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カスタマージャーニーを紐解くディナースタイルへの進化

2018年の4月にホテル内レストランがDINNING ROOMにリブランドオープン。
そのタイミングに合わせてディナーコースもリニューアル。様々な滋賀の食材に卓上で出逢い、生産者の想いを繋ぐコンセプトディナー。

滋賀を旅する『巡る』と食材の『恵み』を掛け合わせて【恵り】とメニュー名を決めてから早2年。

2020年の今年はさらに進化すべくお皿やカトラリー、さらにはドリンクもラインナップを見直した。

滋賀の食材で有名所といえば最古の和牛といわれる近江牛。あとは鮒鮨かな。湖魚はもちろん。
でも、私たちが選ぶ厳選食材は有名かどうかはさほど問題ではなく、生産者の皆様のひたむきな姿勢や強いこだわりに共感できる物を中心にセレクト。
旬な食材を最適な調理法で提供するのはもちろん、お客様へその想いを伝えられる様に、意図的にタッチポイントを増やすディナースタイルへ変更。

お客様の満足度はどこで得られるのか。

そこを考えた時に…美味しい。素敵。はこの価格にしたら当たり前。それ以上にここでしか触れる事のできないサービス=人に触れ、想いに触れていただく事が、重要ではないか。

サービススタッフの料理説明は使用食材や調理法はもちろん、生産者の顔が浮かぶ様な食材の背景を伝える料理説明。

お客様の目の前にある料理が、より美味しく価値のある物として提供するのがサービススタッフの腕の見せ所。

野菜も。お肉も。お魚も。グラスも。カトラリーも。お皿も。
全て生産者や職人がいなければ生み出されない事。そんな出逢いや価値を伝える人がサービススタッフと改めて定義し、考え直した。

例えばカトラリーも、出てくるお料理に合わせて変更する事で、食べやすいのはもちろんの事、きっとお客様も楽しんでくれるはず。

グラスはドリンクのレシピだけ決めて、グラスのセレクトはサービススタッフの気分で。同じドリンクでも提供する人が変わればグラスが変わる。グラスは長浜の黒壁スクエアのガラス職人さんの手作り。重厚感とたまにある歪みが良い味出してる。

料理も信楽焼のお皿を中心に、オリジナルで製作。職人さんには無理を聞いてもらった。
短い納期とデザインオーダーに応えてくださり、料理と共に思わず伝えたくなる素敵なお皿たち。

このコースが、SETREで過ごす時間をさらに彩りあるものに進化させる事を願って。



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