セス・マテリアルとセスについて
セス・マテリアルとは
セスが話したことをまとめた資料(マテリアル)のこと。
20,000ページほどある手書きのノートは、アメリカの名門大学Yale大学の図書館に大切に保管されている。
英語版では既にすべてが本になっていて、全部で31冊。(オーディオ版を含めるとさらにもう少し)
そのうち日本語になっているのは、3冊。
ボク自身はこのうち、4冊目にあたる本(The "Unknown" Reality Vol. 1)を翻訳させていただいている。
セスとは
もう肉体を持たなくてもよくなったぐらい進化した、自己理解の進んだ、エネルギー・パーソナリティ・エッセンス。
この話をすると、「宇宙人ですか?」とか「宇宙存在ですか?」とたまに訊かれる。
その「宇宙」が、私たちの認識している「物理的宇宙」を意味しているとしたら、答えは「ノー」。
セスは「心理的宇宙」にいる存在。
セス・マテリアルことはじめ
1963年の冬。ニューヨーク州エルマイラのアパートで、興味本意で「こっくりさん」に興じる夫婦がいました。
作家になりたいジェーン・ロバーツ34歳、画家として独立したい夫のロバート・バッツ44歳。
最初は何の反応もなし…。なんだかがっくし…とジェーン。
もうちょっと続けてみようよ、とロブ。
3、4回目にしてピクリと反応が。
几帳面な性格のロブは、自分たちのする質問と、それに対する応答で綴られる一文字一文字をきっちりと記録。
「あなたは誰ですか?」の問いに最初に答えたのは「フランク・ワッツ」という人物。
でもさらに回を重ねていくうちに、受信するラジオの局が変わったかのように、反応するパーソナリティが変化。
「私には名前はない。ただ君たちには必要だろうから、セスと読んでくれたらいい。」
この頃には、こっくりさんで使っていたボードは不要に。言葉はジェーンの頭の中に直接浮かんでくるようになったため。
ボードでスペルを綴るのはまどろっこしい、とボードを脇にやって、ジェーンが直接、セスの言葉を話すようになっていったのです。
こうしてセスによる口述が始まったのでした。
毎週月曜と水曜の夜21時ごろから、ジェーンがトランスでセスとして話し、それをロブが記録するという「セッション」の形式がやがて確立され。
1963年末から、ジェーンが亡くなる1984年までのおよそ20年間に、1000近いセッションが行われました。
その記録の総体が、セス・マテリアル。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?