通で、顔のパーツを描き分けてますのでそれほど手間はかかっていません。
顔のパーツの描き分けはもっとこだわろうかと思ったのですが、謎の中身を全く知らないので、ミスリードがなるべく起きない程度に抑えています。
あとでお面になっている様子を見させていただきましたが、可愛くできたかなと思います。
ラミネートフィルムはマットフィルムにした方が反射が抑えられて視認性に優れていたと思います。マットフィルムが現場にあったかはわからないですが。
製作20分程度

メインビジュアル

修羅祭へようこそ

最後にメインビジュアルです。
やはりメインを飾るイラストなので、他の依頼がほとんど一発OKだったのに対し、それなりに修正が入ってます。

まず、学祭といえばの入口アーチを用意します。
門番っぽく鬼を二体配置します。
女の子の絵を描く方が好きなので、阿吽像みたいな強い感じではなくポップな感じにしようと思います。
案の定、先に女の子が描き上がります。
男の鬼はご覧のとおりです。なんかツノが変なとこから出てますね…。

アーチの中に何を描くか迷います。
本命はアーチの先に各ブースがひろがっている、ごちゃごちゃした雰囲気ですが、ごちゃごちゃ系イラストは勉強中であまり得意ではありません。ストックフォトとかで小物拾いまくって詰め込むのもいいかと思ったのですが、今回のイベント趣旨とは違うかと思い、やめます。
手書き感があり、そこそこ画面の埋まるものを考えた結果、シャレコウベの山になりました。
製作参加者のなれ果てっぽく、修羅場感がでましたね。奥の口は、さしずめ主催者が愚かな生贄を呑み込む様でしょうか。
もっと遠近感出してあげればカッコよかったですね。

表題については、パンフレット班の方で作成していただいたロゴを使用させていただいております。すこし手書き感が欲しかったので、四方の線を金棒に細工しています。

のっぺりした感じになっていたので、テクスチャとハイライトで装飾します。後で見返すともっと小物を配置したほうがよかったですね、造花とか提灯、鎖などで世界観をもっと強調したらよりいい絵になった気がします。

題字の下に空間ができてしまったので、何かいいアイテムがないかしばらく悩みます。デザイン班リーダーから「アーシュラー」って感じに入れては、と提案いただいたので「ASHURA」って感じにしました。ださかわいい笑

「へようこそ」については赤黄系を使い切っているのと、緑入れるとサンタ感が出てしまう気がして青地にしました。
タイトルの「へようこそ」については、学祭とメインビジュアルのあり方についての意見で賛否がありましたが、鶴の一声で着地しました。
製作2時間30分



感想

イラストについては、依頼する側が気を遣っていただいたのだと思うのですが、ほとんど修正依頼がなかったです。
実際にデザイン班の中で修羅場ってたのはパンフレット・小謎班、ウェブ実装班の方々だったので、気に入らない点はどんどん挙げて修正させて欲しかったのが本音です。(私がDTPソフト入ったPC持ち寄っていれば、解説シートで修羅場ってたでしょうが)
自分家の表札はこだわりたいですからね。

とはいえ、文句も言わずに拙い作品を受け取っていただいた皆様、大変ありがとうございました。

#修羅祭脱出


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