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(米国株式市場12月27〜30日)代表株価指数続落、50MA下で年内取引終了!S&P500とNASDAQのAD Lineは下向き、50MA上銘柄比率もさらなる下落。プットコールレシオは急騰し総悲観は通過?

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おはようございます。2022年最後の営業日はマイナスで締め括りましたね(笑)一応引けにかけて戻したようです。ナスダックは一時-1.5%まで下落していました。

12月はS&P500が-5.90%、ナスダックが-8.73%とまさに地獄でした。

ギトギトにやられてもう無理ぽ・・・という人続出です。そこにショーター達が今年の収益をドヤツイしており死体蹴りの様相。つまり来年は上です☆ 生き残った皆様、おめでとうございます☆

それでは今年の(地獄の)最終週の相場を定点観察し、来年の相場へ向かいましょう。

1. 今週の合戦の振り返り(要約ver.)


  • 代表株価指数続落。年初来(YTD、最終):ダウ平均:-9.40%、S&P500:-19.95%、ラッセル2000:-22.50%、NASDAQ:-33.89%。

  • S&P500とNASDAQのAD Line、50MAを上回っている銘柄比率はさらに下落。年内取引日はこれにて終了。

  • 株式相場ステータスは「Market in correction」にステータス格下げで終了となんとも後味の悪い風味で2023年を迎えることに。

  • 次回2月開催のFOMCでは25bpsの利上げ実施のコンセンサス、来年9月利下げ開始見込みだったが先週より来年11月利上げに後ろ倒しに。

  • 長期金利は上昇、VIXも大きくは変動せず。プットコールレシオは急騰し総悲観は通過したようにも見える。

  • NAAIMはここ2週間で一気に機関がポジションを落としたことが確認できる。

  • 今年もありがとうございました。2023年もよろしくお願いします。



2. 代表株価指数動向(&強気相場 or 弱気相場判定)

今週もS&P500とナスダックは続落です。4指数が50MAを下回ってしまいました。ダウも力尽きました。

「まだまだ掘ってやるから歯食いしばれ!」という感じですね。タックスロスセリングが長引いているのか、機関投資家がバカンスで2軍の雑魚マネジャーがヒヨって売ってるのかはわかりませんが、とりあえず12月は控えめにいって地獄でしたね。

年初来からの4指数の動きは以下です。ナスダックはしこたま売られた年でしたね。テック主導で相場が上昇する時代は終わったのかもしれません。


  • (青色)ダウ平均:-9.40%

  • (オレンジ色)S&P500:-19.95%

  • (黄色)ラッセル2000:-22.50%

  • (水色)NASDAQ:-33.89%


決戦は年明け金曜日の雇用統計です。CPIは鈍化もサービスインフレがまだ高いなどまだ課題がありますが、雇用が悪ければFRBも明確なハト派に転じる必要が出てきます。ハト派であれば株は上でしょう。しかし、雇用が良かったら・・・ベア相場長期戦を覚悟する必要があります。


  • 1月6日 米国2022年12月雇用統計発表

  • 1月12日 米国2022年12月消費者物価指数(CPI)発表


とはいえ、あれだけ有名企業がリストラを発表しまくっていて雇用が良い分けないような気もしますね。


□ S&P500指数

S&P500を見ていきましょう。赤線が50日移動平均線(MA)、黒線が200日移動平均線(MA)です。

今週は下落でしたが、-0.14%とほぼ横ばいでしたね。もうニューイヤー気分で機関は寝ています。そういえばクリスマスラリーはきませんでしたね(笑)

以下はAD Lineです。横ばいでグチャグチャですね。下を向いています。

AD line(Advance/Decline Line)」とは以下を指します。

(今日上昇した銘柄数 - 今日下落した銘柄数) + 昨日のAD Line

「AD line」が上昇していればそれだけ相場のトレンドは強気ということです。上昇している時に株は買いましょう。

以下は50日移動平均線を超えている銘柄の数です。先週末は57%でしたが、現在は44.73%の銘柄が50MAを超えています。全体的に押しが入っていますね。

□ NASDAQ総合指数

続いてNASDAQです。

先々週より50日移動平均線を下回ってしまっています。デジタルは死にました。以下はAD Lineです。地を這うような動きですね。まぁ無理でしょう。

以下はナスダック100の50MAを上回っている銘柄の比率です。先週は41.5%となっておりましたが、さらに37.62%と下がってしまいました。

ナスダックは今年は散々でしたね。2021年後半のレバナスブームはそれは凄いものでしたが、見事に天井だったようです。「GAFAMを主導としたナスダック100指数は永遠に上昇し続ける。レバレッジをかければあっという間にお金持ち」という至極シンプルな戦略で相場に挑む人がとても多かったです。

でも、相場はそんな単純ではないと思います。


□ 現在は強気相場?弱気相場?

現在は「Market in correction(調整相場)」です。FTDを迎えるまで寝ときましょう。


■ それぞれの言葉の定義:

◇ フォロースルーデイ(FTD)

① 主要指数(S&P500/NASDAQ)が弱く寄りつき、強く引ける日(前日比プラス)を待つ =上昇の試し。

② ①が出現してから4~7日目(が理想、それ以前もその後も出現する)に、出来高を伴って約1.5%以上の上昇を見せる日を待つ。

◇ 売り抜け日(Distribution Day)
前日より「出来高」が増加し且つ「指数が0.2%以上下落」する。

◇ 売り抜け日カウント

以下を満たせば天井圏の下落警戒となる。

● 4週間-5週間で売り抜け日が3-5日起こる(市場上昇中にも発生)
● 2-3週間という短い期間で売抜日が4日あっても当然注意が必要

カウントから25営業日経過後には消滅する。また、上記の条件を満たさなくても売り抜け日がカウントされることもあり、これは「指数が失速する」という意味のカウントとなる。

株価指数が活発な出来高の中で上昇していくなかで、前日と同じような出来高なのに停滞した場合にカウントがなされることがある。

■ 参考:



3. FRB動向

(FRBの金利動向に気をつける)過去を振り返ると、FRBの金利が引き上げられたことがきっかけで弱気相場が始まり不景気に突入した歴史があります。弱気相場が終わるのは金利が下げられた時が多いです。最も簡単で役に立つ金融指標はFederal Fund(FF)レート(政策金利)。

コンピューターによる自動売買や様々なヘッジサービスによってリスクの高い弱気相場で発生する株価の下落から資金を守るために、ポートフォリオの大部分をヘッジするファンドが現れました。金利が急騰する場面は相場が下落しやすい仕組みになっています。

↓↓(参考元:米FRB特集

□ 先週のイベント(12月19日〜23日)


◇ 中古住宅販売件数

  • 前月比7.7%減の409万個(予想420万個)

  • 2010年以降で2番目の低水準

  • 減少幅は2月以降で最大

◇ 米CB消費者信頼感指数

  • 12月の米消費者信頼感指数は108.3(予想101)と前月の101.4から上昇

  • 4月以来の高水準になった

  • 物価上昇が鈍化する中、労働市場が堅調さを維持していることを反映

◇ 7月-9月米GDP確定値

  • 7-9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は、改定値から上方修正

  • 前期比年率3.2%増(予想中央値は2.9%増)

  • 確定値では個人消費が2.3%増と、改定値(1.7%増)から大幅に上方修正

  • 金利上昇や高インフレをよそに消費者と企業の需要が堅調さを維持していることを浮き彫りに

◇PCEデフレーター

  • 11月のPCE価格指数は前月比0.1%上昇。10月は0.4%上昇していた。

  • 11月の前年同月比伸び率は5.5%と、10月の6.1%から鈍化し、2021年10月以来の小幅な伸びとなった。

  • コアPCE価格指数は11月の前月比上昇率が0.2%と、10月の0.3%から鈍化。

  • 11月の前年同月比伸び率は4.7%と、10月の5.0%から縮小。同様に21年10月以来の小幅な伸び

  • 個人所得は0.4%増。賃金は0.5%増加。ただ、借入コストの上昇や貯蓄の急速な減少のほか、家計資産の減少を背景に個人消費が抑制され、来年に景気後退(リセッション)入りする可能性もある。

  • 11月の個人消費支出は前月比0.1%増加と、小幅な増加にとどまった。

  • エコノミスト予想でPCEは0.2%増だった。10月分は0.9%増に上方改定された。当初発表は0.8%だった。



□ 今週のイベント(12月27日〜30日)


◇ 11月中古住宅販売仮契約指数

  • 全米リアルター協会(NAR)が28日発表した11月の中古住宅販売仮契約指数は前月比4.0%低下の73.9となった。

  • ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比0.8%低下。前年同月比では37.8%低下した。

  • 11月は予想を大幅に超えて低下し、6カ月連続で下げた。10月分は77.0に下方改定された。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制のための利上げが、住宅市場に大きな打撃を与えていることを示す最新の指標となった。

  • 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期に一時的に下がったことを除くと、2001年の調査開始以来の低水準となった。

◇ 10月米ケース・シラー住宅価格

  • 米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが27日に発表した10月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、全国の住宅価格指数が前年同月比9.2%上昇と9月の10.7%上昇から伸びが鈍化し、2020年11月以降で初めて1桁台となった。

  • 前月比では4カ月連続で低下した。

  • 米連邦住宅金融庁(FHFA)が同日発表した10月の住宅価格指数(季節調整済み)も9.8%上昇と9月の11.1%から鈍化し、2020年9月以降で初の1桁台となった。前月比は横ばいだった。

  • S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのマネジング・ディレクター、クレイグ・ラザラ氏は「連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続する中、住宅ローンの調達が引き続き住宅価格にとって逆風になっている」と指摘。「マクロ経済環境が引き続き厳しい見通しであることから、価格は引き続き弱含みになる可能性がある」とした。



□ 金利動向(FF先物金利/市場の利上げ織り込み)

参考:CME FedWatch


◇ 前提知識:FRBによる金利引上げ

  • 1回目:0%-0.25% → 0.25%-0.50%

  • 2回目:0.25%-0.50% → 0.50%-0.75%

  • 3回目:0.50%-0.75%→ 0.75%-1.0%

  • 4回目:0.75%-1.0% → 1.0%-1.25%

  • 5回目:1.0%-1.25% → 1.25%-1.50%

  • 6回目:1.25%-1.50% → 1.50%-1.75%

  • 7回目:1.50%-1.75% → 1.75%-2.00%

  • 8回目:1.75%-2.00% → 2.00%-2.25%

  • 9回目:2.00%-2.25% → 2.25%-2.50%

  • 10回目:2.25%-2.50% → 2.50%-2.75%

  • 11回目:2.50%-2.75% → 2.75%-3.00%

  • 12回目:2.75%-3.00% → 3.00%-3.25%

  • 13回目:3.00%-3.25% → 3.25%-3.50%

  • 14回目:3.25%-3.50% → 3.50%-3.75%

  • 15回目:3.50%-3.75% → 3.75%-4.00%

  • 16回目:3.75%-4.00% → 4.00%-4.25%

  • 17回目:4.00%-4.25% → 4.25%-4.50%

  • 18回目:4.25%-4.50% → 4.50%-4.75%

  • 19回目:4.50%-4.75% → 4.75%-5.00%

  • 20回目:4.75%-5.00% → 5.00%-5.25%



基本は「25bps」ずつの利上げです。しかし、景気動向によっては50bps利上げすることも考えられます。2022年5月FOMCは50bps実行、6/7/8月に75bpsの利上げを実行と、大幅な利上げを行なってきました。

11月も75bps(これで4回連続75bps)の利上げを行い、12月は50bpsの利上げが実行されました。つまり17回目まで利上げが終わっています。


  • 16回目:3.75%-4.00% → 4.00%-4.25%

  • 17回目:4.00%-4.25% → 4.25%-4.50%



今週金曜日終了時点では以下となっています。2023年2月1日会合の25bpsの確率は73.2%となっています。2023年11月には4.75-5.00→4.50-4.75に利下げに転じています。戦先週末は9月に利下げ見込みだったので少し後退していますね。ここから次の雇用統計、CPIなどで利下げ前倒しなどアップサイドがあるかどうかで、株式市場が上にぶっ飛ぶ可能性が出てきます。


□ FRBのバランスシート(BS)拡大・縮小動向

BSが拡大するということは、市場に流通する資金が増大して、景気を加熱させることに繋がります。FRBは金利を引き上げる前に、まずはバランスシート(BS)の拡大停止(テーパリング、資産買い入れプログラムの変更)を実行します。すでにテーパリングは2022年3月に終了しています。


※資産買い入れプログラムについて、米国債を月800億ドル(約8兆4千億円)、住宅ローン担保証券(MBS)は同400億ドルのペースで買い入れていました。こちらのペースを下げることを「テーパリング」といいます。


現在の推移です。順調にシュリンクしています。利上げと緊縮の二刀流を進めています。

今は景気を冷ます「BS縮小」が6月1日より始まっています。「テーパリング」はFRBのBSの「拡大」を細切にして終了させていくことですが、その後利上げ、そして次はBSの「縮小」です(テーパリング→利上げ→BS縮小/QT)。

BSの縮小ですが、量的緩和で購入した債券などが償還された時に再投資しない場合はFEDのBSは縮小していきます。このようにバランスシートを縮小することを「QT(Quantitative Tightening)」といいます。

前回は4回利上げがおこなわれたあとQTが実施されましたが、今回は「約9兆ドルに膨れ上がっているバランスシートについては6月、7月、8月に毎月475億ドル圧縮し、9月から最大950億ドル圧縮する」ということで既に縮小は開始されています。

ただ、以下の記事でお伝えしておる通り、QTの半分程度はリバレポで相殺できる見込みとなっておる


□ ブレイクイーブンインフレ率(期待インフレ率)

「ブレイクイーブンインフレ率」とは、「債券市場が期待するインフレ率」を意味します。株価にとって重要な実質金利は次の項目の長期金利から期待インフレ率を差し引くことで算出されます。

10年は2.30%(先週末2.20%)、5年は2.33%(先週末2.29%)と先週より若干上昇しています。

ただ、ずっと期待インフレ率が低下しつづけています。5年で2.30%というのは5年後に2.33%のインフレ率を期待するという意味ではありません。

5年間の幾何平均インフレ率の予想が2.29%という意味です。将来デフレになることを織り込んでいるともいえます。


□ 長期金利(2・5・10年債利回り)

長期金利の動向は株式市場関係者は非常に注意深く見ています。10年債利回りと株式のバリュエーションは「シーソーゲーム」の関係にあるからです。
長期金利が上がれば(債券が売られれば)株のバリュエーションは下がります。

以下は2020年からの推移です。頭打ちしていますが先週より少しリバウンドしています。

今までリセッションを織り込む流れに一旦ストップがかかっている状況となっています。金利低下に賭けた債券投資家ですら泡を吹いています。相場ってのは簡単ではないのですね。

(12月30日時点)
(12月24日時点)


4. プットコールレシオ

ここでは年初来からの比率(%)を観察します。直近の投資家心理を確認します。


プットコールレシオ = Put売買金額 /Call売買金額

⑴プットコールレシオ > 1 = Putの売買代金が大きい = 投資家が株式相場下落を期待(悲観的)

⑵プットコールレシオ < 1 = Callの売買代金の方が大きい = 投資家が株式相場上昇を期待(楽観的)

上記で算出されます。つまりプットコールレシオが1を超えているということはPutの売買代金の方が大きく下落を警戒する投資家が多いことを意味します。(オニール流では1.15が基準)

これは相場が悲観的なことを意味しており相場の底局面ではプットコールレシオが高くなる傾向があります。

一方、プットコールレシオが1を下回っているということはCallの売買代金の方が大きく上昇を期待する投資家が多いことを意味します。ただ、これは楽観的であるということを意味しており、相場の高値圏ではプットコールレシオは低くなる傾向があります。



12月30日(金)終了時点では0.98となっています。今週12月28日は一時1.61まで急騰しました。ここ1年で最大の悲観となり、そして現在は0.98となりました。29日は株式相場は上昇、30日は横ばい。Put Call Ratioのみで判断するのであれば、悲観が限界突破し底打ちしてしまったようにも見えます。

弱気になりすぎるのも良くないという風味な気がします。次の雇用統計で市場の景色は一気に変わる可能性も秘めています。

5. Volatility index(VIX指数/恐怖指数)

VIXとは市場で取引されている価格から逆算された「株式市場のボラティリティ」のことを指します。

株価指数は上昇時は緩やかに上昇し、下落時は急落します。市場参加者が高いボラティリティを見込んでいるということは、市場に対して不安を抱いていると想像できます。

VIX指数は株価の先行きにどれほどの振れ幅(ボラティリティー)を投資家が見込んでいるかを示す「株価変動率指数」のうち、米国株を対象にした指数。通常、株安が懸念される局面で上昇し、20を超えると不安心理が高まっていると解釈される。その場合、「株価が今後1年間に約7割の確率で上下20%の範囲で変動する」と投資家が予想していることを示す。

2008年の金融危機の際にVIX指数が80超に上昇して注目を集めた。18年2月と10月にもVIX指数の上昇をきっかけに米国株が下落する場面があった。VIX指数の上昇に連動して機械的な株売りを出す「リスク・パリティ」などと呼ばれるファンドが存在するからだ。

(引用:日経新聞)

S&P500指数(VIX:青)とNASDAQ100(VXN:赤)のVIX指数の5年推移は以下となります。S&P500は20を上回っています。それなりに緊張感は持っているような気もしますが、2022年はずっとこの調子ですね。

VIXがぶち上げたらそこが大底という定説を軽々と2022年は裏切りそうな気もするのですが、これは「まぁ、リセッション100%来るっしょ」という予想が立て易すぎたからな気もします。

構えてたらびっくりしない訳で、2020年は金融緩和ジャブジャブでわかりやすく株をぶち上げて、2022年は思い切り引き締めで株を突き落としてきた訳です。わかりやすいというのは、ビックリ指標が形成されないので「明らかに買い場ァァァ!」みたいなのがわかりにくいですよね。


株式市場は教科書通りに動きません、常に我々自身が進化していく必要があるのです。

6. アクティブファンドマネージャーの動向(NAAIM Number)

次にNAAIM Numberです。NAAIM Numberはアクティブファンドの投資動向です。100を超えるということはアクティブファンドがレバレッジをかけていることを意味します。

12月28日時点では43.4です。12月21日時点では39.3でした。12月14日時点では71.6だったので大きくポジションを落としています。メンヘラですね。


上昇相場には「常に100を超える」彼らのレバレッジが必要です。例えば2020年のコロナショック後の上昇相場時のNAAIMが以下です。

9月のレイバーデイあたりで60程度になったのが底で、それ以外はずっと高い水準を維持していますよね。このような相場の時こそ、鬼気迫る思いでフルインベストする時なのです。秀次郎はこの相場環境を首を長くして待っております。資産100億円を目指すにはビッグウェーブが必要です。

7.注目経済指標の動向

以下が今週の経済指標発表でした(マネックス経済指標カレンダーを参考)。


今週の総括


  • 代表株価指数続落。年初来(YTD、最終):ダウ平均:-9.40%、S&P500:-19.95%、ラッセル2000:-22.50%、NASDAQ:-33.89%。

  • S&P500とNASDAQのAD Line、50MAを上回っている銘柄比率はさらに下落。年内取引日はこれにて終了。

  • 株式相場ステータスは「Market in correction」にステータス格下げで終了となんとも後味の悪い風味で2023年を迎えることに。

  • 次回2月開催のFOMCでは25bpsの利上げ実施のコンセンサス、来年9月利下げ開始見込みだったが先週より来年11月利上げに後ろ倒しに。

  • 長期金利は上昇、VIXも大きくは変動せず。プットコールレシオは急騰し総悲観は通過したようにも見える。

  • NAAIMはここ2週間で一気に機関がポジションを落としたことが確認できる。



ーFINー

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