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フィルムカメラってピントとかf値、シャッタースピードなんていうのを自分で合わせなきゃいけなくて それはデジタルカメラやスマホだったら自動でやってくれることがほとんどで だから返ってきた現像を見返すとピントが合ってなかったりブレてたり そんな写真はしょっちゅうあるわけで それならデジタルで撮ればいいじゃん そしたらピンボケなんてしないし て思う人もいるかもですが フィルムは時にお気に入りの服を着て出かけるような そんな気持ちにしてくれる1枚がたまに撮れまして
何か落ち込んだ時に海を見にいくっていうのは多分半分くらい正解で そんな時は大抵過去の失敗した出来事を思い出すまでがセットだったりして 「なんであの時あんなことを」なんて考えて熔けてなくなりたいと思うもんで 小さい頃は大人になれば嫌なことは「お酒」が融かしてくれると思ってたんだけど そういうわけでもなく むしろ大人になると解けないことの方が多いわけでして そうやって行き場を失った本音たちを 今日も空に溶かしてたりするわけです だから 澄み切った空と海 てゆうのは
