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Big Foot台湾ツアー③

12/17
Big Foot台湾ツアー最終日。台中からさらに南下して高雄にある衛武營という駅で降りる。駅前には沢山のマーケットが出ていて賑わっている。その横に巨大で立派なアート施設『衛武營國家藝術文化中心』があり、今日の会場はその施設の中の合唱練習室だ。

サウンドチェックは三日間どこも大変だったが、これをしっかりやる事で本番で集中出来るので大切だ。この日も現地の演奏家、ダンサーとのセッションから始まり、後半がBig Footのライブという構成だ。

冒頭は、坂田さんと俺、ダンサーの宋鴻斌と、とても良い声で明るい楊雨樵とのセッション。楊は会場を歩き回りながら歌い、小さなドラのようなものを叩き、時々日本語で謡曲のようなものを謡っていた。宋は顔に金属か何かを短冊状に切ったものを取り付け、手にはシェイカー(バーテンダーが待ってるやつ)も持って、床をのたうち回りながらノイズを出していた。

続いてダレンと、様々な身近なものや口を使って音を出す劉芳一のデュオ。オモチャのラッパみたいなのと風船のようなものを組み合わせて吹奏したり、身近なオブジェクトを改造して、少し可愛くてクールで耳を傾けさせられるパフォーマンス。ダレンとの相性が抜群で終始目(耳)が離せない状況だった。

小休憩の後に、テナーのヤンセン、自作楽器を演奏する何承恩、エレクトロニクス演奏の古翔宇によるセッション。承恩のオブジェクトから出る音や動きが面白くてすぐ後ろでずっと見ていた。古翔宇はミキサーに何か繋げてるのかな?具体的に何をしてるのか俺は分からないんだけど、静かに音が変調していく様が良かったなぁ。

彼らはexperimental musicのグループ "美麗亞幫 (Beniyaben)"として活動を続けている。

後半はBig Foot。ダレンがいきなり炸裂してスタート。Come On!!
圧倒的で歌心溢れる坂田さん、柔らかく太い音色で様々な世界を描くヤンセン。出会って意気投合してから幾つも素晴らしい体験をしてきたビッグブラザーダレンムーア。
コントラバスでのフィードバック奏法からの逆立ち奏法(久しぶり)も飛び出した。(後でお客さんが撮った写真を見て坂田さんは驚いたらしい。気付いてなかったんだ!)先んじて行われたセッションでの個々のプレイ、四人でのバンドサウンド、このグループの色々な面が感じられたと思う。本当にめちゃくちゃ面白いバンドですよ。来年2024年4月に日本ツアーが決まっています。近々スケジュール発表しますので、是非来てください。皆で叫びましょう。Come On!!!!

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