［作品紹介］タンのチョガッポ

Facebookでアートバトンを受け取り作品を紹介したついでというか、せっかくですので各作品のもう少し詳細な紹介をしていきます。
これまでおよそ10年分の私の作品を一点ずつ書いていきます。
インターネットだけでなく、図録にも詳しい説明はほとんど載せたことがないので、自分の記録のためにもまとめておくことにしました。

2014年制作
タン、キョッポ、チョガッポ
縦48×横48cm

タンという厚手の光沢あるシルクの布で制作しています。
この写真は2019年5月の展示会で展示したときのもの。

これも、確か当時雑誌で見かけた布作品のパターンを参考に作ったはずです。
何に載っていたのか一生懸命探しましたが、見つけられませんでした。モノトーンのような色使いで、額に入った大きな布作品だったように記憶しています。もしかしたら布作品ではなかったのかな。。。

タンの割にはちょっと薄くてつるつるしている布で、頑張って真っ直ぐ縫ったつもりですが結構歪んでいます。

こういった布は糊付けをしてから縫い始めるとよいのですが、そもそも私、お洗濯で糊付けとかしたことがなく、この時も縫いながら時々アイロン用のスプレー糊を使っただけだと思います。最初からきちんと糊付けしていたらもっと綺麗に仕上がったのかなぁと思います。

布の色が強いので糸をどうしようか迷ったのですが、普段はあまり選ばないブルーの絹糸を選びました。
最初に手にとったのはいつも割とよく使うショッキングピンクとか黄色とかだったのですが、どれもなんだか違うなぁと思って。

裏は紫色のシャンタンです。
シャンタンは薄いのにハリがあってしっかりするので、表の布が柔らかい時に裏に使うことが多いです。
周りも巻かがり縫いで縫い合わせています。

小さなムジゲ（虹）のパターンがたくさん並んでいます。
サイズは小さいですが、布の光沢と色の強さで存在感のある作品に仕上がりました。

2-3年前に工房の雨漏りで少し濡れてしまってシミになっている部分があります。生徒さんたちにもたくさん触ってもらってだいぶくたびれているので一度洗ってみようと思っています。
もしうまくいかなくても、ここでご紹介できたのでもう諦めが付きます＾＾
お洗濯の後にどうなったかは、またそのうちに書きますね。