時間が全て解決する
時間は薬、本当にそうだなと思う。
仕事が忙しかったのも良かったのかもしれない、きっと彼も10月は忙しいって言ってたからそうなんだろうな。
ご飯食べているかな、朝ごはんをサブスクにしたって言ってたからそんなに変なことになってはいないだろう、
皮膚の調子はどうかな、
夜は眠れているかな…
一つ思い出すと、次から次へと想いが溢れる。
それでも、時間は確実に彼への思いを消していく。あの時、終わってよかった。終わってからつながる、いろんな事実が私の選んだ道を正解だと告げていた。
気晴らしに買い物にいくと、彼が好きだと言っていた店が目に入る。
全然、辛くなかった。直感的に、お店に入りたいと思った。薄暗い店に入って彼が好んでつけていた匂いを手に取る。
あぁ、この匂い…
好きじゃなかったなぁ!笑
いつもの匂いが好きだった、洗い上がりの髪の匂い、洗濯の匂い、運動した後の汗の匂い。
思い出すと胸がキュッとなるけど、前ほどじゃないな。きっと私も前に進めてるんだろう。
彼の匂いをパンフレットに振ってもらった、きっといい記念になる。
そして私は唯一気に入った香りをお持ち帰り。こんな匂いが似合う女性が好きだったんだよね、きっと、君は。
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