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ポジャギを作るのに必要な道具たち

【針】
何でも良いのですが、教室の生徒さんたちに最初におすすめしているのは「四ノ二(しのに)」という番号の絹針です。
四=針の太さ、一般的によく使われる木綿針は 三 という番号です。
二=針の長さ、これも一般的によく使われる木綿針は 三 になります。
なので、家庭科の授業などで使う針は、おおよそ「三ノ三」という番号の木綿針ということでしょうか。それよりも細くて少し短い針が使いやすいだろうということですね。
私個人としては、巻かがり縫いをするときは短いほうが好みなので、四ノ一、もしくはそれよりももっと短い絹針を使っています。
並縫いをするときは四ノ二を使っている気がします。
メーカーもいろいろあり、針の焼きや研磨の具合で硬さなどが違うので使い比べてみるとよいでしょう。
重ねて言いますが、お好みのもので構いません。

【糸】
こちらも何でも良いのですが、基本的にモシ(麻・苧麻)を縫うときには綿糸や絹糸、絹を縫うときには絹糸、と、天然素材の布に合う糸を使うことが多いです。モシを縫う時に絹糸を使うことも多いです。
手縫いで縫っていきますので、できれば手縫い用の糸が良いのですがなかなか難しいですね。
私の場合、モシを縫うときには主に「デュアルデューティー」というパッチワーク用の手縫い糸を使用しています。普通の綿糸だと、モシの硬さに負けてしまって糸がよく切れるので、少し強い、ポリエステルと綿の混紡のこの糸を使っています。絹糸を使うときもあります。
絹を縫うときは韓国製の絹糸を使うことが多いですが、韓国の絹糸も日本の絹糸も、細いものはミシン糸ですから少し使いにくいです。
好みの糸を見つけてください。

【裁ちバサミ】
よく切れる鋏を使ってください。
重たい裁ちばさみがしんどければ、百円ショップで購入できる裁ちばさみも軽くておすすめです。ただし、百円ショップのものは当たり外れがあります。

【糸切りバサミ】
こちらも、よく切れるものを使いましょう。
糸だけでなく、縫い代を少し切りたいときなど、小回りがきく小さな鋏があると助かります。

【ヘラ】
ヘラの代わりに、ボールポイント目打ちや鉄筆を使うこともあります。
よく皆さん、家にあるお裁縫箱の中に入っていた古いヘラを持って来られます。それで全く構わないのですが、先が消耗して丸くなっているものはとても使いにくです。先が丸くなっているものはヤスリで削るなどして少し尖らせてあげましょう。ヘラは消耗品です。
ヘラの下にはヘラ台が必要です。正式なものでなくても、カッティングボードや厚紙、フェルトなどで代用できます。私は机の上にデスクマットを引いて作業しています。
チャコペンシルを使うこともありますが、後で色が残ってしまう鉛筆やボールペンは使わないほうが良いです。ポジャギは一重で仕上げる透け感のある作品が多いので、完成した作品にペンの跡が透けて見えるととても悲しいです。

【定規】
できれば手芸用(パッチワーク用など)の目盛り付きのものが良いでしょう。長さはいろいろあると便利ですがはじめのうち小さな作品を作っている間は30cmの長さで十分だと思います。メモリが入っているマットを下に敷いて使うのもよいです。

【まち針】
これも針と同様に絹用の少し細いものが使いやすいです。
あとは、頭が耐熱のものがよいでしょう。

【アイロン】
写真には写っていませんが必ず必要です。
面倒でもパーツを縫い合わせるたびにこまめにアイロンを掛けておくと仕上がりが綺麗になります。手芸用のコテなどでもよいでしょう。


見ていただいて、ありがとうございます!