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軟弱地盤で太陽光発電を検討するなら

軟弱地盤でも太陽光発電所を建設することはできます。ただし、発電所の建設前に地盤改良することが必要です。この記事では、太陽光発電所が増えている背景や軟弱地盤に建設すべきでない理由、地盤改良を行う効果などについて説明します。

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地球温暖化が問題となっている昨今、エコでクリーンなエネルギーとして太陽光発電は注目されています。メガソーラーが建設される一方で、利用していなかった狭い土地を有効活用して太陽光発電所を建設する事例も増えています。田畑としての利用が難しく、住宅建設にも向いていないような土地を太陽光発電所として生まれ変わらせ、賃料収入を得ることができる魅力は大きいといえるでしょう。
ただし、建設を検討している土地が軟弱地盤であれば問題です。軟弱地盤においては、ソーラーパネルの基礎として打ち込んでいる杭が抜けてしまったり、沈下したりする恐れがあります。これらは長い目で見れば発電量を低下させる原因となりますし、ひとたび発生すれば原状回復に手間とコストがかかります。こうしたリスクを避けるためには建設前の地盤改良が必要です。
地盤改良とは、固化材等を用いて地盤の強度を高める工事を指します。固化材として代表的なものはセメントや石灰、セメントに各種有効成分を加えたセメント系固化材、石灰に各種有効成分を加えた石灰系固化材などです。河川やその周辺における地盤改良など、環境に対する特別な配慮が求められる場合は石灰を使うケースが多いといえます。
地盤改良工法は多くの種類があります。軟弱地盤を掘削してセメントまたはセメント系固化材と混合攪拌する浅層・中層改良混合処理は最も広く用いられている地盤改良工法といってよいでしょう。勾配の急な土地や地下水位より低い位置にある土地には向いていないとされますが、様々な条件の土地で施工されています。現場支持力やすべりに対する安定を高める上に、液状化を抑制する効果があります。もちろんソーラーパネルの杭抜けや杭の沈下を防ぎます。
セリタ建設の浅層・中層改良混合処理の特徴は、バックホウに装着した専用アタッチメントによるスピーディな施工です。従来の方法と比較して短工期・コスト削減を実現させています。土質・周辺環境・費用・工期などの条件に応じて、適正な規模と手段で地盤改良を行います。公共事業における実績も豊富なので、安心して地盤改良をお任せください。



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