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グランドピアノをお迎えする条件

今はアップライトピアノをレンタルしているのだけど、もし買うとしたらグランドピアノにしようと思っている。

そもそもアップライトピアノも購入ではなくレンタルにしたのは、ピアノ熱がいつまで続くか未知数だったから。自分の子どもが習い始めたタイミングではあったけど、子どもだって続くかわからない。それに始めたばかりの子どもは元々あったハイブリッドの電子ピアノでも十分だし。

思いの外、ピアノはハマった。電子ピアノを買ったのが去年の5月。その後、会社のアンサンブル同好会でヴィオラだけでなくピアノを弾くことになったことで、ピアノを『人に聴かせる』機会ができた。

同好会の総監督から『ピアノの音が硬い』と言われたりもして、それまでほとんど気にしたことがなかった自分の音色に耳を澄ませるようになった。
ちょうどそのときに反田恭平さんの演奏に出会ったことも大きかったと思う。ミスタッチせずに楽譜通りに弾くとか、指が速く動くとかそういうレベルではない、ひとの心に刺さるような音色を手に入れたいと思うようになった。

とはいえ、生ピアノを弾きにレンタルスタジオに通ってもどうしても上手く弾けない。録音して自分の演奏を聴くと愕然とするし、とても落ち込む。人に聴かせるのではなく、自分だけで楽しめばいいのかも。そんなときにたまたま見つけた近所のピアノ教室の先生に問い合わせフォームから連絡して悩みを打ち明け、縁あってレッスンに通うことになった。

最初に持っていった曲はショパンのバラード第1番で、きっと身の丈に合わなすぎて『うわぁ…』と先生は思っただろう。どっから手をつけたらいいんだ…って困ったかもしれない。でもできるところから丁寧に教えてくれた。先生のおかげでどう練習したらいいのかはわかったし、少しは演奏もマシになった。でも結局トータル100時間以上練習しても全く自分のものにできていないので、この曲は一生の課題かもしれない。
https://youtu.be/OY8AewT69V4

さて、コンクールの予選まであと3ヶ月をきったところ。ソナタ熱情第3楽章は譜読み開始から2ヶ月が経過した。やはり難易度の高い曲には間違いなく、なかなか納得のいく演奏ができないので、飽きることがない。表面的でいいならもう弾けているというレベルに来たかも知れないけど、私が目指しているのはコンクール本選で入賞すること。コンクールを受けると決めてから先生のレッスンも長くしてもらい、細かく指導してもらっている。
https://youtu.be/TMrNysh5BOk

ところで冒頭に戻るが、グランドピアノを買うための条件を自分で決めた。

コンクール本選で入賞すること!それが条件!
今回じゃなくても何年かかってもいいから、全国大会があるコンクールで入賞できたら我が家のピアノ部屋にお迎えするぞ!!

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