モチベーション = 何がやりたいか×誰と働きたいか

はじめに

こんにちは!2013年商学部卒のSです。

先日(10月24日)に開催された「先輩をつかおう!」はいかがだったでしょうか。
私は、裏方としてひっそりと盛り上げておりました。
当日の皆様の就職活動に対する情熱や意欲に触れて、私の経験が少しでも、皆様の就職活動に役立てていただければと思い、就活のこと・仕事のことを書きたいと思います。

プロフィール

 業界: IT業界のSier(*)
  *SIer=システムインテグレーター

 経歴: 新卒で入社して、現在8年目
  人事部(2年)⇒開発(2年)⇒営業(4年)

 現在の業務:
  お客様とともに、お客様・社会の課題を解決するために、
  ICTを用いて日々企画立案・提案を実施

就職活動中の軸

就職活動の話に入りたいと思います。

私が就職活動をしていた時期は、ちょうど東日本大震災が発生した翌年で、
採用数が減ったり、採用を見送ったりする時期でした。
東日本大震災の影響を直接受けた先輩からの助言もあり、業界を絞らず様々な企業を見ていました。

しかし、日本には大企業だけで1万社以上、中小企業・ベンチャーを含めると100万を超える企業があります。全ての会社を調べて自分に合っているか判断することは到底無理です。

そこで、就職活動の定番どおり、自分なりの軸や譲れない条件をもって、企業を選択していきました。

自分の軸=「広く遍く、誰かのためになる仕事ができること」

今思い返しても、非常に漠然とした軸です(反省)。それでも、軸を中心に「BtoBの企業」に自分は向いているはずと考え、企業の合同説明会やone dayインターンに足繁く通っていました。

しかし、説明会やインターンは企業の側としても、学生に会社を知ってもらおうと煌びやかかつ至れり尽くせりでした。
この状況のままでは、第一志望どころか第一志望群すら絞ることができずにいたのですが、転機が訪れたのは、大学の先輩と直接質問ができる説明会でのことです。

話をしてくださった先輩社員がフランクに回答してくださり、公式な場にもかかわらず、会社や仕事のマイナス面も教えてくださいました。
その中で、最も響いた言葉が、
「仕事は誰としたいかも大切」ということです。

その言葉を胸に、説明会に参加されている社員の雰囲気等が自分の気質に合っているか、参加されている社員の部下として働いて続けられそうか考えながら、第一志望と第一志望群を絞っていき、本選考に臨みました。

仕事を始めて分かったこと

幸運なことに、第一志望の企業に入社することができ、社会人人生を開始したのですが、当初は2年おきに異動し職種が変わっており、同期が専門性を磨く中、自分はどうなるのだろうというキャリアプランへの不安や悩みが増していました。

しかし、与えられ場でなんとか必死に仕事をしていた結果、徐々にスキルやノウハウが身についていき、現在の業務に役立ってきたと思います。
やはり、辛くても下積みは大事ですね。

現在の業務である営業の仕事について、2つほど書きます。
①営業のやりがい
一言でいえば、「お客様とともに社会の仕組みを作ることができる。」ことです。

日々お客様と社会をもっとよくできないか、便利にすることができないか、
議論を交わしながら、実現に向けた提案を行っています。
就職活動の軸にも記載した、「広く遍く、誰かのためになる仕事」ができ、希望が叶うとともに、提案した内容が採用され、実際に利用されているところを見ると、非常に感慨深いものです。

それだけで、「よし。次も一緒にやりましょか!」となります。

②営業として大変なこと
営業として、大変だと思うことは、至極当然なことではありますが、
「答えのない問題を解き、最適解を見つけること」です。

学生時代に、社会人からは唯一の答えなどなく、答えを自分で見つけるものだと言われてきましたが、まさにそのとおりだと感じることが多くなりました。さらに、導き出した答えが合っているか否かのジャッジは、時間が経たないと結果として現れてこないので、もどかしく思うこともあります。

加えて、これまでは足繁く通うことでお客様とコミュニケーションが取れていましたが、「with コロナ」・「after コロナ」における営業はオンラインが中心となり、果たしてこちらの真意は伝わっているのであろうか、提案内容をどう受け止めているのであろうかと、気を揉むこともあります。

営業として、時代の変化に合わせて、自分を変えていけるか試されている状況です。

さいごに

ここまで、自分の就活の話、仕事の話を書いてきましたが、自分の場合は、非常に運がよく、かつ周りに助けていただいたからこそ、やりたいことができていると思います。

一方で、就職活動の軸で記載した「仕事は誰としたいかも大切」という言葉は、今でも心に残っており、およそ8年仕事をしていて、非常に深い言葉だと感じています。

一人で成し遂げることができる仕事は、恐らく存在しません。組織(上司や先輩・後輩)がいて、お客様がいて、お客様のお客様いて・・・人とつながっているからこそ、そこに仕事があるのだと思います。その時にやりたい仕事であっても、周囲に恵まれなければ成功は難しいですし、辛い仕事でも、周囲の仲間の支援で成功する仕事もあります。

タイトルに込めた思い、
就職活動において、何がやりたいかは自分の軸として非常に大切です。そして、誰とその仕事をしたいかを考えることもまた大切だと思います。その2点が相乗効果を生み、モチベーションにつながっていると思います。

ぜひ、これから就職活動をする皆様につきましても、何がやりたいかを検討することに加えて、誰と働きたいか(説明会で登壇した先輩と働きたいと思えるか等)考え見てください。

それでは、次の「先輩を使おう」でお会いできることを楽しみにしています。もっと話が聞きたいという方も遠慮なくご連絡ください。

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