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ミリアニ第一幕ってさ

ミリアニ第一幕ってさ

良かったよね……

というわけで、アニメ アイドルマスターミリオンライブを見た感想とそれに付随するあれこれの話を書いていきます。

ちなみに自分は先行上映自体は8/18の初日に見ました。
筆が遅い!鱗滝さんに半殺しにされますね。

少し長いですが、「見る前の話」「見た後の話」「その他」みたいな話で、とりとめもなくネタバレをしながら書いていきます。
一応目次を書いたから、気になったところをかいつまんでみていってください。


■見る前の話

懸念の話

いきなり?やっぱり素直であるべきだと思うし、その感想自体は残すべきだと思うので。まだ帰らないでください。
「CGだから、3Dだからなんかな~」っていうのはなくて、ただ単純に見る前のミリアニのモデルの印象は良くはなかったですね。
のっぺりしている印象だし、妙に手足が長いし……動いたら良いというのはあるのかしれないけれど、世の中の目に映るのは止まった絵なのでなんかもうちょっとアニメチックでも良かった気がする。
(他の人の印象とかを聞いても、なんとなく近しいものは感じていたと思う)

原っぱで並んでダンスしているやつとか予告のセリフなんかでも「ミリオンライブのいいところは"みんな一緒"」みたいな強いメッセージを強くお出しされたので、そこまで過剰にやられるの苦手だったり、基本的にアイドルアニメの過剰な演出とかファンタジー要素とかに引いてしまう人間なので、そこは懸念点でした。
(アニマスで木が生えたときは流石に笑いのほうが勝ったよ!)
これに限らず、公式サイドの「こういうのがいいんでしょう」とお出しされたもののベクトルが、自分とズレているときが一番つらいので、今回それがでないかめちゃくちゃ心配だった。

期待の話

・話の軸
いつだか忘れたけれど、今回は「春日未来を中心に描きます」という明言があったのは安心材料でしたね。軸があるのは安心する。
もともとシアター組でも39人、ASもいれたら52人。そこにプロデューサーの話もいれなきゃいけなくて、それぞれにスポットを当てる話をやりますっていったら、4コママンガみたいな感じにな…それはそれで見たいけれど。

・演技、演出、コミカルさ
映画館で宣伝されていた動画のライブ会場での未来と静香のやりとり。
間であったり、静香の「まだ早い……」と消え入るような田所あずささんの演技であたりをみて、コミカルさや演技の質みたいなものは担保されているのかなと思った。
僕がミリオンライブのアニメが面白そうだという勝ち筋は結構この動画に頼っていました。

・男の涙
放送前のアニメ特番に2回位で赤羽根健治さんがでてくれて、その都度切々と「良い」と言ってくれたこと。
「ま…まああんたほどの実力者がそういうのなら………」と。
男の涙に弱いんだ。

■見た後

上の方で書いた懸念点と期待がありつつ、おっかなびっくりで見に行った。

良かった。嬉しかった。

やはり第一の感想は「嬉しい」「ミリオンライブがちゃんとアニメで作られていることへの喜び」であった。
「ちゃ、ちゃんとしている……!」ってめちゃくちゃ失礼なことを思った。

演技、演出

  • 3Dモデルの懸念の部分については、1話の765ASのToP!!!!!!!!!!!!!のところで「ドカーン」とやられて、吹っ飛んだ。
    思わずコールが出そうになるくらいにやられた。
    そして、「どうしてこんなにやれるのに黙っていたんですか?」「先にこれを出しておけば心配しなくて良かったじゃん!」という電話猫になる気持ちと「これをサプライズ的に見せたかったんや!」というのもわかるという気持ち。
    心が2つある~

  • ライブでちゃんと動くし、キャラクターによって動きが分かれているし、なによりちゃんと可愛い。天海春香、可愛かったよ。

  • 少し飛んで2話の未来と静香のちょい下手感がすごく良かった。
    可愛いとかいい声であるけれど、まだ全然プロとしてお出し出来るレベルじゃない感じとか、その中でも静香がどんどんしぼんでいく感じが上手い。失敗したとしても、即終わりややり直しじゃなくて、どんなにグダグダでも続けないといけないキツさ、あるあるすぎて胸が痛い。
    で、静香がCメロのソロを任されて、歌詞に自分を重ねて、だんだん吹っ切れていく感じと最後の"力"の開放。めちゃくちゃ気持ちが良かった。

話の軸

前段の通り、春日未来を主人公として、描いてはいるんだろうけれど、プロデューサーもきっちり描かれていることが良かった。
個人的には4話のあれは未来は全然悪くなくて、暴走した茜ちゃんとコントロールしきれなかったプロデューサーが悪いと思っている。
で、そのプロデューサーの初動は確かに失敗だったけれど、自分の心境や思いを(結果的に)みんなに打ち明けて、「アイドルとプロデューサー」で次のステップへいくために動いている感じ。
せっかくのアイマスなんだから、プロデューサーの成長も描かれそうでよかった。
「一緒に走りたいって思った子」っていうのがいいよね。
そういう視点も大事だよ、社会で。

ミリオンライブらしさ

1話2話すごく良くて、好きな人は好きなアニメになっているなと思ったこと、同時に「王道でいいものはいいかもだけれど、この手のものに飽きちゃった」人に引っかけ続けられるのかなぁ という懸念があった。
「この手のもの」から"ミリオンライブ"という特別なものに変えるのは3話、4話だと思う。

3話冒頭から
劇場外にオブジェを作り出すやつ、
美麗アニメーションで馬とともに登場するわんだほーなやつ、
室内で野球するやつ、
グッズを勝手に発注するめちゃくちゃ動くやつ
とかの変なやつが増えだして、
4話になるともっと増えて、どんどんおかしな方向に話が転がっていくところ。これはミリオンライブの横軸の広がりだと思っている。
で、ミリオンライブではASとシアターが先輩後輩の縦軸で描かれることが多々合ったけれど、今回のアニメでは未来たちより少し先輩な百合子たちといった小さい規模の縦軸があった。 

ミリオンライブのキャラの多さ、コミカルさとそれぞれの「縦」と「横」の関係がでていて、この辺はミリオンライブのオンリーワン感に大分貢献していると思う。

4話とか印象的で群像劇というほどでもないけれど、複数のキャラクターが自分の性格で動くこと(逆に動かないこと)でお話が進むのは、単純に面白い。

群像劇といえば、
そう「十三機兵防衛圏」ですね。
みんなやったかな?やろうね。

じわじわ売れて、全世界累計販売本数が100万本を超えたそうですよ。
ん、100万本…?100万…?無数の星の輝き、100万の命の鼓動……?ミリオンライブ……?
「十三機兵防衛圏」はミリオンライブだった……?

先行上映というものについて

さて、今回の先行上映はその名の通り、先行上映なので10月からはテレビ放送があります。
この話を最初に聞いたときには「◯◯なのか?」という気持ちがあったけれど、今は割と視聴者的には正解だったのかな?とは思っています。
この記事を書いている段階で第2幕まであと1週間を切り、第1幕を映画館で見られるのは1週間ありませんが、個人的には映画館での先行上映を推していきたいので、その理由なんかも書いておきます。

  • 1話の765ASのライブシーンはでかい画面で見てよかった

  • 1話から4話の最後まで本編のみ(OP、EDなし)で4話の最後にOPの「Rat A Tat!!!」(フルバージョン)が流れることに美しさを感じている。
    1~4話を経て、ミリオンライブ、ミリオンスターズが始まるぞっていう文脈も感じられること
    2話で未完成だった「Rat A Tat!!!」がちゃんと聞けて、歌詞を反芻できるところ
    Cメロまで聞けちゃうところとか

  • ※テレビ放送時にはもっといい感じにOPとEDが入るかもしれないからそうなったらすまんな

  • 一気に4話まで見ることでの世界への没入感
    →先に書いたけれど、1話、2話までだと人によっては「いい話だねぇ」で終わっちゃうかも…ミリオンライブを味わうなら、3話4話よね。

  • ミリオンライブに限らずだけれど、下記に当てはまる人はこういう複数話の一気上映ってありだなぁと思う。
    - 1週ごとに1話ずつ見ていくことが苦手な人(◯話見逃しちゃったでフェードアウトしやすい人)
    - アニメを見るときについスマホを見ちゃう人
    - 1話毎に発生する他人の感想やお気持ちが苦手な人

■周りの話

TwitterのツイートXのポストを見ていくと、初日と最初の週末あたり 普段からミリの話をしている人たちが「なんか良かったんだが……」と困惑しながら喜んでいる姿が多かったのがなんか面白かった。わかる。
数日すると、他ブランドの人やそもそもアイマス自体そんなに知らんって人が見に行く流れができていて、ミリオンライブに好感的な世界ができていて、「幸せ」を感じています。

見に行った人の中にも昔からの人、最近ミリシタやり始めたりライブに行った人、まったく知らん人、一方いまは他のコンテンツに重心をおいている人とか色んな人が見えて、面白かった。
久しぶり。みんな元気でいてくれるなら、それでいいー!

自分の記事だけでなく、色んな人の口コミで「良かった」「良いらしい」っていう話が広がって、
先行上映やテレビ放送の視聴のきっかけになるなってくれたらね、
0が1になったらいいねという気持ちです。

■その他雑記

一番雑多な部分なので、最後に書き散らします。

・地区優勝チームの投手から犠牲フライを打てるんだから、春日未来のソフトボールの選手としてもめちゃくちゃ優秀なんだよな……贔屓にもほしいぜ。未来ちゃんのフォロースルーが、まさに右バッターがレフト方向へフライ上げたときのそれで合っているはずなのに面白い。

・練習時に静香めちゃくちゃ優しいね

・かなしほめっちゃ仲が良いですね。もうお泊まり会とかした?

・2話最後の固有結界には「やりすぎ」と思っていた部分があったけれど、数回見たのと、舞台挨拶等でキャストがちょっとネタっぽくて話してくれてガス抜きできて、ベクトルの違いを大きく感じなくなったので、面白く見られるようになってきた。

・5……

・プロデューサーがいると、静香も未来たちにツッコミをせずにボケに回れるというのは発明じゃない?

・劇場設営の麻城建設の皆さんにお礼をいったり、その返事をもらったりするやり取り。アイドルだけでなく、裏方もあって輝くということが描かれていていいですね。

・肩に置かれた社長の手をつかみにいくプロデューサーくん、なに?

・社長に似てきたと言われたチーフプロデューサーの「えっ!」好き

・美咲ちゃんも小鳥さんも可愛い

・チーフプロデューサー チャラい!えっち!いつも腰に手を当てているのは何?

・横山奈緒スタイルが良すぎる

・「原っぱライブなら姫のお城を作るのです!」とか言いそうなくせに、実際は「原っぱライブを行う上での課題の洗い出し」とかやっている徳川まつりとかいう女

・2幕の予告ムービーのこれ(16秒)、「憧れの北沢先輩に告白する最上後輩」の図ですね。

・実際は北沢先輩が後輩静香にきついことを言って、静香が言い返しているところだと思うけれど、やれやれ穏やかじゃないわね。

・1回見たときより、2回目のほうが全体を見れたのでなんか涙腺にきちゃって最後の「Rat A Tat!!!」で「やっと始まるんだなぁ」とボロ泣きしてしまった。

以上。

すごく雑多に色々書いたけれど、まぁいいものだと思うのでみんなミリアニ見てね という話です。
そしてTHE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-3 R@ISE THE DREAM!!!も楽しみましょう。


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