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1.ちび

町に一羽の小さなハトが住んでいました。

ハトは人間たちが好きでしたし人間たちもハトが大好きでした。

けれども人間たちはハトが「鳥」だと知りませんでしたし、「ハト」という名前も知りませんでした。だから人間たちは、ハトをただ見た目が小さいから「ちび」と呼んでいました。

(続く)

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