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もっとワガママになっていいんだよ

日本て、こんな国だったの? 自殺大国


こんなデータをみて信じられなかった。
先進7カ国(G7)中、若者の死亡原因第一位※が【自殺】である国は日本のみ。※2019年 15〜34歳の死亡原因

いつから日本はこんな国になってしまったのか?
「人々の絆が強い、素晴らしい国」それが僕の、日本のイメージ。でも現実は違った。日本よりドライな関係なんだと思っていた諸外国のほうが、人に優しいという結果。

確かに、自殺が多いとはニュースで耳にするけど。日本だけが、これほど自殺者が多いとは思わなかった。

未来を担う、未来を作っていく若者がこんなに疲弊してる国。果たしてそんな国に、これからも希望を抱けるのだろうか?

僕が思う「自ら命を閉じてしまう」行為


生まれてからここまで、僕は自殺をしようと思ったことはない。思ったことはないけど、死んだらどうなるのかな?なんてことは、何度か考えたことはあります。でもそれは単なる興味から考えてみただけ。

保証はないけど、この先も自殺を本気で考えることは無いような気がします。

子供の頃からある衝動なんだけど、高いところから下を見ると「ここから落ちたらどうなるんだろう」っていう思いが必ず出てきます。自殺したいとかではなく、訳も分からず引き込まれそうな感覚に襲われて今でも怖いです。

全部が全部そうではないにしても、自殺者の一部にはこんな感じの人もいるのかなと思ってしまう。直前まで自殺しようと思ってなくても、目に見えない不思議な力で引きずり込まれるような。僕が感じているような感覚が、不意に強烈に襲ってきたとしたら。

メディアなどでは、自殺に関して様々な見解をコメンテーターと称する人間が語っています。原因だったり、防止策だったり。僕も、そこで述べられている自殺原因がほとんどだと思います。だけど僕の感覚として、それだけではないような気がしてなりません。

国でもこの状況は異常であると捉え、自殺防止に関する様々な施策を講じています。それでも若年層の自殺者は、残念ながら横ばいか微増傾向です。

僕に出来ること


自殺を選んでしまう人に対して、僕は何が出来るんだろう。若者の死亡原因第一位が「自殺」であるという記事を見て、まずその事を考えた。

考えるなかで思い出したのが、選択手帖です。

僕は、日頃【選択】について発信しています。選択が持つ力の可能性を知り、これによって希望を失った人を救えるんじゃないか。これが選択手帖を広めたいと思った大きな理由の一つです。

自ら命を絶とうとする段階まで行ってしまうと、容易に引き止めることは難しいです。そうなる前に、冷静な判断ができるうちに手を差し伸べる必要があります。

自殺の原因の多くが、環境にあります。人間関係を含めた居場所に追い込まれるケースが多いです。

僕が自殺を考えたことは「ない」と書きましたが、たまたま運が良かったのか思い詰める前に行動できたことで、そこへは至りませんでした。

行動とは、自分の居場所(空手道というライフワーク)を見つけたこと、退職したことです。その行動を選択できたこと、且つ行動できたことが今につながっています。

誰でも選択することによって、自分に合わない場所から離れたり、本当に必要な安心できる環境を手に入れる事ができます。

選ぶ権利は誰にもあります。逆に言うと選べないことはないと言ってもいいでしょう。けれど、命を立つ寸前の人には何も見えなくなってしまいます。だからこそ、今すぐ選択することの可能性を多くの人に伝えたい。追い込まれる前に。

もっとワガママになって


今苦しんでいる人は、声を上げてください。声が出せなかったら、どんな方法でもいいから周りに伝えて下さい。もっとワガママになって、泣いて、怒って、周りを困らせて。自分や、周りを悲しませないための可愛いワガママだから。受け止めてくれる人はきっといます。

そんな視線、そんな想いを感じた大人は、すぐ寄り添って下さい。特別なことをしなくても、寄り添うだけで充分力になれます。

子供は本来ワガママです。ワガママじゃないと色んな経験が詰めません。経験がないと、自分の命を守れません。

子供が可愛かったら、ただ言うことを聞いてるだけの子供を作らないで。それが親の、大人の役目だと思って。教科書に乗っているような偉人さんは、みなワガママだった気がします。偉人さんにならなくてもいいので、ワガママを言えるくらいの強い子になるように。

ワガママを受け止めてもらえる愛情に触れると、人はこころに余裕が持てます。余裕が持てると視界がひらけ、いろんな選択肢が目に入ります。

あとは選ぶだけ。

そんな機会を増やしたい。それが僕の願いです。





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