『暗恋桃花源』のスタン・ライさんと。
板橋文夫・瀬尾高志・小山彰太LIVE at 上海BLUENOTE 追記。
板橋さんと梅津和時さんが音楽を担当した『暗恋桃花源』という映画の監督、スタン・ライさんが上海公演を観に来てくれた。『暗恋桃花源』は世界各地で上演されている演劇作品で、その劇作家兼演出家であるスタン・ライさん自身が映画化した。撮影はクリストファー・ドイル、美術はウィリアム・チャンというウォン・カーウァイの作品が好きだった人には胸熱なチームだ。クリストファー・ドイルの監督作品『孔雀』でも板橋文夫さんが音楽を担当している。まるでミュージックビデオのような幻想的で素晴らしい作品だ。
スタン・ライさんは、一番前の中央近くの席にいて、凄い存在感があったのですぐに分かった。アンコールで、板橋さんはスタンさんと抱擁しステージ上に招き少し会話をした。それから『暗恋桃花源』のテーマ曲をトリオで演奏した。中国の旋律の雰囲気も感じる抒情的なバラード。深く哀しげな秘められた想い。暗恋パートから桃花源パートへ移り行き喜劇で終演。と思わせての、ダブルアンコールでGood Bye。会場中が息を呑んで聴いていた。
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