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宅建わかるかな劇場 - みなし道路とは

最近、街を歩いていると、ある道路の幅が狭いながらも新しい建物が建てられていることに気づくことがあるんだよね。でも、こんな狭い道路にどうやって建物が建てられるのか、ちょっと不思議。そう思って、今日はこの疑問をサモエド先生に解決してもらうことにした。「みなし道路」に関する話、すごく興味が湧いてきた!


ふわり
サモエド先生、最近気になっていることがあるんです。狭い道路にも関わらず、新しい建物が建てられている場所があるんですけど、これはどういうことなんですか?

サモエド先生
それは「みなし道路」の存在が関係しているんだよ。基本的には、建築するための道路はある程度の幅が必要なんだけど、特定の条件を満たす狭い道でも法律上「道路」として扱うことができるんだ。

ふわり
え、そんな特例があるんですね!でも、なぜそんなルールが必要なんですか?

サモエド先生
いい質問だね!実は、日本の都市部には、伝統的に狭い道路が多いんだ。これらの狭い道路に面している土地でも建築を可能にするために、このような特例が設けられたんだ。

ふわり
なるほど、でもその特例を受けるためには、何か条件とかはあるんですか?

サモエド先生
そうだよ。大きく分けて3つの条件があるんだ。1つ目は、道の幅が4m未満であること。2つ目は、その道路沿いに既に建物が建っていること。そして3つ目は、都道府県や市町村などの公的な機関から特定の指定を受けていることだね。

ふわり
へえ、それなら確かに多くの土地での建築が可能になりますね。でも、何か注意点とかはあるんですか?

サモエド先生
実は、あるんだよ。この「みなし道路」に面する土地では、道路の中心から2mの範囲内に建物を建てることは禁止されている。これは、安全性や環境を考慮した制限なんだ。

ふわり
そうなんですね。これだけ聞くと、宅地の選び方や建築の計画にも影響がありそうですね!


まとめ
「みなし道路」とは、実際には4mより狭い道路でも、特定の条件を満たしていれば、法律上「道路」として認められる特例のことを指します。これにより、多くの土地での建築が可能となりますが、特定の制限も存在します。

コラム
「みなし道路」の存在によって、多くの土地が建築の可能性を持つようになりました。しかし、この特例を利用する際には、道路中心からの2mの制限など、いくつかの注意点があります。土地や建物の取引に関わる際は、この点をしっかりと確認しておきましょう。

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