日帝の足跡を見る。カンチャナブリ渡航記

先の大戦では枢軸国の一員として日本と共に戦ったタイランド。
タイにも当然、日帝の残した負の歴史遺産があります。それがカンチャナブリにあるクェー川橋。
日本軍の他に、捕虜、ミャンマー人、マレー人、タイ人を大量に動員してタコ部屋労働をさせて作られた通称「死の鉄道」と呼ばれた泰麺鉄道がありました。クェー川橋は何度爆撃されても強制労働で復旧し続けた場所として映画化もされている有名スポットです。
そんなクェー川橋に、今年のお盆休みつまり終戦の時期に合わせて行ってきました。バンコクやチェンマイで日本人客が遊んでいる中、日帝の闇を覗きに行く。気分は「他に、いますかっていねーか、はは」という感じです。

まあ、実際には欧米からの観光客を中心にたくさんいて、他にたくさんいるのですが……

併設されている博物館には武器も含めた当時の記録がまとめられていて見ごたえがありました。

また少し歩くとDEATH RAILWAY MUSEUMというド直球な名前の博物館もありました。

色々展示はあったのですが、一番印象的だったのはこれ。
人が500人死ぬごとに釘を打ち付けられた木です。命が軽い。
当時の過酷な状況が伺えます。

他の観光スポットとしては下がガラス張りになっている橋。何十バーツか払うと上に登れます。(本当はこういうのも覚えておいて書くべきなのでしょうが払ったお金のことは忘れることにしているので全く覚えていません)

上からの景色はこんな感じ。向こう岸が水上都市のようで美しい眺めでした。
そして、カンチャナブリのランドマーク、エラワン国立公園。タイで最も美しいと言われる滝があります。

滝はレベル1からレベル7の7つあり、レベル7まで行くのはそれなりに大変です。事前に旅行情報を調べるために読んだブログではレベル5までで十分と書いてありました。

でも、こういうのって自動車免許のオートマと同じだと思うんですよ。免許なんてオートマなんて十分っていいながら、みんなマニュアル免許を取ってるしオートマ限定で済ませているのなんて女子どもと僕だけってわけです。
こういうネットの情報には惑わされないぞとレベル7まで行きました。

こっちは「ぜーぜー」言いながら登っていたのに、ファラン(西洋人のタイの呼び方)のガキが水着で登っていました。
なんというかこういうのを見ると人種による差ってやっぱりあるんだなと思わずにはいられませんでした。
ちなみにですが、会社で何人かのローカルスタッフに聞いてみましたが本当にレベル5で良かったようです。レベル7まで行ったのを誉められました。
でも、カンチャナブリでエラワン国立公園に来てレベル5で帰った人がいたら全力でマウントを取りに行くのでそのつもりでよろしくお願いいたします。それが"頂上"に到達した人の責務だと思うから。

まとめ

クェー川橋もエラワン国立公園もカンチャナブリの中ではバンコク寄りの方で、どちらかであれば日帰りでも行けなくはないので行ってみてもいいかもしれません。

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