声・滑舌に自信のない人へ送るnote
自分の声って聞いたことありますか?
突然ですが、自分の声、聞いたことありますか?
普段から聞いてるって?
自分で発声して耳に入ってくる声と、人に聞こえている声、それから電話の声。ぜーんぶ聞こえ方って違うんですよ。
人に聞こえている声は、録音しないと自分で確認できません。でも、なかなかそんな機会無いですよね。
(面接練習とかで初めてやってみて、恥ずかしい!と思った人もいるのではないでしょうか?)
最初は大抵恥ずかしいものです。
私は、学生時代に部活ではじめてマイク前に立ち、自分の声を録音しては聞き、練習し、録音し……の繰り返しの日々になりました。
今でこそ様々な方法で声を使って遊んでいますが、当時はとっても恥ずかしくて、「どうして先輩たちは平気な顔して自分の録音を聞けるんだろう……?」と思っていましたね。
ですが、繰り返すうちに、だんだんと自分の声も聴き慣れてきて、恥ずかしさを感じなくなりました。恥ずかしいと思う邪魔な思考が無くなったことで、技術面に意識を向けやすくなったのが良かったです。
なので、もしこれから学校や仕事で人前で話す機会があり、自信がないという方、何度も何度も録音しては聞いての繰り返しで、慣れちゃいましょう!
慣れによって"声の不安"を取り除き、”本番の緊張”のみにしてしまえば、少しは気が楽になるのではないでしょうか?
聞きやすい声って……?
聞きやすいな、聞き取りにくいな、と思う声や話し方って案外日常生活でも感じていると思います。
店員さんが何を言っているか聞き取れなかったな……とか。
プロのアナウンサーが読むニュースはながら聞きでもしっかり聞き取れるな……とか。
その違いってなんでしょうか。
個人的な意見ではありますが、このようなところかなと思います。
声の大きさ
喋るスピード
滑舌の良し悪し
呼吸のおき方
個人的な観点ですが、以上のような点がほとんどかなあと思います。
では、それぞれについて解説していきますね。
声の大きさ
これは、一番わかりやすいかなと思います。
コロナ渦でマスクをするのが当たり前の生活になり、より重要になってきた気がしますね。
自分は声が小さいから……と思っている人もいるかもしれません。
相手に伝えなければならないポイントや、学校での発表や仕事でのプレゼンなどの大事な場面だけでも、”相手のもう少し後ろまで届くような声量”を意識してみるといいかもしれません。
また、内向的な人や自信のない表れとして、口があまり開いていないということがありますが、これも声が小さくくぐもってしまう原因のひとつになるので、できる限り口は大きく開けた方がよいです。
英語を話す人は表情が豊かとよく言いますが、この辺りも結構関係していますね。興味深いです。
喋るスピード
これは、自分の声を録音して聞いたりする習慣がない限り、自覚しづらい点だと思います。
ですので、人に早口と指摘されたことがあったり、自分で「噛みやすい」と感じていたりする場合は、一度録音して聞いてみるといいかもしれません。
もし、貴方が早口だった場合、”これはゆっくりすぎるんじゃないか?”と思うくらいのゆっくりペースで喋ってみてください。相手にはちょうどいいスピードになっていることがほとんどです。
録音して聞き比べてみるのも面白いですね。
緊張して早口になってしまうということもあると思いますので、そんなときは、聞き逃してほしくない部分だけでも、”大きな声で”かつ”超スローに”話してみると、想像以上に効果があるかもしれません。
滑舌の良し悪し
これについては、舌の構造上手術等が必要な場合もありますが、訓練でよくなる場合も多いです。
私が昔行っていた訓練としては大まかに、
普段の会話からはきはきと喋る
発声練習と発音練習をする
この2つです。
友達や家族と喋っていると、ついぼそぼそ~だらだら~と口をほぼ動かさない喋り方をしてしまったりするんですよね。そこから意識を変えていきました。
(今は必要な時以外意識していないので日常会話はボロボロですが……)
そうすると、何もしていなくても「滑舌いいよね」と言われることが増えました。これ、本当です。
それとは別に、50音を使った2つのトレーニングを毎日行っていました。
具体的なトレーニング
①
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ
このように、1音ずつ後ろにずらして、ワ行までやります。
読みやすいように空白を入れていますが、滑らかに連続して言えるとよいでしょう。
ただし、早口言葉の練習ではないので、あくまでも1音1音をハッキリと発音することを心がけて実践してください!
②
あ、え、い、う、え、お、あ、お
こちらも同じくワ行までやります。
こんどは、発声練習も兼ねているので、1音ずつ呼吸をおいて、腹筋に力を入れて、ゆっくりしっかりやっていってみてください。
結構疲れると思います。
どちらのトレーニングも、毎日1回ずつやるだけでだいぶ変わると思います。
また、慣れたころにはガギグゲゴやパピプペポ、キャキュキョなどの特殊な音もできるとより効果的です!
実際にやってみると、「自分はこの音が苦手なんだな」というのが分かってくると思います。そこだけ意識して練習したりゆっくり話したりするだけで、活舌の不安はだいぶ減らせるのではないでしょうか。
さいごに
人は自分のことを思っているほど気にしていない。とはよく言いますが、同時に
第一印象ですべてが決まる。ともよく言われていますよね。
身だしなみや表情ももちろんですが、声や話し方も大事な第一印象の一部です。
自信がなかった方も、これを機に少しでも自分の声が好きになってくれたら……そこまでいかずとも、声を聞かれることに対する抵抗感が減ってくれたら、とてもうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。