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北陸本線に新設された臨時快速に乗りに行ってきた話

 2024年3月16日、北陸新幹線延伸に伴う敦賀〜金沢間の第3セクター化により、米原〜敦賀間に短縮されてしまった北陸本線に、えげつない快速が臨時で設定されました。その実態はまさかの「米原敦賀間ノンストップ」という、特急顔負けの性能を誇る物でした。無停車走行距離はまさかの45.9km!!

ちなみにですが、この記録はノンストップの最長記録には及びません。
私が把握している最長記録は、快速リアスの下米内陸中河合間63.6kmです。

今回は、この臨時快速に乗車してきましたので、それについてまとめます!


①概要

・運行区間:米原〜敦賀
・停車駅:米原、敦賀
・運行時間(下り):米原22:48→敦賀23:20(評定平均時速86km/h)
・運行時間(上り):敦賀6:31→米原7:08(評定平均時速74.4km/h)
・使用車両:223系、225系

223系。新快速でお馴染み。私が乗った時はこっちがきた。(Wikipediaより)

②この快速の発生経緯

 2024年3月16日、北陸新幹線の金沢〜敦賀間が開業しました。その結果、特急しらさぎやサンダーバードは金沢まで運行する必要がなくなり、全便敦賀停車になりました。しかし、それと同時に、早朝や深夜に東海道新幹線と接続していた特急しらさぎの廃止となってしまいました。臨時快速は、この廃止された特急しらさぎの代替として走っているものなのです。
 ちなみに、JR西日本は、この臨時快速を暫定で9月30日まで走らせるとし、その後運行するかどうかは、この臨時快速の需要を受けて判断するということです。

③乗ってみた!

今回乗るのは、概要で示した二本の列車のうち、下りの方です!というわけで旅は夜の米原駅からスタート!
 

米原駅!わかりにくいですが、ちゃんと夜。


エクストラで草


種別表記は臨時。英語がスペシャルトレインなのがまたなんとも言えない。

いざ乗車してみると、そこそこ車内にお客さんがいました。22:48なのに。
車掌さん「この電車は快速、敦賀行きです。次の停車駅は敦賀です。途中の駅には止まりませんのでご注意ください」
流石に草が生えていた私を他所に、臨時快速が発車しました。
ちなみに、私が乗った日は接続するはずの東海道新幹線が遅延しており、その乗客を待って発車したため、4分遅れでの発車となりました。

いざ発車すると、臨時快速は静かに、夜の滋賀県を爆走して行きました。
おそらく110km/hくらい出ていたのではないかと思われる。
車窓から見える景色は真っ暗だったので見どころもなく、適当に過ごして、米原を発車して20分が経過した頃、臨時快速がとある駅を通過しました。
私「今通過した駅何駅だったんだろう?」
友達「近江塩津だよ」
私「は?」

上の私の反応がよくわからなかった人は、上の米原敦賀間各駅停車の電車の時刻表を見てみよう!
私の言いたいことが少しわかるかもしれないぞ!

結局、この臨時快速は、1分遅れで敦賀につきました。所要時間29分。
これはすなわち、平均速度95.0km/hで北陸本線を爆走していたことになります。
いややばくね?

④さいごに

何が一番やばいって、米原敦賀ノンストップであることもそうだけど、やっぱりこの快速のスピードだよね。めっちゃ速い。18きっぱーの強い味方。
席がかなり埋まっていたように見えるので、9月30日以降も運行してほしいです。
一応臨時列車の扱いなので、乗るならお早めに。
ではまた。



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