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【自作キーボード】Wing42を組んだ話

はぢめてのじさくきーぼど

遊舎工房HPで自作キーボード物色しているとWing42が目に止まった。

①ロープロファイル
②Choc V2対応(間違えて買ったLofreeFlowのキースイッチの活用)
③親指で押さえるキーの配置が無理なく押せそうな配置
④ロータリーエンコーダー後付け可能(拡張性が高い)
分離型のキーボードや、今まで使ったことの無いキー配列も試してみたいという願望もあり購入に至った。

電子工作まがいのことは某社大手カメラ会社の工場でハンダゴテを使った経験があり、半田付け自体はさしてハードルは高いとは感じなかったが、自宅で電子工作を組むための道工具がないので、近くのグッデイへ。(総額7千円ほど掛かった)
自作キーボードに必要な道工具については以下を参照。先人たちが綺麗にまとめてくれてるので私がわざわざ記す必要はないだろう。

買いに行くのが面倒な人は遊舎工房にセットで売ってるので、それを購入するといい。

実際に組み立てみる

開封して箱から出したところ
はい完成。全キー動作を確認。

懇切丁寧なビルドガイドもあるし、YouTubeなどで組み立て動画もあるので経過は記述しないが、一つだけ記述させてもらうと、ハンダ吸い取り線と吸い取り器はあった方がよい。しくじった時に詰む。
(私はキースイッチをハンダゴテで溶かして基盤に固着させた。)

Wing 42使ってみた感想

良い点
・Gravity keycapがとても打ちやすい。キーに傾斜があるおかげで上下のキーは押すというより指先で軽く突くような動きでキーを楽に打つことができる。これはすばらしい。

・キーピッチが狭い(16mm〜17mm?)ので指の移動距離が短いので指を無駄に伸ばす必要がないため、指運が楽にできる。手が小さいひとは楽にタイピングができるのではないだろうか。逆に手が大きい人には打ちづらく感じるかもしれない。
特に指が太い人は指同士が干渉して違和感はあるかもしれないと思う。
標準的なキーピッチ(19mm)のものをしなければならないときはタイプミスが増えるかもしれないが、普段からサイズの小さいラップトップのキーボードを使用してる人なんかは違和感をあまり感じずに移行できるかもしれない。

・ロータリーエンコーダーが親指の届く範囲に配置可能で、27mmのノブと組み合わせたときの操作性がとてもよい。私の場合ちょっとしたカーソル移動のためにカーソルキーを両方に割り当てている。

操作に慣れるとちょっとした文字修正やカーソル移動に便利


悪い点
・基盤にキースイッチのピンを直にハンダ付けするのでホットスワップ不可能。LofreeFrowのリニアスイッチは私には性に合わなかった。カタログ値よりかなり重いわ、ザリザリした感覚するわ。付け替えるのは組み付けるよりも時間がかかるので諦めてしまった。大人しく↓のキースイッチにしとけばよかった。

・QWERTYの配置でいうと”B"キーと”N"キーの位置が高すぎるので人差し指を移動させるときに引っ掛かってしまうこと、両端のキーと配置が0.25U分下にズレているのでShiftキーを意識をしてないと押し違えてしまう。あくまでも私の個人的な感覚だけど。
(なので”B"キーと”N"キーを高さの低い両端のShiftキーと差し替えて使うことにしたら、あっさり解決した。)

・狭ピッチのため、対応するキーキャップが少なすぎるし、高い。
需要の少なさや製造コストのせいなんだろうけど、手を出すのはそれなりに勇気がいる。


終わりに

私の中での話だけど、Wing42は長文を打ち込むことに特化したキーボードだと思う。狭ピッチとGravityKeycapの組み合わせは、無駄な指の動きをせず楽にタイピングができるので、ハマる人には最高のキーボードだ。
後悔してるのは、Lofreeのキースイッチが思いのほかキーが重く、私と相性がよくなかったことだった。会社ではデータ入力をすることも多々あるので、レイヤー1をテンキーなどを割り当てていて、親指で押さえっぱなしの頻度は高いから、キーが重いと指が痛くなってしまう。

まぁいずれ自分が理想とするキーボードを自作する上で参考にさせてもらいます。
自宅では多少つかうこともあるし、いずれキースイッチも交換しよう。
ハンダ取るのシンドイだろうなぁ。

おまけ

ネジを締めすぎて割れたのマッキーで暈そうとして失敗した。

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