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紅村帯−No,2

1、デザイン、コンセプト

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紅村帯-1の設計図(意匠図)を元に制作しているのが、このNo,2の帯になります。

この紅村帯では、林さんの作品から受ける『光』の印象を織・染めでどう表現するのか?がモノづくりのコンセプトとなっています。

No,1の帯では光の方向性を意識して、織と染めで制作しました。


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(この帯では上の方向から、来る光が作品に当たる様子を表現。)

そしてNo,2の今回は、重要な光を保ちつつも、全体的に織りで綴じ込め、フワッとした光を持った透明感や柔らかさを表現。やはりこれも、作品から受ける印象を形に、と考えています。

2、織組織

そして、織組織はNo,1と同様の夏しぼ織。御召緯を使って織る帯になります。

そもそも、この帯の織組織である『夏しぼ』は、光や風を通す織物。

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その特徴を活かしつつ、今回は裏側の組織を表に持ってきました。上が表組織、しぼ・ボリュームが上方向に隆起する。反対に下記、裏側の織組織では、それと反対。下に隆起するので光沢はしずかに。その代わりにチラチラと箔の光沢が透けてくるようになる(社内では、分類上『裏夏しぼ』という名前に)。

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これも夏しぼと同様、夏時期にも結んで頂くことができる織物です。

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3、続き

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そして、このNO,2の場合、地色変えることで・・・。という試験も今後行って行く予定です。まだ、写真は表バージョンで試験を取ったもの。これを裏バージョンの紋で次回製織していきます。

着姿に帯が入った時のことを考えて、箔の色等も変化させる余地もあったりと、これからが楽しみなモノづくりです。

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