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その先を目指すために。

熱情第3楽章のレッスンが始まった。曲が決まって2週間、譜読みはなんとか終わって通しで弾けるようにはなったけど、かなりボロボロの状態。まあ一筋縄には行かない曲とはわかっていたから、譜読みできただけでも我ながら頑張ったと思う。

一応、一通り弾けるようになったということで、先生に通しで聴いてもらった。家のピアノでも上手く弾けてないのにスタインウェイで弾けるはずもなく、やはりボロボロ。

今回はじっくり取り組むことに決めているので、区切って細かく指導してもらう。

これまで2月からレッスンを継続して受けてきて先生からよく受ける指摘が、

・メロディがどこか、というのを意識できていない
・和音の音を全部同じ音量で弾いている
 (和音の中のメロディが意識できない)
・ペダルで音が濁る
・クレッシェンド(またはデクレッシェンド)が速すぎる

だいたい、どの曲を弾いても上の4つの指摘を受けることが多い。
なんかもう、譜面通りに間違えずに弾くことに目標を置いていた私はなんだったのかという感じ。そりゃ、プロと同じ音色が出せるわけがない!

1回30〜45分のレッスンだから、先生も要点を伝えながら、指が回らなくて弾けないところは練習方法を教えてもらったりしている。帰ったら先生が言ってたことを思い出して楽譜に書き込む。レッスン中は書く時間がないから。

そしてレッスン後に参考にしているプロの演奏を聴くと確かに先生が言っていたことがちゃんとできている。でも先生から言われるまで気づかない。もしかしたら素人が聴いたら別にできてなくても気にならないところが、わかる人が聴くと『うわ、全然できてない!』みたいな感じになるんだろう。

ということで、レッスンの効果がどれくらいあるのか、動画で比べてみようと思う。

★レッスン前日(ボロボロながら通しで弾いたもの)
※ひどいので心して聴いてください笑
https://youtu.be/QtDTZAQUC1w

★レッスン後に家で1時間復習後
https://youtu.be/b8IJvVLz5yE
※レッスンを受けた部分まで。
まだまだメロディが意識できていないところがあるけど、だいぶ良くなったかな。

帰り際に先生が『譜読みのときは一番楽しいですよね。』という話をしていた。
私も最近譜読みがだいぶ速くなったし、新しい曲に取り組むワクワク感のほうが大きくなってきてはいるけど。
そして先生は続けて、
『譜読みは楽しいんですけど、その後が、長いですからね。そこからが勝負ですから』

…ということで最初の話に戻る。
そうそう、通しで間違えずに弾けたというレベルではそこまでだということ。私は上級者としてレッスンを受けているから、楽譜通り弾けるようになったその先を目指すんだなとつくづく思った。


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