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【AAPL】時価総額世界最大のアップルの株価見通しを最新決算を踏まえてオニール流のCANSLIM分析で紐解く!ビジネスモデルや自社株買についても詳しく解説。

(このマガジンは取り上げた企業の投資を推奨する意図は全くないことを改めて確認いたします。企業の業績チェック、ビジネスモデル、新着ニュースをシンプルに定点観測する読み物です。)

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ワシらのマガジンで分析した米国企業については以下の目次で纏めておるぞ!

今回の記事はAAPLの銘柄解説じゃ!主に事業概要やビジネスモデルについて読んでいただきたい!

最新決算と最新のCANSLIM分析は順次上記の目次につけたしてゆくぞい!

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Apple(ティッカーシンボル:AAPL)」は言わずと知れた世界最大の時価総額を誇る企業です。2021年4月28日に2021年2Qの決算がありました。(AAPLの年度決算は9末なので1月-3月期は2Qとなります。)


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この記事はビジネスモデルなどApple全体の記事についても記載しておるからの!直近決算については目次で10番の直近決算の概要に飛んでくれると即見れるぞ!(マネリテからの引越しに伴う特殊処置です。今後は決算速報にフォーカスした記事を順次決算の度に発表していくぞ!)

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CEOはスティーブ・ジョブズからティムクックに変わってからも成長をし続けており成長する巨大企業です。時価総額は2兆ドルを超える世界最大の企業になっています。


AppleはGAFAMの中では特異な企業で収益の85%を製品の販売で占めています。以下は2020年のAppleの売上高の構成比率です。

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アップルは投資の巨人といわれるバークシャーハサウェイが5%以上の株を保有していることで有名な企業です。2021 年4月6日時点でバークシャーハサウェイのポートフォリオの43%を占めています。

本日はバフェットが保有し、世界最大の企業となっているGAFAMのエースともいえるAppleについて2021年1Qの決算の内容を交えて分析していきたいと思います。

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Appleについては今後も信太郎(Twitterアカウント)が担当していくゆえ!フォローして定期的にみてくれると嬉しいぞ!

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1.会社概要

企業名:Apple Inc. (Apple Computer)
本社:米国カリフォルニア州
設立年月日:1976年
IPO:1980年12月12日(NASDAQ)
事業概要:主要事業はiPhoneやMacbookの販売


2.会社の歴史

Appleの歴史は以下となります。創業から半世紀近く経過し、製品を時代に合わせて変えながら世界最大の企業になってきています。

1976年:スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインの3人によってビジネスパートナーシップとして設立。最初の製品はウォズニアックがすべて設計し、手作りしたコンピュータ「Apple I」。
1977年:1977年1月にApple Computerとして法人化。ロナルド・ウェインは設立12日後に去っていった。第1回West Coast Computer FaireでApple IIを発表。 創業から5年間、収益は指数関数的に増加し約4カ月ごとに倍増していった。
1980年:12月12日、アップル(ティッカーシンボル「AAPL」)は460万株を1株22ドル(2019年3月30日現在、株式分割を調整すると1株39ドル)で販売して上場。 その日のうちに、1株29ドルに上昇し17億7800万ドルの時価総額となった。
1984年:プログラム言語を持たない初のPC「マッキントッシュ」を発売。
1985年:マッキントッシュの販売不振でCEOのジョン・スカリーとの権力闘争に敗れジョブス解任。ジョブスは多くのアップル社員を率いてNeXT社を設立。ウォズニアックも同時期にAppleを去っている。
1991年:PowerBookを発表し現在の殆ど全てのラップトップの形を作ったデザインを採用した。
1997年:NeXTSTEPオペレーティングシステムとスティーブ・ジョブズを戻すためにNeXTを買収。ジョブスは暫定CEOとして製品ラインの再構築に着手。
2000年:Casady & Greene社から発売された「SoundJam MP」は、2000年にApple社が買収した際に「iTunes」と改名。
2005年:世界開発者会議の基調講演で、ジョブズは、アップルが2006年にインテルベースのMacコンピュータの生産を開始することを発表。2003年から2006年で株価は10倍以上に急騰。
2007年:社名をApple Incに改名。Macworld ExpoでiPhoneを発表。販売開始から30時間で27万台を売り上げる。
2010年:iPadを発表。iPhone4を発表。
2011年:ジョブスがCEOを退任し、ティムクックが後任としてCEOに着任。その年にジョブスは死去。
2014年:オーディオ会社Beats Electronicsを30億ドルで買収。
2016年:中国最大のハイヤー会社であるDiDiに10億ドルを投資。このころから自動運転への足がかりを作り始める。
2018年:ARゴーグルレンズ会社のAkonia Holographicsを買収。
2019年:デジタルマーケティング会社のDataTigerを買収。
2020年:AIデジタルボイス技術をもつVoysisを買収。VR企業のNextVRを買収。時価総額初の2兆ドル多声。


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創業から半世紀近く経過し、製品を時代に合わせて変えながら世界最大の企業になってきておるわけじゃな!

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今ではアップル製品がない日など考えられませんもんね!

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3.CEOの経歴

現在のAppleのCEOは2011年にスティーブジョブズの後を継いだ「ティムクック」です。彼の在任期間で3500億ドルの時価総額であったアップルを2兆ドル企業まで押し上げています。

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ティムクックはオーバーン大学卒業後、IBMのPC事業に12年間務め北米部門のディレクターを務めていました。

勤務期間中にデューク大学でMBAを取得し、Intelligent Electronics社のPC再販部門の最高執行責任者を務め、1997年にコンパック社の副社長に就任しましたが、半年でジョブズに引き抜かれアップルに入りました。

1998年にワールドワイドオペレーション担当の上級副社長としてアップルに参画し、その後ジョブズの右腕としてCOOとして活躍していました。

そして、ジョブズの健康状態悪化に伴って2011年からCEOとして輝かしい実績を残しています。

ティム・クックがアップルのどれほどの株を保有しているかは不明です。

ただ、Bloombergが試算したところクック氏の資産額は株価が株式分割をした125ドルベースで10億ドルを突破していると発表しています。

つまり保有株数は時価総額2兆ドルから逆算すると0.05%という水準であることがわかります。

小さな比率ではありますが、十分アップル株を引き上げるインセンティブがあるCEOであるということは読み取れますね。

4.プロダクト&サービス:iPhoneを中心としたメーカーとして収益を拡大!今後は広告収益の伸びも期待できる

ではAppleの製品とビジネスモデルについてお伝えしていきたいと思います。

Appleは製品を販売することを収益の中心においており全体感として2015年からの売上の構成は以下のように推移しています。

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5.売上の半分を占めるiPhone (5年平均売上成長率:▲2.33%)

やはり現在でもAppleの主力製品はiPhoneです。iPhoneはAppleの売上の約半分を占めています。

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毎年4Qに新モデルを発表するのが定例となっています。

しかし、2020年は3QにiPhone SEを導入しましたものの4Qに新モデルが登場しなかったことで2019年に比して3%のマイナスとなっています。

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なるほど。ところでここからiPhoneの伸び代はあるんですか?

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日本にいると全員もっておるから飽和しておるように思うが、新興国からするとまだまだ高いからの。経済発展によって更にマーケットサイズは拡大していくぞ!

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スマートフォンは日本の場合、各キャリアの割引制度で安くなっていたりしますが、基本は10万円以上します。

経済水準が低い国ではなかなか全員が持つことは難しいというのが現状でしょう。

しかし、世界経済が発展していくにつれてスマートフォン市場は拡大し2025年には市場規模は現在の3倍となることが見込まれています。

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また、スマートフォン市場でのアップルの立ち位置についても確認してみたいと思います。iPhoneは日本にいると覇権を握っていると思われますが、世界的には実はアンドロイドの後塵を拝しています。

2021年3末時点でのマーケットシェアは27%となっており、マーケットシェアの面でも拡大する余地は残されています。

(2021年4月6日現在)

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今これは以外でした!まだシェアたったの30%未満なんですね!Androidとか使ったことなかったので意外でした!

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そして、明るいニュースとしては米国の若い10代は88%がiPhoneを所有し、全体の90%が次はiPhoneを購入するというアンケートが得られています。

以下は投資会社Piper Sandlerの元の記載内容です。

88% of teens own an iPhone and 90% expect an iPhone to be their next phone. Both are new all-time highs
参照:Piper

今後、iPhoneの世界シェアが伸びていく可能性は十分にあることが伺い知れますね。

6.Mac(5年平均売上成長率:2.36%)

次に売上の10%を占めるのがPCのマッキントッシュです。

当サイトもMacbook Proで執筆しておりiPhoneとともに生活に欠かせない製品となっています。

ただ、PC市場は依然としてWindowsが圧倒的地位をしめておりMac OSは全体の10%という水準にとどまっています。

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Appleの中では収益成長率の比率は特段高いわけでもなく成長率も高いわけではないので、成熟事業という見方が適切だと思います。

7.iPad(5年平均売上成長率:0.42%)

iPadは売上高の約8%を占めていますが、5年間売上は横ばいでMac同様に成熟事業として捉えた方がよいでしょう。

8.その他製品(5年平均売上成長率:24.9%)

直近5年の売上の拡大をさせているのは、その他製品となっています。年率25%の勢いで伸びています。

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その他製品に含まれるのは以下じゃ!いつかこの中からiPhoneやMacのように大分類に格上げされるものがでてきそうよの!

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AirPods
Apple TV
Apple Watch
Beats products
HomePod
iPod touch

アップルは既存の地位に満足することなく常に新しい製品を生み出し続け育てているということですね。

9.今後大きな期待がもてるサービス(5年平均売上成長率:21.9%)

今までの4つが製品であるのに対してサービスは特異的な位置付けになります。

売上構成比率はiPhoneに次ぐ2番目で全体の約20%を占めます。その他製品と同じく5年平均成長率は高くAppleの成長を支えている原動力となっています。


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なるほど。ところでサービスってなんなのですか?

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サービスの内容についてAnnual Reportの内容を見てみましょう。

Services net sales include sales from the Company’s advertising, AppleCare, digital content and other services. Services net sales also include amortization of the deferred value of Maps, Siri, and free iCloud® storage and Apple TV+ services, which are bundled in the sales price of certain products.
参照:K-10

つまり、

広告
Apple Care(修理等のサービス)
デジタルコンテンツ
マップ
Siri
iCloudストレージ
等が含まれているとしています。

特に2020年度の成長はApple Careと広告とiCloudストレージが加速したとしています。

iCloudは経験あるかと思いますが、iPhoneで「もうすぐiCloudのストレージが上限です。」という通知がくることから分かると思います。

データ保存量が大きくなると有料版に課金する必要がでてくるのです。所謂、サブスク型収益というやつですね。

広告と聞いて、Appleが広告で収益を得ていることを意外に思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか?

Appleはアプリを購入できるApple StoreやApple TVで企業からの広告を掲載することで莫大な広告収入を得ています。

JP Morganのアナリスト、サミック・チャタジー氏は以下の予想をのべています。

If Apple amped up advertising in Apple TV+ and the App Store, Chatterjee says that revenues could increase 33% per year to $11 billion in fiscal year 2025, growing from an estimated $2 billion now.
参照:Apple Insider

和訳するとApple TV+やApp Storeでの広告に本腰を入れて取り組めば2019年時点で20億ドルの広告収益は年率33%で成長し2025年には会計年度で110億ドルに達する可能性があるということです。

売上ベースだと大きくないですが、広告は収益率が高いので現在の年間純利益570億ドルに与える影響は甚大といえるでしょう。

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サービス事業の伸びには大きな期待が持てるの!

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実際、決算資料でもサービス事業の粗利率は製品事業の2倍以上であることが示されています。

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10.2021年決算の概要

2021年4月28日に発表された2021年2Q決算の概要をみていきましょう。

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※YoY = year over year(前年同期比)

・APPLの2021年1Q決算は、売上$89,584M/YoY54%(アナリスト予想:$ 77.35B)。→◎
・EPSは$1.40/YoY+119.78%(アナリスト予想$0.99)→◎

・iPhone売上:$47,938/YoY65.5%(予想 $41,400M)
・MAC売上: $9,102M/YoY70.1%(予想 $6,800M)
・iPad売上: $7,897/YoY78.7% (予想 $5,600M)
・その他製品売上:$7,836/YoY24.7% (予想 $7,400M)
・サービス売上: $16,901M/YoY26.6% (予想 $15,500M)

2020年の500億ドル、2019年の750億ドルを大幅に上回る900億ドルの自社株買いを発表。6月末に終了する3Qに関するガイダンス発表はなし。

アフター:+5.6% (日本時間5:49)

※ 各製品売上予想はBarrons記事を参照しています

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10.1 順調の伸びる売上

まず事業が伸びている場合は売上高の規模が順調に伸びていきます。以下はアップルの過去からの売上高の推移と売上高成長率の四半期成長率です。

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■ 売上推移

※YoY = year over year(前年同期比)

Q2-2019:$58,015M (YoY △5.11%)
Q3-2019:$53,809M (YoY 1.02%)
Q4-2019:$64,040M (YoY 1.81%)
Q1-2019:$91,819M (YoY 8.91%)
Q2-2020:$58,313M(YoY +0.51%)
Q3-2020:$59,685M(YoY 10.92%)
Q4-2020:$64,698M(YoY +1.03%)
Q1-2020:$111,439M(YoY +21.37%)
Q2-2021:$ 89,584M(YoY +53.63%)

※Appleは年度末は9末です

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昨年の2020年3月期はコロナショックをもろに被った時期でもあったので反動で成長率は大きく加速しています。

なぜ、売上が加速しているのかについては10.4の企業KPIの項目でCNBCのレポートを元にお伝えしますので読み進めていただければと思います。

10.2 EPSとROE

売上が伸びていたとしてもEPSが上昇していなかったら意味がありません。

以下の通りEPSも順調に右肩に推移しています。

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■ EPS推移

※YoY = year over year(前年同期比)

Q2-2019:$0.62 (YoY △9.82%)
Q3-2019:$0.55 (YoY △6.84%)
Q4-2019:$0.76 (YoY 3.14%)
Q1-2019:$1.25(YoY 19.62%)
Q2-2020:$0.64(YoY 3.58%)
Q3-2020:$0.65(YoY 18.35%)
Q4-2020:$0.74(YoY △1.99%)
Q1-2020:$1.68(YoY 34.40%)
Q2-2021:$ 1.40(YoY +119.78%)

※Appleは年度末は9末です

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Appleは殆ど製造業なので利益率は広告を生業としているFacebookやGoogleよりは低くなっています。しかし、製造業というカテゴリーでみると十分高い利益率を維持しているといえるでしょう。

今期は売上総利益の上昇が著しいですね。利益体質も改善していることが見て取れます。

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製品とサービスの欄でお伝えした通り、利益率の高いサービス事業は高い成長率で成長しています。将来的には利益率は更に高くなる可能性も残されています。

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そして特筆的なのはAppleのROEの高さじゃ!次の項目でお伝えする通り自社株買を行い借金をしてレバレッジをかけていることも相まり、非常に高いROEを実現しておるぞ!

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上記は年度毎であらわしていますが、今期のROEを単純に上半期純利益52,385Mを2倍して現在の純資産69,178Mで割り返すとROE151%というとんでもない値になります。


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ROEが150%超える水準とは驚愕の水準じゃの。つまりアップルに100万円を出資したら、年間150万円の利益を生み出してくれるということじゃからな!時価総額2兆円企業で流石にワシも意味不明なんじゃが(3回くらい算盤はじいたわいw)

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10.3.自社株買を大量に行い高いEPS成長率を実現

AppleのEPSの成長が大きいのは純利益の伸びのほかに自社株買を行なっているかことが大きく影響しています。

2020年の500億ドル、2019年の750億ドルの自社株買を発表していました。しかし、今回これとは別に更に900億ドルの自社株買を発表しました。

Apple’s board of directors has declared a cash dividend of $0.22 per share of the Company’s common stock, an increase of 7 percent. The dividend is payable on May 13, 2021 to shareholders of record as of the close of business on May 10, 2021. The board of directors has also authorized an increase of $90 billion to the existing share repurchase program.

Ref: Press Release

Appleの時価総額は2.2兆ドルですので約4%の規模で新たに自社株買を行うことになります。


以下はAppleの株式数の推移ですが、大きく株式数自体を減らしていることが読み取れます。2021年3末時点で2009年の65%の株式数となっています。

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2021年2Qの自社株買は約180億ドルと時価総額22,000億ドルの0.8%という規模になっています。

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凄まじい勢いで自社株買おこなっておるんじゃな!!驚いたわい!!

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10.4 企業独自のKPI:製品とサービスの売上高の推移と比率

Appleは各製品とサービスの売上の内訳を出しているので重要なKPIとなります。

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製品に比べてサービスは利益率が高いので、今後サービスの売上が増加することでEPSの増加が見込める収益構造になります。

以下はプロダクトとサービスの比率を示したものです。

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今期は以下の通りプロダクトが大幅な伸びを記録しているので製品比率が上昇しました。

・iPhone売上:$47,938/YoY65.5%(予想 $41,400M)
・MAC売上: $9,102M/YoY70.1%(予想 $6,800M)
・iPad売上: $7,897/YoY78.7% (予想 $5,600M)
・その他製品売上:$7,836/YoY24.7% (予想 $7,400M)
・サービス売上: $16,901M/YoY26.6% (予想 $15,500M)


なぜ、ここまでの製品の伸びを実現したのかをCNBCで決算後発表されたレポートの重要部分を抽出したものが以下となります。(CEOのティムクックのインタビューも交えています)

アップルは過去数ヶ月間、消費者や企業が仕事や家にいる間の娯楽のためにコンピューターを購入したことで、パンデミックによって事業が活性化したと述べてきました。

しかし、アップル社の今期の好調な業績は、経済が再開される中で、この傾向が続く可能性を示唆しています。 Macの売上高は前年同期比で70%増加しました。

クック氏は、この結果について、インテル社が販売するプロセッサの代わりに、より長いバッテリー駆動時間を実現する独自のM1チップを採用したMacラップトップを発表したことが「後押しになった」と述べています。

 iPadの売上高は前年同期比で約79%増加しました。これらの結果には、同社が3月に発表したiPad ProやiMacのモデルは含まれておらず、これらのモデルがさらなる需要を牽引することが期待されます。

 "クックはCNBCのジョシュ・リプトン記者に対し、「Macの初回購入者数は好調で、引き続き50%弱の伸びを示しています。"そして、中国ではそれよりも高く、約70%程度になっています。」と述べています。

iPhoneも、今期は好調な結果となり、現在の年間サイクルが鈍化するのではないかという懸念を払拭しました。昨年、アップル社は外観デザインを一新し、5Gに対応したiPhoneを発売しましたが、多くの投資家はこれが大きなアップグレードサイクルを促す可能性があると考えており、今期の結果はそれを示しています。

大中華圏ではアップルの売上高は前年同期比87%以上増加して177億3,000万ドルとなり売上高の上昇を索引しています。

 また、iCloud、App Store、Apple Musicなどのサブスクリプションを含む、Appleの利益率の高いサービス事業も26.7%の成長を示しました。Appleがサービス事業の成長を示す指標のひとつとして挙げているのが、App Storeを通じたサブスクリプションです。

"クックはCNBCに対し、「当社は現在、プラットフォーム上のサービス全体で6億6,000万件以上の有料会員を抱えており、前四半期比で4,000万件増加し、3,500万件から加速しています」と述べています。

しかし、アップル社のApp Storeは、コストがかかりすぎ、権限が強すぎるという議員や企業からの異議申し立てを受けています。App Storeのポリシーをめぐっては、FortniteのメーカーであるEpic Games社との間で、注目すべき裁判が来週開始されます。


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経済再開しても力強い成長の継続に自信をみせておるの!

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10.5 高いレバレッジをかけている財務状況

次に財務の健全性とキャッシュフローをみていきます。ROEとROAに乖離があったことから、ある程度の借金でレバレッジを効かせていることがわかりますので紐解いていきましょう。

アップルの有利子負債の推移は以下の通りとなっています。近年増えていませんが1000億ドル以上の借金を行なっています。

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ただ、総負債比率(負債÷総資産)は80%近い水準となっています。かなり事業にレベレッジをかけていることがわかります。

近年の自社株買によって資本を圧縮していることも要因として挙げられます。

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ただ、負債の多くを占める有利子負債に関しては追って説明する営業CFの12四半期分未満ですので、さほど気にする水準ではありません。

重要なのは支払利息が純利益を圧迫していないかという点です。

今期(2021年1Q)でみてみると支払利息はまだPress Releaseを見る限りでていませんが、営業外収益が508Mとなっていることから、純利益を圧迫する水準とはなっていません。

因みに2020年通期でみると、

売上 274,515 mil USD
純利益 57,411 mil USD

に対して支払い利息は2,873mil USDという水準になります。売上の約1%、純利益の5%という水準なので支払い利息が収益を圧迫してはいません。


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凄まじい勢いで自社株買おこなっておるんじゃな!!驚いたわい!!

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10.6 CF(営業CF,投資CF,財務CF)

次にキャッシュフロー計算書について見ていきます。以下は年度毎のAppleのキャッシュフローの推移となります。

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アップルの直近の2021年3末決算のCFは以下の通りとなります。

営業CF:$62,744M  (前年同期 13,331M)
投資CF:$△18,952M (前年同期 △9,013M)
財務CF:$△32,249ドル (前年同期 △20,940M)

今期の純利益が$23,630Mですが、減価償却費をはじめとした非現金性の損失があったため営業CFはM62,744Mという高水準になります。特筆すべきは前年同期比で370%の協力な伸びを記録している点です。

借金は$108,642M抱えていますが、現在のペースの営業CFですと2四半期分で返済が可能な水準となります。 潤沢なCFを元手に借り入れを行い自社株買を行なって株主還元をおこなっているのです。


やはり注目すべきは財務CFの大きさです。これは先ほどお伝えした自社株買と配当金による株主還元のための資金の流出です。

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2013年頃から配当金と自社株買を積極的におこなっており、時を合わせて負債が増えています。つまり、アップルの経営陣は自社の株が魅力的であるというアナウンスを込めて借金と営業CFを活用して自社株買を積極的に推し進めているということがわかりますね。

ちなみにアップルの総還元性向は100%近い水準になっています。つまり純利益の殆どを配当金と自社株買いに使っているということですね。


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自社株買を用いて株主に還元しておるわけじゃな!!

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10.7今後のガイダンス

決算では今後のガイダンスは示されておらず、コロナによる不透明感は引き続きあるとのコメントにとどまっています。

ただ、先ほど10.4の企業KPIで述べた通り、CEOのティムクックは継続的な成長に自信をのぞかせています。

それでは市場が今後の業績をどうみているのかYahoo financeのアナリスト予想をみていきましょう。

(2021年5月1日時点)

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6末の決算のEPSは0.97が予想されています。因みに決算が終わった直後のまだ更新されていない予想では6末は0.82になっていました。

(2021年4月29日時点)

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6末の3Qは今回の決算を受けて0.82→0.97と大きく上方修正されておるの!

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因みにEPSの今後の予想も以下の通りとなっています。

(2021年5月1日時点)

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因みに決算前のデータだと以下の通りとなっています。紛らわしいですが下記のNext Quarterとは上記のCurrent Quarterのことです。

(2021年4月29日時点)

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今年の成長率は36%から51.8%に格上げされ、今後5年間の年率成長の14.94%から16.95%の予想に加速しています。


また、アナリストが次のEPSに対して、直近3ヶ月でどのように見通しを変えてきているかのトレンドも見てみましょう。トレンドは2月前から不変ですね。ここも6月末の3Q決算に向けて更新がまたれるところです。

(2021年5月1日時点)

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これも、紛らわしいですが下記のNext Quarterとは上記のCurrent Quarterのことです。

(2021年4月29日時点)

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ミネルビ二も決算に向けてアナリストが予想を上方修正する企業は期待が見てると言っておるからの!これは重要な情報ぞ!6末決算の前にもしっかりと確認していこうぞ!

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売上に関しても6末決算に関して決算前の68.94Bから72.65Bまで大きく上方修正されています。

(2021年5月1日時点)

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(2021年4月29日時点)

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10.8 現在のAAPLの株価チャート

では2021年4月29日現在での株価チャートをご覧ください。以下の通り最高値の145.09から市場の影響もあって下落して再びベースを形成しています。

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より詳しくDailyのチャートで見ていきましょう。最高値145.09から直近安値116.21までの下落幅は20%でありカップウィズハンドルのベースの下落幅として健全な範囲です。

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Cup with handleってそもそも何?という方は以下のツイートをご覧ください。成長株投資の神様であるオニールが最も株価が上昇しやすい株価パターンとして著書で紹介しているパターンです。


アフターで136ドルとなっており、ここから振り落としをこなしながら出来高を伴って最高値145.09をブレークアウトする局面では買い増しをしていこうと考えています。

11.オニール流のCANSLIM考察でAAPLを紐解く!

今までファンダメンタルについてまとめてきましたが、それでは投資対象としてどうなのかオニール流に分析していきたいと思います。

■ C(Current Quartery Earnings):
当四半期のEPSが上昇していること。少なくとも18-20%、出来れば40%-100%、好況期であれば200%以上が好ましい。

成長率は高ければ高いほどよいが最近の四半期のどこかで加速的に上昇していることが必須。同様に四半期売上も加速的に上昇しているか25%以上上昇しているべきである。

■ A(Annual Earnings Increase):
年間の収益増加。過去3年間毎年大きな収益増加(25%以上)を続け、ROEは17%以上であること。ROEが低すぎる場合は、税引き前利益が高いことが必須。

■ N(New Products, New Management, New Highs):
新製品、新経営陣、新高値。新製品や新サービス、新経営陣、あるいは産業状況にみられた新たな変化などを探す。何よりも重要なのは、正しく形成されたベースから抜け出て新高値をつけ始めた銘柄を買うこと。

■ S(Supply and Demand):
株式の需要と供給。時価総額が大きすぎて尚且つ浮動株比率が高いとなかなか株価が動きにくい。

また経営陣の持株比率が高いと期待が持てる。適切に形成されたベースから抜け出す時に出来高が増加する銘柄を探す。

■ L(Leader or Laggard):
主導銘柄か停滞銘柄か。マーケットを索引する主導銘柄を買うこと。特定の分野や地域で首位をいく企業の株を買うこと。殆どの主導株はレラティブストレングス指数が80-90以上。

オニールの運営するInvestors Business Dailyでも強気相場であれば総合評価が90以上。

■ I(Institutional Sponsorship):
機関投資家による保有。機関投資家による買いが増加しちえる銘柄を買うこと、そして少なくとも最近の投資成績がトップの投資信託マネージャーが買っている銘柄を選ぶこと。

■ M(Market Direction):
たとえ銘柄選択があっていたとしても強気相場の中で投資をしないと4分の3は失敗するとしています。

あくまで投資は強く相場の中で行う必要があることを強調しており、最も相場環境を見極める方法について紙面を割いています。マネリテ編集部では毎週オニール流に従って相場見通しを執筆しています。(フォローお願いします!!)


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C:◯
A:×
N:△
S:△
L:◯
I: ◯
M:◯

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11.1  C(=Current Quarterly Earnings)△

当四半期のEPSが上昇していること。少なくとも18-20%、出来れば40%-100%、好況期であれば200%以上が好ましいとされています。

そして直近のEPS成長率の増加幅が以前より高くなっている必要があります。AAPLのEPSの推移を見てみましょう。

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直近のEPS成長率を含めた過去5四半期のEPS成長率は以下となります。

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■ EPS推移

※YoY = year over year(前年同期比)
Q2-2020:$0.64(YoY 3.58%)
Q3-2020:$0.65(YoY 18.35%)
Q4-2020:$0.74(YoY △1.99%)
Q1-2020:$1.68(YoY 34.40%)
Q2-2021:$ 1.40(YoY +119.78%)

※Appleは年度末は9末です

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直近EPSは2四半期連続で大きく加速していますね。コロナの影響もあり2020/2Qから2020/4Qは成長率が低迷しましたが、(AAPLの決算末は9月)

まだコロナが顕在化していなかった2019/1Qと比べても成長率が加速しているのはポジティブといえるでしょう。

また、売上高は直近決算で最低でも25%以上の年率成長が必要としていますが、残念ながら達していません。(というより世界一の規模の企業で25%も成長したら恐ろしいのですが….)

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直近決算で54%の上昇となっており十分「C」の条件を満たしています。

11.2 A(=Annual Earnings Increase)×

過去3年のAnnual EPSが増加している銘柄を選べとしてます。以下はAppleの年間ベースのEPSの推移です。

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過去3年の平均EPS成長率は以下の通りとなります。

スクリーンショット 2021-04-26 16.57.09

オニールは3年連続でEPSは上昇する必要があるとしています。2020年はコロナの影響で成長が減速するのはある程度仕方ありません。

しかし、2019年の成長率がマイナスなのは深刻ですね。理由について2019年度の年次報告書には以下のように書かれています。

Total net sales decreased 2% or $5.4 billion during 2019 compared to 2018, driven by lower net sales of iPhone, partially offset by higher net sales of Wearables, Home and Accessories and Services in all geographic operating segments. The weakness in foreign currencies had a significant unfavorable impact on net sales during 2019.

2019年10K

単純に主力であるiPhoneが不調だったことが要因ということですね。確かに2019年のiPhoneの売上高は前々年の2017年と同じ水準になっていますね。

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あと外国通貨がよわ含みドル建てでの売上高が弱くなったともしています。約55%が海外売上であることを考えるとインパクトは大きそうですね。

3年連続の増益を満たしていないのは残念ですね。

ただ、オニールが基準とするROEの基準である17%は大幅に上回っていることはポジティブな点です。

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上記は年間ベースですが、2020年3Qから2021年2Qの純利益76,311Mを株主資本69,178Mで割り返すとROEは110.3%という脅威的な水準となっています。

ただ、あくまで過去3年の純利益という観点では要件を満たしていないので残念ながらAは×とさせていただきます。(ただ2021年の通期が終われば、Aもプラスに転換します)

11.3 N(=New Products, New Management, New Highs)△

依然としてiPhoneが半分以上の売上構成を占めます。しかし、利益率が高いサービス事業の比率は徐々に上昇してきています。

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今後、更に広告やiCloudの進展でサービス業の成長が高まれば高利益率の体質になり純利益が飛躍的に増加することが見込まれます。現状、主要事業に成長していないことを加味して△とします。

また新高値は145.09となっています。新高値が近づいてきています。

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11.4 S(=Supply and Demand) △

S(=Supply and Demand)は株式の需給です。まずは浮動株比率をみていきます。以下はAppleの発行済株式数と浮動株です。

(2021年4月29日時点)

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16800milの発行済株式数に対して浮動株は16620milと浮動株比率は98.90%となっています。

200兆円企業なので値動きはそもそも鈍く、浮動株比率も大きいので株式の供給は十分にあり需給は逼迫しにくいためネガティブです。

また大企業においては経営陣が1%-3%保有しているのが望ましいとされていますが、CEOのティムクックでも0.05%となっています。(0.05%でも1000億円と巨額なので十分インセンティブはありますが…)

ただ、積極的に大量に自社株買を行っているので供給量を削減していることを考えると非常にポジティブです。

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アップルの自社株買の規模は通常の企業の自社株買を大きく上回っていますからね。

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最後に出来高が重要な指標となります。株価を大きく動かす要因は機関投資家の売買です。

(2021年4月29日時点)

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最高値の145.09をつけてから大きな出来高を伴って下落して116.21まで約20%下落しました。

そこから出来高を伴いながら短期筋の売りをこなしながら3月26日に118.26の押しを作ってから上昇に転じています。


直近株価が横ばいですが出来高が枯れてきているため、売り玉が消化されている可能性があります。(この出来高をどうみるかは正直難しいですね)

11.5 L(=Leader or Laggard)○

業界の中で主導的な動きをしている銘柄かどうかも重要になります。

アップルはInvestors Business Dailyでは「TelecomーConsumer Products」の中では主導的な企業となっています。

(2021年4月29日時点)

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11.6 (= Institurional Sponsorship) ○

結局のところ株価が本格的に上昇するためには機関投資家の買いが必要不可欠です。

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2021年3末時点で27%がファンドによって保有されています。意外だったのは2021年2月から3月の下落相場を経ても機関投資家の数が増えていることです。

引き続きアップルは機関投資家を引きつけてあるといえるでしょう。

また、以下は機関投資家の保有数量の推移です。

スクリーンショット 2021-04-26 17.50.23

昨年、大幅に機関投資家が買い集めたことが伺えます。


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あれ、けど直近機関投資家の保有数量が・・・

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案ずるでない。機関投資家は決算期から45日間でレポートを提出するゆえ、5月中盤にならんと最終的な保有数量の集計はおわらんのよ。

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機関投資家も注目している銘柄であるということができます。以下が機関投資家の上位保有です。

(2021年4月26日時点)

【機関投資家】

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【投資信託】

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やはり上位はBlackRockやVanguardやState Streetなどのパッシブファンドとバフェットのバークシャーハサウェイが占めています。

ただ、機関投資家第7位のT. Rowe Price Associates Incは優れたパフォーマンスを叩き出しています。

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素晴らしいファンドもAAPLを買ってきているということですね。

11.7 M (= Market Direction)

市場全体がUptrendなのかどうかという点は非常に重要になります。

アップルが上場しているのはナスダックです。ナスダック総合指数は2月から3月の下落相場を乗り越えて今週最高値を伺う動きとなっています。

(4月29日時点)

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マーケット動向については継続的にこのマガジンでオニール流に発信していくぞ!定期的にみてくれると嬉しいわい!(フォローお頼む申す!)

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12.2021年4月29日時点の株価チャート

今まではファンダメンタルについて確認してきました。しかし、それだけではまだ必要な確認事項の半分しか満たしていません。

ファンダメンタル的に優れていてもエントリーするポイントを間違えてしまっては素晴らしいリターンは得られないからです。

では2021年4月29日時点の最新のAppleの週足チャートを見てみましょう。

直近のベースをカップウィズハンドルとみると見るならば135.53がBuy Pointになりますし、より保守的にみるならば145.09がBuy Pointとなります。

スクリーンショット 2021-04-29 18.18.08


カップウィズハンドルについては以下で確認していただければと思います。


本日決算を受けて135.53を超えることは確実なので様子をみるか、最高値を超える瞬間を待つか悩みどころではあります。

筆者は既に134ドルで保有しているため(エントリーを以前間違えました)、高値抜けまで買い増しは慎重にまとうと考えています。

13.まとめ

2021年2Q決算を受けて詳しく洞察してきました。

時価総額は約200兆円と世界最大
直近2021/3末決算は売上、EPSともに予想を大幅にBeat
iPhoneの売上が約半分をしめ、製品全体で85%を占める。
iPhone、iPad、Macの売上が2QでYoY70%程度売上が急伸した
粗利率が高いサービス事業も26%の高成長がアップルのEPS成長を索引
自社株買いを積極的に行なっておりEPS成長の大きな要因になっている
ROEは100%超えと驚異的な水準になっている
借金の絶対額は多いが営業CF2四半期分で賄える水準
自社株買と配当による高い総還元性向によって株主還元している
CEOは今後も売上EPS成長共に高い水準を見込んでいる
機関投資家の購入も増えている
レラティブストレングスは60台と弱いのが懸念
現在チャートはベースを形成中で今後カップウィスハンドルの形成を待って145.09での買を目指す。



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