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造成に適した中層混合処理とは?

地中にある土に改良材を混ぜることで、軟弱地盤をより強度にする場所がまだまだあるからこそ、中層混合処理工法が2023年も必要になってくるでしょう。造成したい場所の地盤調査にて、軟弱地盤になっているかもしれません。今回の記事では、中層混合処理について単価、積算、種類、違いなど様々な観点から纏めておりますので、管理者側が得たい情報を知ることができるでしょう。是非最後までご覧いただければ幸いです。

造成に適した中層混合処理とは
撹拌状況

「粉体改良方式」と「スラリー噴射方式」

中層混合処理工法には「粉体改良方式」と「スラリー噴射方式」の2種類があります。それぞれの単価は、工事の規模や難易度によって変わりますが、セメントの配合量やセメントの種類によっても、大きく影響を受けます。
単価を求めるために積算する必要がありますので、もちろん中層混合処理においてもです。
中層混合処理工法には、比較表もあるので単価を比較し方式や工法について考えることで必要経費を割り出すことができるでしょう。
実際の数字で分かるようになると、無駄な予算を出すことなく効果的な工事を実施することができることから、管理者としても中層混合処理工法にする状態の地盤なのかを把握することはもちろんです。
更に、中層の他にも浅層、深層混合という処理工法もあります。
これから解説するマッドミキサー工法には、浅層・中層混合になりますが、深層になる場合は、より深い位置での混合処理になるのでセメント系固化材と水を練り混ぜたセメントミルクを専用機械に取り付けられた撹拌翼先端から吐き出し、現位置土と混合撹拌しながら、掘進と引上げを繰り返すことによって柱状の改良体を築造します。
新築住宅を建築する際にもこの深層混合処理工法になる場合があるのです。

マッドミキサー工法(浅層・中層混合処理工法)

マッドミキサーを使用してどちらかの工法で工事を進める事になるという事です。マッドミキサー工法とは、セメント・セメント系固化材などの改良材を液体の中に固体を混ぜ合わせたもの、これが所謂スラリー状になります。
そして地中の土とスラリーを重機で混ぜ合わせる事により、固めることを目的とした地盤改良工法です。
マッドミキサーとはベースマシンにトレンチャー型攪拌混合機を装備した地盤改良専用機なので中層混合処理においても適しているといえるでしょう。

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