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メール配信技術note

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センドマジック関連の他にメール配信全般の技術情報をお届けします
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#メール

SMTP応答コード【J:COM編】

前回までのnoteでは、携帯キャリア【docomo、au、SoftBank】、Gmail、Yahoo!メール、iCloud系、Microsoft系のエラーコードとエラー理由を紹介しました。 今回のnoteではJ:COMのメールのエラーコードについてエラー理由を解説します。 ■ J:COM【エラーコード550】・存在しない宛先にメール送信した。 ・エラーメッセージ:550 Invalid recipient: xxx@jcom.home.ne.jp 存在しない宛先にメール送

SMTP応答コードについて【Gmail編】

前回までのnoteでは携帯キャリア【docomo、au、SoftBank】のエラーコードとエラー理由を紹介しました。 今回のnoteではPCメール編となり、Gmailのエラーコードについてエラー理由を解説します。 Gmail【エラーコード550】 ①存在しない宛先にメール送信した ・エラーメッセージ:550-5.1.1 The email account that you tried to reach does not exist.  Please try double-

SMTP応答コードについて【SoftBank編】

前回までのnoteではdocomo、auのエラーコードとエラー理由を紹介しました。 今回のnoteではSoftBankのエラーコードについてエラー理由を解説します。 SoftBank【エラーコード550】 ・存在しない宛先にメール送信を行った。 ・エラーメッセージ:550 Invalid recipient: <xxx@i.softbank.jp> 存在しない宛先にメールを送信すると550エラーが発生します。 存在しない宛先を多く含む配信を行いますと、ブロッキングの原因

SMTP応答コードについて【解説TOP】

今回は、SMTP応答コードについて解説します。 送信したメールが何らかの理由でエラーとなり届かなかった場合、メールサーバの配信ログやバウンスメールに記載されたSMTP応答コードを確認することで、どのような問題が発生したのか大まかに把握することができます。 SMTP応答コードは、世界共通となるインターネット通信規格RFCによって定義されており、3桁の数字とそれに続くテキストで表されます。 それぞれの桁の数字によって送信成功・失敗の意味を示しています。 主なSMTP応答コー

Gmailで「〇〇経由」と送信者名の横に表示される理由とは?

センドマジック株式会社です。 今回は、Gmail宛ての配信で下記の画像のように、受信したメールの送信者名情報の横に「〇〇経由」と表示される理由について解説します。 なぜ、このように経由表示されてしまうのかと、表示させないようにする対処方法を紹介します。 〇〇経由と表示される理由Gmailでは、以下両方の条件を満たす場合に送信者情報の横に「〇〇経由」と表示されます。 例えば、メール配信サービスを利用したメール配信のケースでよく見られます。 (ヘッダfromには自社のドメイン

【迷惑メール対策】メールフィルター解説【SoftBank編】

これまでのdocomo編、au編に続き、ソフトバンク(@softbank.ne.jp/@i.softbank.jp)が設けているメールフィルターの詳細とフィルターに該当しないためのワンポイントアドバイスを記事にしました。 SoftBank宛のメールが届いていないときなど、メールフィルターの規制対象となっていないか参考いただければと思います。 SoftBankのメールフィルター優先順位各フィルターはユーザー側で組み合わせて設定することができます。 受信・拒否設定を組み合わせて

【迷惑メール対策】メールフィルター解説【au編】

前回のdocomo編に続き、au(au.com/ezweb.ne.jp)が設けているメールフィルターの詳細とフィルターに該当しないためのワンポイントアドバイスを記事にしました。 au宛のメールが届いていないときなど、メールフィルターの規制対象となっていないか参考いただければと思います。 各メールフィルター優先順位各フィルターはユーザー側で組み合わせて設定することができます。 以下の優先順位でフィルターが反映されるため、ウイルスメール規制に該当したメール以外は、送信元のメール

【AWS】パブリッククラウドでのSENDMAGIC導入について①

今回はAmazon Web Services (以下AWS)のインスタンス上にSENDMAGICを設置するときについてです。 注意点と配信前に確認いただくポイントを紹介します。 外向き25番ポートを申請すると開放できるAWS上にSENDMAGICを設置して、メール配信することができます。 しかし、スパムメール対策としてAWSのEC2インスタンスからは、外向き25番ポートが通常は閉じられています。 このままだとメール送信ができない環境ですが、AWSルートアカウントで専用フォ

STARTTLSとは?

今回は、メールセキュリティ対策のマストとなっているSTARTTLSについて紹介していきます! STARTTLS(スタート・ティーエルエス)とはメールの通信経路を暗号化する手法の一つです。 STARTTLSではSMTP通信の途中でSSL/TLSで暗号化された状態に切り替えます。 暗号通信への切り替えを要求するコマンドの名称でもあります。 メールサーバの送信・受信の双方がSTARTTLSに対応している場合、TLS暗号化通信でメールのやり取りが行われます。 なお、どちらか一方S

メールのデーサイズ確認方法

今回はメールデータサイズの確認方法についてです。 おおよその1通サイズを知っておくことでシステムの負荷計算などに役立てられます。 メールデータのサイズはヘッダー+本文+添付ファイル容量で決まる1通のメールデータは、メーラーで普段見えている部分(メール本文と添付ファイル)の他に、ヘッダーにもテキストデータが使われていることに注意しましょう。 1通のメールをPCに保存し、プロパティから保存したemlファイルのサイズを確認できます。 ※Windowsの場合、拡張子がemlになる

IPウォームアップとは

今回はメール送信IPアドレスのウォームアップについてです。 ウォームアップについてはコチラのnoteでIPレピュテーションとともに少し触れました。 IPウォームアップがなぜ必要なのか、どのように配信実績をあげていけばよいのかをざっくり紹介します! なぜIPウォームアップが必要?IPウォームアップとは、送信IPアドレスのレピュテーション(評価・信頼度)を向上させることを言います。 IPウォームアップが必要な理由、それは受信サーバ(側のシステム)に送信IPを信頼してもらい、

<全4回>迷惑メールと判定される要因とは~④メールコンテンツに問題がある

配信したメルマガが「迷惑メール扱いされてしまう」といったことはありませんか? ユーザーとのコミュニケーションツールであるメールですが、ユーザーにきちんと届いてメールを見てもらえなければ意味がありません。 そこで今回は、迷惑メールと誤判定される主な要因と迷惑メールと判定されないための対処方法を全4回にわたって解説していきます。 【迷惑メールと判定される主な要因】 ①メール配信環境が適切ではない ②なりすましメールと判定されている ③配信方法・運用方法に問題がある ④メールコ

メルマガ担当必見!メールが届かないユーザーへの2つの対処方法

「会員登録したのにメールが来ない!」「メールマガジンが届いてない」等、ユーザーからのお問合せやクレームを受けたときに、一早くメールが届くように対処するために受信ユーザー側で確認・設定してもらう方法をご紹介します。 対応1.受信側で問題ないか確認をしてもらおうメールが届いていない原因は様々ですが、受信側が原因でメールが届かないケースが多くの割合を占めています。 受信側の原因として考えられる以下の項目に該当していないか、まずはユーザー様に確認してもらいましょう ・登録したメ