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\長く愛せる家具づくり/銭湯ぐらし×無印良品 アップサイクルイベントレポート

みなさまあけましておめでとうございます!銭湯ぐらしです。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?みなさまにとって2020年もあたたかな♨️1年になることを銭湯ぐらし一同願っております。

今日は昨年末に、無印良品銀座店様で開催したトークイベント「銭湯から考える、長く続く居心地のよい場とは?」と、その翌日実施した「アップサイクルワークショップ」のレポートです。

"アップサイクル"とは、使われなくなった家具に手を入れて、新しい価値を生み出す方法。
素材にまで戻して再利用する"リサイクル"や、そのまま再利用する"リユース"の間にある新しい手法として今注目されています。

そんなアップサイクルに触れて、長く愛せる家具づくり、場づくりのヒントを私たちもたくさん得た2日間。
今日はその一部をシェアさせていただきます♨︎

そもそも銭湯ぐらしって?

※もう知ってるよ!という方は読み飛ばしを。

2020年3月に、高円寺の銭湯「小杉湯」のとなりに新しい施設「小杉湯となり」がopenします。

小杉湯となりは、「銭湯のある暮らしを体験できる場所」を目指して。いま急ピッチで準備が進んでいます。
※詳細は先日いい風呂の日(11/26)に公開したこちらのプレスリリースをご覧ください
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000038346.html

その小杉湯となりの企画・運営を担っているのが、私たち銭湯ぐらしです。
※詳細は以前公開したこちらのnote記事をご覧ください

アップサイクルと小杉湯

小杉湯は80年以上続く長い歴史ある銭湯。
小杉湯となりも、建物は新しいけど、長く愛し愛される場であってほしい。そんな思いで企画してきました。
家具ひとつとっても、どんなものを置くと心地よく過ごしてもらえるか?長く大切に使うことができるのか?
をずっと考えてきました。

そこで出会ったのがアップサイクル。古く使われなくなったものを、そのものの魅力は残したまま手を加えて、再利用する手法です。

今回はその取り組みを推進している無印良品のみなさまに教えてもらいながら、自分たちで家具を集め、自分たちでアップサイクルすることに。
先日家具募集の記事をnoteで公開したところご反響いただき、みなさまに愛されてきた家具が少しずつあつまってきています。

家具を譲り受ける際、その家具にまつわる思い出を伺っているのですが、みなさまのあたたかな記憶に触れてとても幸せな気持ちに。
大切な家具をいただくということで、毎度背筋も伸びています。

もしこれを読んでるみなさまやその周りのみなさまで、「使ってない椅子あるよー!」という高円寺近辺の方、ぜひこちら(info@sentogurashi.com)までご一報ください!!

ワークショップレポート

家具はまだ全ては集まりきってませんが、まずは実際にアップサイクルをやってみることに。

小杉湯での張り紙を見た常連のおばあちゃまが持ってきてくれたお椅子と、銭湯ぐらしメンバーのお母さんの嫁入り道具だったお椅子で初アップサイクル。
今回はそれぞれの形はそのままで、小杉湯となりに統一感が出るように、表面だけ加工することにしました。


木の素材の良さをもう一度引き出すために、表面を薄く削り、オイルを塗布します。布地は剥がして、貼り直し。
言葉で言うのは簡単だけど、同じくらいに削ったり、隅まで手を入れるのが本当に大変。。
銭湯ぐらし一同、今考えている企画の相談をしたりしながら、もくもくと作業を続けます。


余談ですが、作業の合間に高円寺の美味しいおうどん屋さん「てんてこ」でみんなでおうどんを食べました。
作業でじんわり汗はかいてたけど、改めて中から温まってほっこり。。


お母さまの嫁入り道具と聞いてその時の様子に思いを馳せたりしているうちに削りは完成。
そのあとは布で優しくオイルを塗って、乾かす。こちらも同じトーンに揃うように少しずつ。
そうして無事2脚が完成しました。


写真じゃ伝わりきらないかもですが、純粋にかわいい…!!
もともと味のあった家具が、あらためて生まれ変わった様に一同大興奮。
愛着が湧き過ぎて、名前を入れたい〜!と言いはじめたメンバーも。
アップサイクルが、長く続く場づくりのシーンで採用されてきた理由がわかってきた気がします。


トークイベントレポート

ワークショップ前日は、今回ご協力くださった無印良品(株式会社良品計画)銀座店様にて、「銭湯から考える、長く続く居心地のよい場とは?」トークイベントも開催しました。
短い告知期間にもかかわらず満員御礼。当日はあいにくの雨でしたがたくさんの方が足を運んでくださいました。


無印良品にはたくさんのアップサイクル事例があり、その一部もご紹介いただきました。
実際に各施設長く愛される場になっているそうで。その秘訣はアップサイクルのプロセス。
実際に施設を使う地域の方とアップサイクルすることで、お互いに自分の場所としての愛着が生まれ、居心地の良い場になるんだそうです。


当日は最近銭湯に行ってないという方や、行ったことないという方も多く。我々が取り憑かれるように愛している銭湯の魅力についてもお話ししてきました。

銭湯も、場を提供する側と利用する側の境界線が極めて薄い場所。お客様、番台、みんなが混ざり合って、長く愛される場を作っている気がします。

最後には小杉湯から持っていった名物ミルク風呂のハンドバスを体験いただいたり、青森ヒバのチップをお土産にお持ち帰りいただいたり。
雨でしたが少しでも暖かな1日になっていたら嬉しいな…!


次は年明け

次のワークショップは1月19日に小杉湯中庭にて実施予定。
詳細は小杉湯内の掲示をご覧いただくか、info@sentogurashi.comまでご連絡ください^^
作業が終わったら、みんなで小杉湯に入る。そんな暖かな1日にしたいと思っています♨︎

家具も引き続き募集中(とくにスツールを探しております!)
もしピンときた方はぜひ上記メールアドレスまでご一報ください。

銭湯ぐらしでした♨️

読んでいただきありがとうございます!入浴グッズなどを展開しているオンラインショップも運営しておりますので、よろしければそちらもチェックしてみてください♨ https://shop.sentogurashi.com/