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ツレヅレハナコのおいしい名店旅行記

『ツレヅレハナコの おいしい名店旅行記』

ツレヅレハナコ (著)
発行:世界文化社

今月の旅本、大人の愉しみがとんでもなく詰まってます。
酒・食・旅・人への愛が溢れすぎてるハナコさんから紡がれる文章と写真をみてると
ホント、いてもたってもいられなくなってしまう…。
だれかの「好き!夢中!」ってほんと、きもちよーく伝わるんだよなぁ。
旅ゴコロ、おいしいものゴコロがくすぐりにくすぐられる刺激的な本だから、覚悟よろしく。
東北から沖縄まで、ハナコさんが上陸してそのセンサーで見つけ出した美味しいお店とお酒と、まつわる人や出来事あれこれ。
旅の中の、その瞬間に起こるふとした出来事や、その土地の人とのそのまんまの会話。
いいんだよなぁ。その場で旅を見ているような、そんな臨場感があります。
“岩牡蠣愛してる“な私は
新潟県新潟市の「現地に行かなければ呑めないお酒と地元のおつまみ」のページには特に悶絶。
「鶴の友」というほぼ地元だけで消費される日本酒を、岩牡蠣をアテに呑む
・・・・
やったことないけど・・・
それは、天国のやつでしょうか?
こうしてインターネットでも繋がれるようになって
私たちも、日本中の人に本と京都の逸品が届けられるようになって
それもそれでとてもスマートに世界と楽しみが広がったと思っているけれど。
だからこそ感じる事がやはりありますね。
辺鄙なところにわざわざ行く楽しさ。
なにが起こるか確証のない中に身を置くこと。
二度とないその場を共にすごすこと。
そういった感覚の「特別」さも、これから価値を作っていく気がします。
その瞬間を特別に感じること。
本当は毎瞬が、ある意味そうで
それをぎゅっと感じられることを私たちは“生きてる” と感じやすいのかもしれません。
私は、生きることが好きだし
だから、食べたり呑んだり旅をすることが好き。
この本片手に、日本酒の杯をかたむけて
これから行きた場所を見つけに行きませんか?

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