でんぱ組.incへの楽曲提供という銀河級の夢が叶った
はじめに
でんぱ組.incに楽曲提供させていただきました
でんぱ組.inc最後のEP 「We need the DEMPA」 の最後の楽曲 「BPM285EX」を、
Neko Hackerが提供させていただきました。
2012年から曲をまともに作り始めて、2014年にでんぱ組.incに出会って以来の夢、自分の音楽人生の大黒柱のような存在です。
今も気を失いそうになるほど嬉しくて光栄でたけなわなことで、このような機会をいただけたことに、心から感謝しています。ありがとうございます。。。
でんぱ組.incを好きになったからこそ今の自分やNeko Hackerの音楽があって、ずっと夢だったでんぱ組.incへの楽曲提供が叶ったこの機会に、完全に自己満足ですが自分の音楽観とでんぱ組.inc観を振り返ることにしました。
でんぱ組.incとの邂逅
2014年にハマった
でんぱ組.incにハマったのは2014年。
前からずーっとロックやメタルを聞いていて、バンドサウンド以外の音楽をほぼ聞いていなかったのですが、ふいにオススメに出てきた 「サクラあっぱれーしょん」 という曲を聴いて、震えあがりました。
未知の音楽に出会った感覚。
そこからでんぱ組.incの楽曲を聞き漁る日々がはじまり、吸い込まれていきました。
自分の音楽観を拡張してくれた
当時僕はFIELD OF FOREST(かっさんがボーカル)というバンドで編曲をしていました。
非常に影響を受けやすい僕は、でんぱ組.incに露骨に影響を受けて、どんどん電子音を取り入れようとしたり、4つ打ちと呼ばれるノリやすいリズムを使いはじめました。
「複雑なギターリフがはいってるかどうか」という軸でしか音楽を聴いていない超絶偏っていた脳が解きほぐされていきました。
明らかに自分の作る音楽・聴く音楽にパラダイムシフトが起こり、自分が触れられる音楽の範囲が広がったきっかけ。
チェキでブチ上がったあの日
そうこうしてでんぱ組.incやいろんなアイドルの音楽をdigりまくっているうちに、でんぱ組.incのメンバーにも強く惹かれて、ライブとかイベントに行くようになりました。
「アァ…何のポーズが良いですかね…」
「ラーメン屋のポーズ!」
「アァ…ありがとうございます…」
気合が入りすぎて、曲がったスプーンを持参………
そうこうしているうちに、でんぱ組.incの活動にも強く心を打たれ始めました。色んな人・作品をコラボしてどんどん広がっていく様を見て、輝きすぎてる銀河のように感じていました。
でんぱ組.incに楽曲提供するという銀河級の夢
叶う気がしてなかった夢
音楽をやってた自分にとって、「でんぱ組.incに楽曲提供した過ぎる」というデカすぎる夢が膨らんでいきました。
しかし自分は夢に向かって突き進む!タイプというよりは、現実的で壁を作ってしまうタイプで、あまりにも遠すぎる虚空への憧れのように感じていました。
勝手にバンドカバーするしかなかった
もはやどうしようもなさすぎるので、FIELD OF FORESTのメンバーを無理やり巻き込み、「破! to the future」のカバーを作ったりしてました。(かっさんが歌っている)
この楽曲の無敵感・勢い・ワチャワチャ感と、自分がやりたいギターリフの洪水みたいな音楽を掛け合わせたアレンジで、作業楽しすぎて泣いた。
夢眠ねむさんが聞いてくれた
2017年に夢眠ねむさんのVOCALOIDライブラリ「夢眠ネム」が発売されて、先行販売で限界入手して「とてもでかいすごくやばい歴史のはじまり」という曲を作って公開しました。
夢眠ネムが発売されて以来、夢眠ねむさんは夢眠ネム楽曲をくまなくチェックされていた様子で、なんと自分が作った曲について投稿してくれました。
この時の感動はヤバかった。沁みすぎて、5秒に1回くらいこの投稿を見返してた。
沁みすぎてかっさんに連絡したら「良かったすねぇ」と淡々と返事をくれた記憶があるが、ほんまに良かった。
Neko Hacker爆誕
でんぱ組.incに歌ってもらいたかった
そして2018年、かっさんとNeko Hackerの活動をスタートした。
Neko Hackerはトラックメイカーなので、ボーカルは誰かにお願いすることになる。
当然、バンドをやっていた頃以上に、「でんぱ組.incに歌ってほしいす」
みたいなやり取りを交わしていた(ちなみにかっさんは僕より前からでんぱ組.incファンである)
最上もがさんが聞いてくれた
2019年に1度、超絶印象的出来事があった。
当時かっさんと一緒にいて、Neko Hackerが提供した楽曲が入ってるKMNZのアルバムを、最上もがさんが聞いているという心の底から気になる投稿を見つけた。その後かっさんの引用に対してレスが返ってきたのを見て、感情が爆発した。
ポーカーフェイス感のある僕はあまり感情が表情に出ないのですが、心の奥では号泣していた。
こんな感じで、他愛もない夢の話や、嬉しい話を適宜はさみながら、がむしゃらにNeko Hackerで曲を作ってきた。
そして、楽曲提供へ
オタクすぎて悶絶した夜
連絡がきた時は、食らいすぎて、動揺して考え込んでしまった。自分に、つとまるのだろうか、資格があるのだろうか。
限界オタクすぎて、素直に受け入れられなかった。
でもその日、でんぱ組.incの楽曲を改めて聞き、自分が行ったライブやイベントのことを思い返した。
自分を新世界に導いてくれた「サクラあっぱれーしょん」「ちゅるりちゅるりら」を聞いて、当時感じてた音楽的な衝動を思い出し、、
学生のころ心が折れそうになったときに1000000万回くらい聞いた「ユメ射す明日へ」や「イロドリセカイ」を聞いて、自分が今までやってきたことを思い出し、、
夢を叶えてくれた
どう考えても、ギラギラに輝いて見えたでんぱ組.incという銀河に関わるのは自分の圧倒的クソデカ夢であることを今の自分としても体感した。
「明日になったら忘れちゃう気持ち 僕たちはいくつも積み重ねて大人になる」
檸檬色という楽曲の歌詞がエモくて、とてもとてもとてもとても好きでめちゃくちゃ聞いていた。
大人になっても再読み込みできる気持ちがある。改めて聞きながら震えた。
夢を叶えてくれて、本当にありがとうございます。。
エンディングに向けて
今のでんぱ組.incにも憧れている
楽曲提供の機会をいただく前にも、この数年で何度かライブを見に行くことがあり、ステージで歌って踊って話すメンバーの皆さんのプロフェッショナルさには何度も心を打たれています。
自分はステージでギター弾いて少し動いて無口なタイプですが、見る人に楽しんでもらえるように一生懸命やるべきだということを感じさせてくれます。
「今日来てくれている人が自分たちを見るのは最後かもしれない。だから全力でやらなければならない。」(細かいニュアンスが違うかもしれない。。)古川未鈴さんがどこかで言っていたこの言葉は凄く印象に残っていて、それを体現しているでんぱ組.incは今も憧れの存在です。
BPM285EXを絶対聴いていただきたい
Neko Hackerの音楽を作ること、今も音楽を続けていること、今色んな音楽を聴けること、その要素の大きな1つがでんぱ組.incです。
エンディングを迎えることが発表されているけれど、まだ時間がある!
自分は後悔しないよういっぱいライブに行きたいし、忘れてきてしまっている振りコピを思い出して、最後の幕張で全身全霊のオタク返り咲きブチ上がりをカマしたい。
Neko Hackerが少しでもでんぱ組.incに良い影響を与えられるように全力で「BPM285EX」を作りました。
エンディングまでの道のりで少しでも多くの人の記憶に残って、いつか大人になってもこれを聞くと感情を思い出せるような、そんな楽曲になったらうれしいです!
でんぱ組.inc最強
でんぱ組.inc最強!!!!!!!!
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