JCGスイスドロー優勝！ＯＯＳ純進化ネクロ解説

どうも、セシリア（@sesiria_na314）です。

レート杯に2回出てたり、ローテ覇者、アンリミ3位だったりします。

最近、世間の進化ネクロの構築が、上のようなラスワギミックを取り入れたハイブリッドデッキを使っているのが疑問に思い、思わずこんなツイート。

純進化ネク結構強いと思うんだけどあんまり回してる人いない印象。ドロー力めちゃくちゃ高いし6ケルヌンまあまあ起動するんだけどな。

— セシリア (@sesiria_na314) February 11, 2022

逆張りでもなんでもなく、ただ単に”ラスワ進化ネクロより強い”と思って言ったけどあまり理解されず、周囲の人間もほとんどがラスワ進化ネクロを使っていました。

スイスのデッキ登録ギリギリまで純進化を握るかラスワ進化を握るか非常に悩みましたが、自分を信じて純進化ネクロで登録。

当日、運がよかったのと相手の読みを外せたことも相まって、なんと優勝することができました！自分を信じた者の勝利！

JCGスイスドロー大会優勝しました！！！デッキはよくあるエルフとちょっと特殊な純進化ネクロ。ユピテル刺さる局面めちゃくちゃ多かったです！ pic.twitter.com/Oje7R8yMdf

— セシリア (@sesiria_na314) February 12, 2022

ということで、一定数の需要がありそうなのでこのデッキについての解説記事を書くことにしました。無料部分では簡単にデッキ紹介、有料部分では諸々の事柄を詳しく述べたいと思います。

購入する際は自己責任でお願いします。

〇構築

上にも載せた通り、このようなリストを使用しています。

詳しくは後述しますが、ラスワ進化と比較して墓地の増え方・ネクロマンスの消費や進化の進みが早く、ケルヌンノスやスケルトンレイダーを強く使うことができます。

進化ラスワネクロとは考え方も動き方も大幅に違うので注意しましょう。

〇大まかな動き方

序盤：ひたすらドローと墓地稼ぎを意識。先攻なら6、後攻なら5でスージーを直接召喚できるよう、それを見据えながら動く。

中盤：進化回数とネクロマンス消費を重視。OTKする必要がない対面なら顔を詰める動きも意識。

終盤：ケルヌンノス起動やレイダーでフィニッシュを目指す。対面によってはユピテル等でコントロール気味に動くのもあり。

〇各採用カード解説

使い方を説明した方がいいな、と思ったカードをピックアップ。

・シャオ

基本は進化とネクロマンスを稼ぐ札。スージーを出すのが一番強いですが、序盤にネクロマンス10を達成したい＆他にネクロマンスを消費するカードがない場合は割と雑に切ってもいいです。

また、1に出して2にガイドで割る、のような動きをすることもあります。

スージーが破壊されている場合、手動進化＋リアニメイト4により1コストで進化を2つ稼ぐことができるため、レイダーのコストを効率よく下げることができます。

・ルナ

人形によるドロー＆墓地稼ぎ、ガイドやクランプスの打ち先、ネクロマンス消費札として優秀なカード。

1枚目は人形でドローするためだけに切ります。

二枚目以降はハンドと相談ですが、基本はネクロマンス効果で切りたいです。ハンドがきつくてドローしないと耐えてない、のような局面以外では抱えておいた方がいいでしょう。

・墓守

ネクロマンス6カードと合わせて使うことで次のターンからスージーの直接召喚が狙えるカード。後手5でスージーを出したいため、墓守を含めず後手4までに墓場を5貯める動きを見据えることが重要。

一見難しそうですが、後手4に墓守と1コスネクロマンス6を合わせるとき、1コスト分PPが余ります。余った1PPでドゥームやドミネーターのアクセラを打ったり、墓守進化後クランプスなどで墓場を効率よく稼ぐことができるため、要求値はそこまで高くありません。

・ユピテル

このデッキのおしゃれ枠。

守護＋回復による耐久プランが可能になったり、消滅によって（主にミラーで）相手の妨害が可能だったりします。

5進化起動の目安は先攻なら7ターン目（6T7Tでスージー直接召喚＋5T6Tの手動進化＋何かしらの進化を稼ぐ札1枚）、後攻なら6ターン目（5T6Tでスージー直接召喚＋4T5Tで手動進化＋何かしらの進化を稼ぐ札1枚）です。

5進化起動にこだわらずとも、未起動ユピテルの横にケルヌン進化スージーなどをくっつけてボードを強くする動きが刺さる対面もあります。

ゲームにおいて使う見込みがないな、と判断した場合は葬送しても構いません。

・ドゥーム

1コスで墓地を2つ稼ぐのがメインの用途。ドミネーターと違って捨て先の選択に困る必要がない。

ランダム効果はその時ちょうど欲しいのが出ればラッキーといった感じですが、

・進化権回復→打点になる、進化を稼げる

・2ドロー→リソース補給できる、

・顔3点→打点

・4回復→1ターンもらえる可能性が高まる

といったような感じで盤面5点以外なら何かしらのメリットを産んでくれます。

後手4墓守にくっつける場合は墓守進化後に打ちましょう。ランダム5点で墓守の当て先が消えたり、進化権回復が無駄になったりする可能性があります。裏目は2ドローが出てレイダーを引く可能性くらいです。

・ドミネーター

1ドロー＋2回復しながら墓場を2つ即時的に稼げるカード。素引きしたスージーを葬送してシャオから早期スージーも可能。

回復が重要なマッチアップにおいては雑に打たず、温存しておく択を検討することも重要。

ちょくちょく使うテクニックなので、自分の盤面を5面埋めたあとで打つと回復しない代わりに、何も捨てずに1ドローできることを覚えておきましょう。

〇不採用カード

・記憶の軌跡…ボンドミと比較した場合回復力はボンドミ以上ですが、盤面にフォロワーが二体いないと使えない点、墓場を1しか稼げない点を微妙に感じて不採用としています。

・ルルナイ…純進化ネクロは序盤のボードを処理する能力が低いから～といった理由でルルナイを入れる主張をする人がいますがそれは大きな間違いです。ルルナイを出しているターンはドローや進化回数が上手く進まず、デッキの本質と全くもって噛み合っていません。

・死門…以前採用していたこともありましたがこのデッキにおける死門は弱いです。3コストなので他のカードとのくっつきが悪く出すなら3ターン目が一番強いのですが、その動き自体妥協択で、基本はガイドorベルエン＋1コスなどの動きをした方が強いです。スージーが破壊されていない場合のシャオからベルエンを出したいときにも邪魔になるカードなので絶対採用しない方がいいレベルのカードです。

以下有料部分となります。何が書いてあるかは目次をご覧ください。購入の際は自己責任で。