岐阜&岐阜北志望者特訓開催。by尾関
今日の中3は自習のみ。
ってことで最初のHRで「手を動かす勉強には一定の効果がある、みんな手を動かしまくれ!!」なんて気合を入れられ、自習室に散っていく生徒達。
前期期末テストの反省懇談も終わり、時間的余裕のある僕は各自習室へ探検に出かけた。(偵察ともいうか?笑)
うんうん。やっぱり点数を取ってくる子、勉強が上手くいってる子ってのは、手が動いているね。
反対に、伸び悩んでいる子ってのは、手が止まっちゃって、前の席に座る仲間の背中を穴が開くほど見つめているなんてこともしばしば。
そんな生徒を発見したらどうするのかって?
あえて全体に語りかけたり、ちょっと話そうかって個人的に呼び出したり、いやいや今はまだ伝えるタイミングじゃないから、次のテスト対策の目標設定懇談の時に伝えようだとか、チェックノートのコメントにそれとなく書いてみようとか、質問対応の時についでを装い話してみようだとか、色々と工夫して、虎視眈々とベストなタイミング、ベストな伝え方を考える。
ベストタイミングで伝わったら効果覿面。
僕の一言が、その生徒の人生のターニングポイントにだってなり得るのである。
でもタイミングを見誤ると、「敵」または「たくさんいるモブキャラの大人」認定され、僕の言葉はその後一切届かなくなるって危険性もはらんでいるのが、この仕事の難しい所であり、面白いところ。
目についたことをなんでもかんでも指摘すればいいってもんじゃないし、デリカシーのない指導で子どもが変わるのなら、塾なんてそもそもいらないのである。
もう、本当に塾講師って仕事は面白い。
なんでこんなに楽しいこと、他の人達はやんないんだろうかって思うくらいだ。
そんな仕掛けの一つ、岐阜岐阜北特訓開催♪
自習室に響き渡る僕の放送
「岐阜岐阜北志望者は特訓するから筆記用具を持ってA教室へ集合!!」
で・・・行われる今日の特訓は数学入試の□6で出題される新傾向の問題。
(1)(2)はあっという間に解けるんだろうけど、やっぱ岐阜・岐阜北を目指すレベルにいるのか否かってのは(3)が解けるのかどうかが問題なのである。
し~か~も~僕から
「(1)(2)は解けて当たり前、どれだけ早く正確に解けるかが勝負。ミスをして時間をロスするなんて言語道断。そして(3)が解けたら、君は岐阜岐阜北を目指す子のステージに上がれてるってことだ。君の現状はどうなんだろうか?じゃあ制限時間は10分。始め!!」
なんてこれまたいやらしいことを言われた後に、周りの子の出来と制限時間を気にしながら取り組まなくちゃいけないから大変だ。
でもそんな中果敢に取り組んで行くバイタリティーがあるのが彼ら&彼女らなのである。
そんな特訓の出来は〜
全問正解者も何人かいて、いい刺激になったようである。
一部絶望的な顔してたり、拗ねた顔した生徒もいたけれど、、、
なんかかわいよな〜そういう姿もね。
一生懸命やっている証である。
この気持ちを乗り越えて、そしてこの特訓で得た知識を他の問題でも使える汎用性を身につけて、君たちはトップレベルの高校に合格していくのである。
どんな生徒が合格するのかって?
その高校で合格するに値する人間に成長できた生徒である。
大切なのは、目先の丸の数じゃない。
どう学び、課題とどう対峙していくのか、
それが大切だ。
だからこそ、受験生生活って面白いのである。
みんなで成長とその先にある合格を手に入れよう!