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setagawa
2024年2月4日 00:01
この地に入りてから、幾許か季節は巡った。民の生活は滞りなく、少しずつ人々の数は増えてきているように感じられた。 少しばかり、私には自由が与えられ私はひとり野辺を彷徨った。何も目的を持たずひたすら彷徨っていた。自ら深く呼吸をする。そしてひたすら彷徨い歩く。帰る家はある。私は必要とされて邨の警備に就いている。 近江の海は南岸から流れ出ていずれは大海に注がれていく… 私は川の流れの行き着く先を見