参議院選挙 京都選挙区

激戦となった参議院選挙京都選挙区。市町村ごとの得票数の動きや動向を見ていく。

結果をおさらい

2議席を争う京都選挙区では、9人が出馬した。
自民党 吉井氏、立憲民主党 福山氏、日本維新の会 楠井氏の3つ巴の情勢が序盤から報じられていた。
結果は、吉井氏29.3万票 福山氏 27.5万票で当選。楠井氏は25.7万票で次点となった。

開票区別の情勢

各候補者が得票数1位になった開票区の数は以下の通りだ。36開票区のうち
吉井氏 25開票区、福山氏9開票区 楠井氏2開票区
自民党の看板を背負った吉井氏が地域に偏りなく強さを発揮した形となった。
福山氏は9開票区で得票数1位となり、京都市左京区で1800票、京都市伏見区で2800票、2位の候補と差をつけるなど、支持を固めることができたと言えそうだ。
楠井氏は、八幡市、京都市東山区のみ1位となったが、得票数を大きく伸ばす地域を作ることができなかった。子育て世代に支持されている日本維新の会だが、都市部でも京都での浸透はまだまだのようだ。
また、ほぼすべての選挙区で、日本共産党の武山氏が4位の得票を得た。
得票率は12.5%と、共産党の京都での強さは衰えていないのであろう。

比例代表の投票先(京都市)

京都市では、自民党13.2万票、日本維新の会12.9万票と多くの支持を集めた。3位には、日本共産党が入り、7.4万票を得た。立憲民主党は6.6万票の4位となった。
NHK党以外のすべての政党が、比例代表では選挙区の候補者以上の票を得ることができなかった。中でも、福山氏を擁立した立憲民主党は、比例で7.5万票減らすなど、候補者自身に支持が集まっていると考えられる。

来年の統一地方選に注目(京都市)

2023年春には、統一地方選が行われ、京都市議会(定数67)では、11選挙区に分かれて争われる。
比例代表での得票数と、選挙区別の市議会の最低得票数を比較した。
自民党、日本維新の会は、東山区(定数2)以外のすべての選挙区で市議の最低得票数を上回る票を獲得した。
日本共産党は、東山区・下京区(定数4)以外のすべての選挙区で、最低得票数を上回った。
立憲民主党は7選挙区、公明党は4選挙区、国民民主党は4選挙区で上回った。
次の記事では、詳細に解説したい。

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