見出し画像

【瀬戸内チャレンジャーアワード】チャレンジャーインタビュー:谷澤優花

2023年10月9日(月・祝)に、地方起業家等を対象にした四国初開催のビジネスプランコンテストとビジネスマッチングイベント「瀬戸内チャレンジャーアワード 2023」の最終発表会を開催します!

このブログでは、その最終発表会に駒を進めた6組のファイナリストを順番にご紹介していきます!
今回紹介するのは、谷澤優花さんです。

もっと話を聞きたい!応援したい!と思った方は、ぜひとも最終発表会にもご参加ください!

〇自己紹介

◆谷澤優花 / Yuka Tanizawa
ビジネスマナー講師
香川県を拠点に全国に及びビジネスマナー講師として多岐にわたる業種の接遇研修実施を中心に活動中。
香川大学大学院 農学研究科「日本の食の安全」特別コース 非常勤講師
香川県警察学校 初任科生 特別講師
香川県消防学校 初任科生 特別講師
三豊市指定管理者評価委員会 委員

〇今回アワードに参加した理由・背景は?

実は、今回のプランは7月末に行われた瀬戸内チャレンジャーアワードの予選前日に急遽変更したものなのです。
当初、私の専門分野であるビジネスマナーでの出場を考えており、プランも完成していました。
予選前日のアワードのオリエンテーションで、これからの課題解決は「時代の課題+ワクワク」がカギだと聞きました。
その瞬間、私の心の中だけでずっと考えてきたことが突然頭に浮かんだのです。

「高齢者向けの洋服のレンタルサービスをやりたい!」

83歳の私の母は、お洒落が大好きでたくさんの洋服を持っています。
いくつになってもお洒落なのはとても喜ばしいけれど、増え続ける洋服は悩みの種でした。
実家の片付けは、高齢の親を持つ子供世代のあるあるの悩みなのではないでしょうか?

インターネットで調べてみると、高齢者向けのレンタルサービスは見当たりません。
「誰もやらないなら、私がやる!!」と思い立ち、すぐさまプランを考え始めました。

もし書き上げることができなかったら、はじめの予定通りビジネスマナーの方でいこう。
だけど、アイデアが次々と湧き出てきて手が止まらず。
夜通し書いて、なんと予選ギリギリにプランが出来上がりました(笑)

それともう一つ、このプランで出場しようと思った理由があります。
何かアイデアが浮かんでも「あったらいいな・・・」で終わってしまうことって多いと思うのです。ビジネスプランを発表する機会なんてなかなかありません。ましてや専門分野外のことなんて尚更です。

今回のプランは私の専門外ですが、アイデアを持った人が気軽にチャレンジできて、ワクワクする世の中になって欲しい。私がこの舞台に立つことで、誰かの勇気になれたら嬉しくて、思い切って出場を決めました。

〇どんなビジネスプランを考えている?

高齢者向けのファッションレンタルサービスです。
高齢者施設のサービスとして組み込んでいただくことで、介護に関わる方々みんなが幸せになれるプランを提案します。
物を減らしながらも、お洒落ができて笑顔になれる高齢者の方を増やしたい。

【利用者さんを元気に】

施設で生活する利用者は同じ場所での生活が続きます。
レンタルを通じた旬のファッションを楽しんでいただくことで、毎日の生活に変化が起き、ハリや潤いが生まれるでしょう。

リハビリの時にかっこいいスポーツウェアを着れば気持ちが上がりますし、元気になってお洒落をした自分の姿を想像することは、リハビリを頑張るモチベーションになるのではないでしょうか。
好きな服を自分で選べる楽しみ、お洒落する喜びで利用者を元気な笑顔に。

【介護職員の方の業務を楽に】

施設では体操や手遊び、音楽などのレクリエーションを行っています。
これらは職員が企画するのですが、準備の手間も大変だと聞いています。
ファッションレンタルをレクリエーションのひとつに組み入れていただくことで、職員の業務を減らせます。
レンタルに関わる業務は全て介護資格を持つスタッフが行います。
タブレット端末で貸し出し・返却の管理をし、着用の写真を撮って利用者さんに見てもらいます。職員のお手間を取らせない工夫を考えています。

また、ファッションを通じて「お似合いですよ」「素敵ですね」などの会話が生まれます。
自然でポジティブなコミュニケーションは、職員と利用者の距離をぐっと近づけてくれるのではないでしょうか。

【家族の負担を減らす】

施設には家族に洋服を持ってきてもらっていますが、家族と利用者の好みが違うことも多く、量の調整も難しい。
日本は四季があるので、必然的に洋服が増えます。
利用者本人が洋服を選び、洗濯も不要になるので、たくさんの荷物を持って家と施設を往復するということがなくなります。

【介護施設のメリット】

介護施設のパッケージとしてこのサービスがあることで、他施設との差別化になります。
また捨てられる洋服の活用に取り組み、SDGsに寄与することで地球環境への貢献ができると考えています。

【いつまでも】

時代が変わっても、何歳になっても、どんな健康状態であっても、どこに居ても、洋服の機能が続くまでワクワクとときめきを忘れずに。いつまでも地球環境を美しく保てるように。
三方よしならぬ、四方よし、介護に関わる方々そして地球環境にもやさしいサービスを提供します。

〇今回のプレゼンを誰に聞いてもらいたい?

介護施設の方、高齢の親を持つ子供世代の方、福祉・介護関連に携わる自治体の方、クリーニング店の方。
またタブレット端末を活用したいので、DXに詳しい方にも聞いてもらいたいです。

〇最後に今回の意気込みをどうぞ!

このようなステージを作ってくださったこと、サポートしてくださったSetouchi-i-Baseのコーディネーターの方々に感謝します。
支えてくださったみなさまの応援に応えるために、100%の力を尽くします!

このサービスで届けたいこと。
今の時代の、大人のための「いたいの、いたいの、とんでいけ!」
この言葉のように、心がほどける優しい気持ちです。
それぞれの置かれた場所で生きる方々が、ほんの少し気持ちが上がり「ほっ」とするサービスでありたい。
小さい頃、誰もがかけてもらった魔法の言葉「いたいの、いたいの、とんでいけ!」のように、「ほっ」と気持ちが和らぎ、目の前の状況の見え方が変わり、気持ちが少し上がる。
「ファッションレンタルサービス」がどなたかの魔法になれたら、私は幸いです。

いかがでしたでしょうか?

「チャレンジャーのことをもっと応援したい!」と思った方はぜひ10月9日(月・祝)にオンラインにて開催する「瀬戸内チャレンジャーアワード Vol.3」へご参加いただき、チャレンジャーの熱いプレゼンをお聞きください!

◆瀬戸内チャレンジャーアワード Vol.3
日程:2022年10月9日(月・祝) 14時-17時
場所:Setouchi-i-Base(情報通信交流館BBスクエア)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?