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【令和3年後期 No.45】同一の場所で複数の危険物を取り扱う場合において、指定数量未満となる組合せとして、「消防法」上、誤っているものはどれか。【2級管工事 1次試験】

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難易度コメントと答え

難易度:★★★☆☆
 数年に1度出題される、指定数量の問題です。できれば解きたい問題です。危険物乙4の資格を取得している人は簡単でしょう。
 答えは(3)。

解説

 ものすごーくメタ的な解答をすると、500Lは存在しません。

 そのため(4)に500Lと書いてある時点で答えが分かります。

 なんと例年の傾向的に500Lと書かれてある選択肢で解けます。しかし正攻法ではないですし、応用が効かないため別の問題が解けなかったりします。一応難化した場合に備えて以下も読んでおいてください…。

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 まずはこの表を覚えてください。

素材 (5)

 いきなり!?と思われたかも知れませんが、これを覚えていないと話が始まりません...。

 ひとまず、ガソリンの指定数量は200Lとだけ覚えてください。すると重油はガソリンの重倍(10倍)の指定数量...ということで2000L灯油や軽油は2000Lの半分で1000L...。

 勢いですが、意外と覚えられそうじゃないでしょうか?

 ということでこの表に該当していない軽油500Lは間違いのため、(4)となります。

ちなみにですが、指定数量の大小から危険度が分かります。
小さい数字であれば小さい数字であるほど危険性が高い(引火しやすい)です。
つまり問題の中のガソリンは私たちにとって身近な存在ですが、比較的危険な液体ということが読み取れます。

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