見出し画像

[作品紹介]「韓」

Facebookでアートバトンを受け取り作品を紹介したついでというか、せっかくですので各作品のもう少し詳細な紹介をしていきます。
これまでおよそ10年分の私の作品を一点ずつ書いていきます。
インターネットだけでなく、図録にも詳しい説明はほとんど載せたことがないので、自分の記録のためにもまとめておくことにしました。


2012年制作
いろいろな薄絹、ホッポ、チョガッポ
縦97×横96cm

画像1

いろいろな種類の薄絹の端布を集めて繋げました。


画像3

一重仕立てで、ぐし縫いの折り重ねはぎで縫っています。
本当に小さな端布ばかりを、できるだけ切って捨てる部分がないように縫いつなぎ、最後までパズルを組み合わせるように楽しく制作しました。


画像3

捨てたくないので、反物の一番終わりの所に入っている金や銀のラインの部分も使ったりしています。
私的には"ポジャギはこうでなくっちゃ”と思っています。


画像5

紐も、長い布がなかったので途中で接いでいます。
しっかり縫い付けてはいますが、実際に風呂敷として使うときっとすぐに破れてくるんだろうな、って思います。


画像4

シルクは本当は裏表があるけど、もうわからなくて混ぜこぜです。
光に模様が透けて見えると綺麗ですよね。


教室を始めてちょうど10年になります。
生徒さんたちが作るポジャギを見ながらいつも思うのですが、人によってブロックの繋ぎ方の癖みたいなものがある気がします。
もちろん好みがあるのでみんな違って全然構わないんですが、同じものをお手本にしても同じものは出来てこない。見る時にその人特有のフィルターがかかって、見えている部分が人それぞれ違うんだろうなと思うのですが、それが私にはとても勉強になるというか、新しい発見があるというか^^
だけど私にも癖があって、真似したくてもなかなか同じようにはならない。笑
チョガッポって、ほんと面白いなって、始めた頃よりも今のほうが強くそう思います。

今、これと同じような作品を作ったらどんな繋ぎ合わせになるのか、試しに作ってみたくなりました。私の頭の思考回路が変わったのか変わらないのか、きっとよくわかると思います。笑



見ていただいて、ありがとうございます!