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【ZINE】絵本を求めて本屋を旅する


こんにちは、千星一話です。
職場の屋上が開放されてて、人も少ないので頻繁に行くんですけど、直射日光の暑さと風の冷たさにサンドイッチされながらお昼を食す今日この頃ですが皆さまはどうお過ごしでしょうか

さて前回物語は出来たものの、しかけ絵本どころか絵本もいまいちよくわかっていない私は、とりあえず色々な絵本に触れようと思い立ちました。

突然ですが、しかけ絵本ってどんなイメージがありますか?

ページを捲ると、まるで本から飛び出しているかのように立体的に絵が立ち上がったり、
隠されていた文字や絵が取っ手の紙をひっぱたり回したりすると現れたり。

普通の絵本にはない特別なワクワク感がありますよね。記念日に友人やお子さんに贈る方もいらっしゃると思います。そう、特別感。

中々町の本屋さんでは取り扱ってない…。クリスマスの時期に、くるみ割り人形や不思議の国アリスの仕掛け絵本を見かけたことがあるくらいです。さらに破損しやすいので開けないように、ビニールで保護されて中を見ることが出来なかったりします。

どこかにしかけ絵本を多く取り扱っている本屋ないかなーと、ネットで調べてみるとなんとドンピシャなお店がありました!

鎌倉 しかけ絵本専門店
『メッゲンドルファー』さん

外装からもうグリム童話に出てきそうなお店で、中は天井が高く開放感あふれるなか、お子様向けの可愛い絵本からしかけ付きアート本、しかけ絵本の作り方の本など、国内外多種多様な、しかけ絵本が並び店内の奥にはしかけ絵本の歴史資料小ルームがあり、かなり古い希少な、しかけ本も展示されていました。


去年の12月上旬頃に初めて行き、ご年配の方や子連れのお母さんがおそらくクリスマスプレゼントを探しに店内は少々賑わっていましたが、お昼過ぎに引いて一人でじっくり見て回れたので良い時間を過ごせました。

ざっとみただけでも50冊はありそうでしたがさらに素敵なのは、

全ての商品の見本を用意してくれているところ!!(今時そんなの普通の本屋さんでも中々ないよ!)

本屋は長居しがちな私、最初は本の作りやしかけをみていましたが、あまりの楽しさに途中からただただ静かにはしゃいでおりました。元々資料として数冊購入しようと思っていたのですが、三時間ほど店内をぐるぐるした結果お気に入り6点を大人買いして、ほくほく家に帰ってきました。資料というかもはや自分へのプレゼント。

しかけ絵本に興味を持っていたら、凄くおすすめなので鎌倉に行った際はぜひ行ってみてください!(写真撮り忘れて魅力が伝えきれない…)

すっかりしかけ絵本の世界に魅了されましたがもっといろんな絵本が知りたいなと思い街の本屋さんにも行きました。

作る目線で本を読むと、文章を絵で表現するっていうのが難しくて一言のセリフでも仕草や表情、その場の雰囲気など細かく気を使わないとお話の流れがおかしくなるし、流れを作りすぎても飽きてくる。これはのちのラフ作りでさらに痛感しました。絶妙なところを違和感なくしかも楽しく読めるものを作られる作家さんに改めて尊敬しました。

色々な表現方法は見れたものの肝心の作り方はいまいちわからなかったのですが、本屋さん巡っていた時に一冊の本に出会いました。

『星に絵本を紡ぐ』著.井上奈奈

芸術的な絵本を創作される作家の井上奈奈さんが今まで作られた絵本の紹介と絵本作りについての書籍で表紙にもあるこちらの文に惹かれて手に取りました。

本書は絵本を作るという行為が繋いでくれた「世界」についての話であり、「美しさ」についての話であり、「絵本を作ってみませんか」というお誘いの本でもあります。
星に絵本を紡ぐ「はじめに」より

井上さんの絵本に対する向き合い方は並々ならぬこだわりと熱意を絵本を読んだことない私でもビシビシ伝わってくる内容で、全ては難しかったですが絵本作りの参考にさせていただきました。

次回は特に参考になったラフ絵のお話をしたいと思います。

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