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子供の頃のお遊び。

小学生のころ、友だちと漫画を描いていた。
しかも同時にいくつも描いていた。

私には姉と、すぐ近くに住んでいる友達がいて、物心ついた時には2人が作り上げていた『ポテトさん』のストーリーのなかに組み込まれた遊びをしていた。

ポテトさんは、丸を描いてその丸にサングラスとメキシカンな帽子をかぶせて、手足になる4本の棒を直接その丸からのばして、手にマラカスをもたせたキャラクターで、彼が住む村には私たち3人を投影したキャラクターなんかもいることになってた。

(のちに祖母に聞いた話だけど、頭部から直接手足をのばすお絵かきは幼児がよくするものらしくて、頭足人と呼ばれるらしい。)

家の前の芝生で、ポテトさんのごっこ遊びをして、家に帰ればポテトさんの漫画といくつかのコーナーで構成された「こどもしんぶん」をつくり、生協の同じ班の人に配ったりしていた。らしい。

小学校低学年あたりには、姉たちが新学期に余らせた大学ノートの数だけ新しい設定とキャラクターが生まれて、交換日記のように漫画をみんなで回し描いて、またテーマソングを作っては芝生で振り付けをつくって、真剣に世界観をつくって遊んでいた。

高学年になっても、わたしと友だちがそれに余りに真摯に取り組むので、既に中学生になっていた姉が「もうこんな子供のようなことは続けられない」とストライキを起こすなど、いろんな問題を生んだりもした。

レインとレニーの物語の主題歌はまだそらで歌える。
ポテトさんはその名前とは裏腹に、近所のおじさんが飼っていたウーパールーパーが起源である。懐かしい。

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