見出し画像

【強すぎる】現4歳牡馬まとめてみた

はじめに

去年秋から今日まで競馬をやってみんなが思っていることがある。「あれ、現4歳牡馬強すぎない??」

私も競馬予想を挙げている身として、必ずチェックするのが年齢である。
そこで今回、2018年生まれの競走馬についてまとめてみる。

現4歳世代競走馬(獲得賞金順) ※3/6(日)時点

エフフォーリア【牡】獲得賞金:73663.6万円

  • 生年月日:2018年3月10日

  • 毛色:鹿毛

  • 調教師(所属):鹿戸 雄一(美浦)

  • 馬主:有限会社 キャロットファーム

  • 生産者:ノーザンファーム

4歳世代を引っ張っているのはこの馬。クラシックGⅠ皐月賞を皮切りに天秋、有馬記念を制覇した走りは圧巻の一言。天秋では1つ上の世代の3冠馬コントレイル、GⅠ6勝のグランアレグリアを横綱競馬で粉砕したのは度肝を抜かれた。血統的はサンデーサイレンス3×4を持つエピファネイア産駒。いかにも大箱で末脚を生かせる馬場ならもってこいの血統だ。牝馬3冠のデアリングタクトもサンデーサイレンスの4×3であるように、名牝シーザリオの血をもつエピファネイアは活躍馬を輩出しやすい。次走は大阪杯を予定しているが適性は言うまでもなく、エピファネイアの後継種牡馬といても楽しみな一頭である。


シャフリヤール【牡】獲得賞金:36573.1万円

  • 生年月日:2018年4月13日

  • 毛色:黒鹿毛

  • 調教師(所属):藤原 英昭(栗東)

  • 馬主:有限会社 サンデーレーシング

  • 生産者:ノーザンファーム

日本ダービーで唯一エフフォーリアに黒星を付けたのはこの馬。共同通信杯では負けたもの、東京2400mはディープの庭というようにしっかり先着。非根幹距離の神戸新聞杯で4着と負けたのも良くも悪くもディープらしさ。ジャパンCで3冠馬コントレイルに維持を見せられたものの1角の内で詰まる不利を考えるとそこまで悲観するものではない。血統的にはディープ×ドバイマジェスティで全兄にアルアインやダノンマジェスティがいる。一回崩れると深追いはしたくない血統背景のため、次走ドバイシーマCでの走りが秋競馬のカギになりそう。


タイトルホルダー【牡】獲得賞金:31754.9万円

  • 生年月日:2018年2月10日

  • 毛色:鹿毛

  • 調教師(所属):栗田 徹(美浦)

  • 馬主:山田 弘

  • 生産者:岡田スタツド

クラシック最後の一冠である菊花賞を制したのがこの馬。そのレースぶりは素晴らしく、掲示板内が後方勢が並ぶ中での23年ぶりの菊花賞逃げ切り勝ちは感動した。このスタミナの原動は母系からくるもので、母メーヴェはSadler's Wells系-モンジュー(愛)系からくる。モンジューは仏ダービー、愛ダービーを圧勝した。半姉に牝馬ながら菊花賞で掲示板内に好走したメロディーレーンがいるのもスタミナ血統の裏付けとなる。次走は天春を見越しての日経賞の予定。ケガ明けのセントライト記念を度外視すれば成績は安定しているように見えるが果たして。。。


シュネルマイスター【牡】獲得賞金:30270.2万円

  • 生年月日:2018年3月23日

  • 毛色:鹿毛

  • 調教師(所属):手塚貴久 (美浦)

  • 馬主:サンデーレイシング

  • 生産者:ノーザンファーム

3歳マイル頂点を決めるNHKマイルCを制し、安田記念で一度敗れたダノンキングリーを毎日王冠で破った今後マイル路線を引っ張る競走馬である。マイルチャンピオンSは牝馬初の連覇を果たしたグランアレグリアに0.1sで敗れるもその強さをいかんなく発揮した。血統は外国産馬で聞きなじみがないと思うが父はグリーンデザート系。ダンヒチ系の産駒で初めて欧州のGⅠを制し、短距離向きな産駒を多く輩出している。母父Sodler HollowはSadler’s Wells系で欧州芝中距離を中心に活躍した競走馬。欧州色の強い血統ながらも日本の高速馬場にも適用しているのがこの馬の強みではないか。次走はドバイターフを予定しており、パンサラッサの逃げ足か、この馬の末脚かというところに注目する。

ステラヴェローチェ【牡】獲得賞金:29919.7万円

  • 生年月日:2018年2月19日

  • 毛色:黒鹿毛

  • 調教師(所属):須貝 尚介(栗東)

  • 馬主:大野 剛嗣

  • 生産者:ノーザンファーム

欧州色の強いバゴ産駒らしく、不良馬場の神戸新聞杯を制したのが印象深いこの馬。皐月賞、ダービーでは3着、菊花賞では4着とクラシック路線の賑わいの一端を担いでいた。日本競馬に合うように、母母父のゴーンウエスト系からの短距離のスピードと、母父のディープが補填しているように見える。マイルから長距離まで堅実に走り、全レース掲示板を確保していることは事実で次走ドバイシーマクラシックで能力を全開花てほしいところ。日本競馬会の悲願である凱旋門賞制覇もこの馬にかかっていると個人的に思う一頭である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?