ポケモン剣盾 感想
ここに画像をアップするとガビガビになってしまう…。
ポケモンで一番好きなキャラクターはビートです。
性格もキャラクターデザインも使用ポケモンも全部ツボですが、中でも人生がツボです(?)
剣盾はシールドをやりましたが、それももう5年前…そんなに経ったのか…。
剣盾は個人的に一番満足感があったのに、感想をどこにも書いていなかったし、絵も一枚も描いていなかった、ええぇぇ…!
ビートを描こうと思い立ってこの頃復習していたら、今更感想を書きたくなったので、思い出した部分を書いておこうと思います。
ネタバレありなので、クリアした人向けです。
感想後半が、ビートオタク語りになってしまいました。
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作品コンセプトが見事にハマっていて、ジムバトルが本当に楽しかった。
ジムバトルが楽しかったポイントとしては、
①世界観としてポケモンバトルがスポーツのように楽しまれている
②スタジアムで行うワクワク感
③観客数が超多い
④曲が最高
⑤バトル中、BGMと併せて歓声が聞こえる。また、ダイマックスバトルになると歓声がより盛り上がってテンションが上がる
⑥ダイマックスのシステムがある事によって、バトルが起承転結の流れを持つ事になって面白い
戦闘ステータスが跳ね上がるため、ダイマックスにはダイマックスをぶつけないと太刀打ちできない → バトルの流れ的に最後の1体をダイマックスさせる事になる → 必然的に最後の1体同士でのダイマックスバトルになる
盛り上がらない訳ないだろ!なバトルが出来上がるシステムが素晴らしい
⑦ダイマックスがビジュアル的にも盛り上がる。しかもだだっ広いサッカー系スタジアムを余す事なく使う事になるので、それにより世界観とシステムが意味を持ってマッチする
⑧ダイマックスでバトルを終える事になるので、勝った時の爽快感がデカい
⑥のこの、ダイマックス同士で戦う流れに持っていくように作り上げた、開発者がすごい (?)
仮にレベル差で余裕のジム戦になったとしても、ダイマックスに対してはこちらもダイマックスしないとやられるので、必ずバトルに波ができるようになっている。
ポケモンバトルでこんなにアドレナリン出るんや…と感動した。
ストーリーは、シンプルでありつつも燃えるポイントが要所で確実に用意されていて、少ない素材がうまく使われていたような印象。
ストーリーで紆余曲折ありつつも「競技としてのポケモンバトルのエンタメ」が最後まで一貫されていて、明快で気持ちが良かった。
ストーリーのゴタゴタを終えた後の、最後のチャンピオン戦が超楽しかった。
けどダンデが超強くて普通に2回負けた。ドラパルト許さない。
あまりに勝てなくてムゲンダイナを投入したらあっさり勝ててしまって、それはそれで「入れなきゃよかった…」と思ったあの日から、ラストバトルは伝説ポケモンを使わないと誓った。感慨深さが全然違うんだよ…。
ダンデはゲーム開始時は「胡散臭いな…」と思いながら見ていたが、だんだん、あれ、コイツかっこいいのでは…?と思い始め、終盤ではもうすっかりリザードンポーズがかっこよく見え、チャンピオン戦ではあまりの神々しさにひれ伏した。
私がチャンピオンじゃなくていい、お前が一生チャンピオンであり続けろ……ッ!!!!!!
あと、バトル前に頬を叩いたところで、何だか、泣きそうになった。
そんな兄を持つホップ、ストーリーが進むにつれて「お前は兄のようになれる…」と誇らしい気持ちになった。
あと、途中でウールーを外したのを見て「こいつガチだ…」と震えた。そこが逆にいい。
マリィはゲームプレイ前はヤンキーなのかと思っていたが、実際はめちゃくちゃいい子で可愛かった…。
兄のネズは、ストーリー後半でおいしいポジションに踊り出てきて急に愛着が湧いた。ダイマックス無しのジム戦が却って新鮮だったな…。
印象深いジムバトルはカブ戦。
何が印象深かったって、マルヤクデのかっこよさが…。
キョダイマックスしたら火の龍のようになり、計り知れないロマンを覚え、一目見た瞬間「欲しい!!!!!!!!」と思い、ジム戦後にヤクデを捕まえに行った。
そして予定外に心を撃ち抜かれたのがビートです。
彼のストーリーが良過ぎたんだよ…ほんとに…。
最初は「ふーんこれが今作のライバルね…ほうほう、よくあるいけ好かない系ね…いやでも見た目は意外と好きだぞ…」としか思っておらず、ダイオウドウで文化財をぶっ壊したのを見た時は、正直「え?!!?!あの象、絶対私のゾウドウが進化した姿じゃん!!くそっ、進化後姿の楽しみがこんなところで…ッ!!! ところで文化財破壊はひどいな」としか思っていなかった。
そんでローズに見捨てられたのを見て「当然だろ…」と思いつつ、復讐してくるのか何かで一悶着ありそうだな…と思っていたが、
ポプラとの出会いのシーンで「闇堕ちしなかった…だと…?!」「もしかしてコイツかわいいな?」「ポプラの後継者探しがまさかのここで繋がるんか…」「あの服って紫じゃなくてピンクと捉えられるんだ…」「なんかコイツの挫折ストーリー始まった…」
と、目まぐるしい展開を見送りつつも急に印象が変わった。
そしてキラキラして帰って来たあそこで完全ノックアウトでダメだった…。改心したから、とかキラキラ可愛くなったから、とかじゃなく、もう、彼の言葉が……彼の人生の節目をこんなに見せられて、彼があんなにも真っ直ぐで、悩んでもがいて、スタジアムのど真ん中でまとまりのない想いを吐き出して、今この瞬間を懸命に生きている、それがあのビートで、それがあまりにもグッときてしまった…。
▽このシーンで好きな台詞たちです。(ほぼ全部)
ルール違反は 承知です
そのうえで お願い します
選手生命を 賭けて
勝負を させてください!
負けたら トレーナー 引退です ▼
ムチャクチャ なのは
ぼく自身が よく わかっているよ
でも いわないわけには……
動かないわけには いかないんだ! ▼
あなたの せいで
メチャクチャ なんだ!
オリーヴさんに 頼まれて
ローズ委員長の ために
ねがいぼしを 集めていたのに
委員長には 見捨てられるし
わけの わからない バアさんに
フェアリータイプに ついて
朝晩 たたきこまれるし!
わかりますか?
ピンク色に 囲まれて
フェアリータイプの ポケモンで
クイズと 勝負の 毎日!
アアッ! こんなに 暑苦しく
思いを 語るなんて
ぼくの キャラじゃ ないのに! ▼
なんてことだ……
あなたに リベンジできれば オーケー!
負けても 引退して バアさんから 逃げる はずだったのに
やっぱり あなたは 迷惑だ!
みんなに 認められたら フェアリータイプの ジムリーダーを
続けないと いけない!
まあ ぼくの 才能でしたら
ポプラさん なんか
あっ! という間に 超えますけどね ▼
はぁ……好きです……。
特に「あなたのせいでメチャクチャなんだ!」からの吐露する部分が大好きです。暑苦しく語るのがキャラじゃない人だからこそ、余計にグッとくるんです…。
そのうえで、自信家で皮肉屋な変わらない部分も健在で、今度はそれがポジティブに表れていて、ガチで、涙がこぼれそうです。
なんというか、大袈裟だと思われる事うけ合いなんですが、大袈裟だと思われてもいいんですが、悩んでも挫折しても一生懸命生きる事が、なんと素敵な事だと沁みてしまって、台詞を打ちながら泣きそうになりました(!?)
年々涙腺が弱まってきて、子供見守りおばさんの自分にはもうだめです。
ポプラはどうやってビートを教育したんだろう…ポプラ様様である。
出会った時、ポプラがビートを評論していた言葉も大好きです。
いかにも ピンクだね!
まっすぐだし ひねくれてもいる……
いいねえ……そうでなければ
人間の 幅は でてこないよ ▼
ポプラは、ちゃんとした良い子とか、ずる賢いだけの子、頭が良いだけの子には、興味をそそられないのかもしれない。
「まっすぐだし、ひねくれてもいる」いい言葉だ…。
ところで、ビートの服はずっと紫だと認識していたけど、ポプラが「ピンク!」と言っていて、そこで初めて「まぁ、確かにショッキングピンクともいえるか…?」と思って笑いました。
キャラクターデザインとストーリーが絡み合うのがとても面白い。
しかもそれが「着ている服の色のせいで非行少年がくせ者バアさんに目をつけられる」展開なのが味がある。
発見はピンクだったからであるものの、ビートにはマジで天性のポケモンバトルの才能があって、努力していたからこそ、こいつを育てたら良いジムリーダーになる、良いジムリーダー達がガラルを発展させる、と手を差し伸べてもらえたんだよなぁ…と思うと、本人の日頃の努力が生んだ縁でもある。
もう一つ面白いと思ったのが、エスパー使いとミスリードさせておいて、進化したらエスパー&フェアリータイプになるポケモンが実は半数いて、フェアリー使いにシフトする展開も面白い。
進化するとフェアリーも兼ねるポケモンを忍び込ませる事によって、あまり手持ちを変える事なくフェアリー使いに移行させた仕掛けに、プレイ当時感銘を受けた。
服の色が紫ともピンクともとれるのも、初見で紫=エスパー使いだとミスリードさせるためなのかな、と思った。
ビートはこういう、意外性のあるミスリードがハマって、その驚きも好きに繋がる要素だったと思う。
あと好きなのは、手持ちは可愛いポケモンばかりだが、本人は「可愛い」と思って選んでいる訳ではないであろうところが良い。
多分本人の美的感覚や、自分が強くなるために理論的に選んだ結果なんだろうな、と個人的には思っていて、そこがまた好きです。
それと個人的に私がフェアリータイプが一番好きで、ジムリーダーになれるなら絶対にフェアリージムがいいと思っているので(?) フェアリーの想いをビート君に託しています(??)
私もフェアリータイプが多かったせいで、スタジアムでのビート戦で、ナチュラルに数体手持ち被りして笑った。
あ~~今さら剣盾熱が高まってしまった…いつもリアルタイムより遅れて熱が高まってしまう…馬鹿だから…。
ガラルグッズ欲しいよおぉおおうおお!!!の想いを抑え込み、剣盾の2週目をやるのもアリだな…もしくはまだやってないダウンロードコンテンツか…と思案中です。言っちゃうとやらないんですけど…。
まずは、ビート君のように一生懸命生きる事をやめないように、頑張って生きていこうと思います。
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