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背骨

私には背骨が見える。社会をつらぬく森羅万象の法則だ。

そしてそれは、ほとんどの人々には見えていないと思っているし、一方で、ほとんどの人々は理解しているとも思っている。

この背骨は、しごく当たり前のことなのだ。

社会は、人を大事にする方向に収束している。

科学は、人を駄目にしてしまわない。

政治は、いずれよくなる。

そんなことはみんなわかっているはずだし、結果としてそのように行動しているのだ。

みなわかっていない振りをしながら、やっていることは「背骨」になぞらえられているのだ。

たまにIQばかり高くて思い込みが激しい人種が、背骨がないだとか、みなが背骨に気づかないだとか、背骨のことでなんらか発狂して自分から死んでしまう。思い込みというのは恐ろしいものである。

背骨は見えなくていいので、自分をご機嫌に保つ術はしっかりと磨いておくように互いにありたい。

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