見出し画像

詩吟の大会

2024.6.2(日)太宰府の公民館 四階の会場で

亀井神道流 西日本吟詠会主催の和歌の大会があった。

お昼すぎに吟士権者15名による選考があり

私は、題名「東の~ ひんがしの」作者「柿本人麻呂」を選んで歌いました。

審査員の先生方の前でステージに上がるといつも緊張します。 100名を超える参加者の視線も集まる会場。 暗譜が基本でこれまでもステージに立ってはいるもののさすがに待機する時間まで記憶が飛ばないよう気が気ではない。

八年かけてこれまで上達させて頂き導いて下さった教室の山田啓陽先生に感謝を込めるのと、それと柿本人麻呂という作者の想いを自分なりに受け止め表現する事に集中して臨みました。

結果 第二位!

出し切りました。満足です。

大会の最後にいつも閉会の辞で挨拶される98歳のT先生に、この結果報告をさせて頂きました。
初めて挨拶に来た私を見てT先生は笑顔で返してくれましたが、多分一介の他教室の生徒の私の事は存じなかったと思います。

しかし、わたし的にはどうしても報告しておきたい衝動を抑えられなかったんです。
もうすぐ100歳を迎えようとする御身でありながら「吟道の精神」を語るその心にいつも私は会場の後ろで感動していたから。
 憧れ、畏敬の念を込めてこれからもこの初心を忘れないよう精進したいし、元気な先生の姿を見ていたい、また、こんな生徒もいる事を知っておいて頂きたい。

詩吟 当時の人の心が込められた言葉

詩吟を通して私は素直な心を育んでいるように感じる。 
さっきの抑えられない衝動に突き動かされたのは
それは、 心が若返っているからなのか。
「きっとそうだ!」と思いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?