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【令和3年後期 No.36】塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。【2級管工事 1次試験】

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難易度コメントと答え

難易度:★☆☆☆☆
サービス問題です。

解説

 塗装は原則、製造所で調合された塗料をそのまま使用します。
 
 原則です。(現代では推奨されませんが)実際に現場で調合している例はなくはないです。

 なぜ現場調合は推奨されないかというと、品質に影響を与えるからです。
 塗料を製造しているメーカーは、完成された塗料と塗料を混ぜて色を作るのではなく、色原料を元に一から塗料を制作しています。
 完成された塗料と塗料を混ぜることは、色の劣化速度(紫外線による影響など)に違いがあり、出来上がりに影響を及ぼします。

 そのため望みの色の塗料を必要とする場合はメーカーに発注する必要があります。

 とはいえ経済的でないことも確かです。
 例えば住宅の改修工事で部分的に補修をする際に、わざわざメーカーに発注するのも、大量に塗料が余ることになります。
 「多少出来上がりが悪くても費用を抑えたい!」と施主が言うのであれば、現場調合をする場合もあると思います。
 「原則」とはそのような意が含まれていると考えられます。


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