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流星

人間の利己性が飽和点を超えたときに政治はわれわれのめのまえにたちのぼり、それは論理では到底書き表せないような複雑な形態をとる。わたしはそれを論理的に描く術を知っている。

暗号はこの世界で統計的に起こりえないその不可能性を盾にして、たくさんの「これは起こらないだろう」を積み上げることで、「絶対」を可能にしてきた。

そのはざまでたゆたっている。

言い換える。


我々は数学に逆らえない

すべては数学的な法則性に収束する−国家さえも

わたしは、そんなこの世の絶対のルールに逆らわないように生きている

地雷を踏まないようにしている


地雷を踏みたくないなら歩かなければいい

暗号技術を用いた破壊不可能な契約の神秘性が私を歩ませる

神秘性を感じられているうちは


終着点はどこか

加速させる必要もない

もはや示す必要もない

いずれ誰もがたどりつくのだから


いまここを生きることで

身体性からほとばしるパトスを

もっともうつくしい発露として打ち出すのだ


中性として

世界市民として

無名のノードとして

数学に逆らわぬように

旬の美をさがすのだ

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