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【令和3年後期 No.1】湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。【2級管工事 1次試験】


難易度コメントと答え

難易度:★★☆☆☆
管工事の資格を取得したい者であれば必ず正解したい問題です。空気線図を理解している人は惑わされずに答えられる問題です。

正解は(1)。

この問題の解き方

 解き方といっても、原論の必須問題。用語とその意味を暗記するような問題です。しかしそれでは中々覚えられないのも事実。なので知識を紐づけて論理的に覚えていきましょう。ただの暗記よりも知識は定着するはずです。
 さて本題ですが、回答は(1)の「湿り空気を加熱すると、その絶対湿度は低下する。」です。
 ここは空気線図上で考えてみましょう。

出典:空気調和・衛生工学会(一部加工)

空気線図上で湿り空気を示す軸を赤点で示しました。

湿り空気を加熱するということは、乾球温度が上昇するということです。つまり空気線図上では右方向に移動します。

出典:空気調和・衛生工学会(一部加工)


このときの絶対温度は?低下も上昇もしていません。
したがって絶対温度は変わりませんから、(1)は間違いとなります。



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